遥か沖で沸き立つナブラ、水面を割る巨大な魚体。そんな夢のような光景を前に、信じて投げ続けられるルアーをあなたは持っていますか。一瞬のチャンスをモノにするためには、ルアーへの絶対的な信頼が不可欠です。
しかし、プラスチック製のルアーでは、強烈な魚のパワーにボディが破損したり、フックを伸ばされたりといった不安が常に付きまといます。そんな極限状況でこそ真価を発揮するのが、海の覇者ラパラ カウントダウン マグナムです。このルアーは、生半可なターゲットを相手にしません。その視線の先にあるのは、カツオやシイラ、そしてブリやヒラマサといった屈強な青物のみ。
なぜこのラパラ カウントダウン マグナムが、世界中のビッグゲームアングラーから最終兵器として選ばれ続けるのか。その秘密は、天然木を削り出した堅牢なボディと、すべてを見通したかのような設計思想にあります。この記事では、その圧倒的な性能と具体的な使い方、そしてモデルごとの特性を徹底解説します。
- マグロすら仕留めるラパラ カウントダウン マグナムの圧倒的な剛性の秘密
- 青物に効くただ巻きと高速リトリーブを主体としたシンプルな使い方
- ターゲットのサイズやベイトに合わせた7cmから18cmまでのモデル選択術
- ショア・オフショア問わず大物を獲るためのおすすめモデルとカラー
なぜ大物はラパラ カウントダウン マグナムに口を使うのか?

- 破壊不能!アバシウッドと貫通ワイヤーがもたらす究極の剛性
- 基本はただ巻き!マグナムならではの使い方と高速リトリーブの威力
- ショアもオフショアも!青物を中心とした魅惑のターゲットたち
- 7から18まで!ベイトに合わせるサイズセレクト術
- 飛距離の壁を越えろ!マグナムを活かすタックルとキャストのコツ
1. 破壊不能!アバシウッドと貫通ワイヤーがもたらす究極の剛性
ラパラ カウントダウン マグナムを手にした瞬間、誰もがその堅牢さに驚くはずです。プラスチックルアーのような軽薄さや空洞感は一切なく、中身の詰まった塊としての存在感を放っています。その秘密は、ボディ素材に採用されているアバシウッドという硬質天然木にあります。
通常のバルサ材よりも遥かに高い密度と強度を誇るこの木材を、贅沢に削り出して作られているのです。さらに、その信頼性を決定的なものにしているのが、ボディ内部を一直線に貫くステンレス製の貫通ワイヤー構造です。
これにより、アイからフック、そしてテールまでが一体化。たとえ獰猛な魚の牙によってボディが傷だらけになろうとも、ワイヤーが繋がっている限り、ファイトを続けることが可能です。リップもボディに固定されたメタルリップを採用し、岩礁へのヒットや魚との激しいファイトでも破損することはまずありません。
この破壊不能ともいえる究極の剛性こそ、アングラーが安心してフルパワーのファイトを挑める絶対的な理由。人生を懸けた一匹と対峙する時、この信頼感が最大の武器となるのです。
2. 基本はただ巻き!マグナムならではの使い方と高速リトリーブの威力
ラパラ カウントダウン マグナムの使い方は、驚くほどシンプルです。小手先のテクニックは一切不要。基本はキャストして狙いのレンジまで沈め、あとはただひたすら巻き続けるだけ。このルアーは、高速リトリーブで引かれることを前提に設計されており、スピードを上げるほどに安定した力強いウォブリングアクションを発生させます。
このアクションは、広大な海の中からでもターゲットを呼び寄せる強烈なアピール力と、高速で逃げ惑うベイトフィッシュの動きを完璧に再現。特に青物やカツオ、シイラといった遊泳力の高い魚は、速い動きにめっぽう強く、中途半端なスピードのルアーには見向きもしないことが多々あります。
そんな彼らの捕食スイッチを強制的にオンにするのが、マグナムのハイスピードリトリーブなのです。また、カウントダウンの名を冠する通り、沈下速度を利用したレンジコントロールも可能。表層の早巻きだけでなく、中層やボトム付近をじっくりと探ることもできます。オフショアではトローリングルアーとして世界的な実績を誇ることからも、そのただ巻き性能の高さは折り紙付き。信じて巻くだけ、それがマグナム流の使い方です。
3. ショアもオフショアも!青物を中心とした魅惑のターゲットたち
ラパラ カウントダウン マグナムがターゲットとして見据えるのは、海の食物連鎖の頂点に君臨するパワフルなフィッシュイーターたちです。その筆頭は、なんといってもブリやヒラマサ、カンパチといった青物。ショアからのキャスティングゲームでは、その強靭なボディと安定したスイム性能で、荒れた磯や潮の速い海峡でも確実に魚を誘い出します。
オフショアのキャスティングやジギングのフォローベイトとしても、その威力は絶大です。夏を象徴するターゲットであるシイラやカツオにとっても、マグナムの作り出す水押しと波動は抗いがたい魅力。ナブラ撃ちでは、他のルアーを尻目に猛烈なバイトを誘発します。
さらに、そのポテンシャルはメータークラスのサワラや、GT(ロウニンアジ)、そしてキハダマグロといった夢の超大物までをも射程に収めます。実際に、世界中で数々の巨大魚がこのルアーによってキャッチされてきた歴史が、その実力を何よりも雄弁に物語っています。このルアーをタックルボックスに入れるということは、まだ見ぬ大物への挑戦権を手に入れることと同義なのです。
4. 7から18まで!ベイトに合わせるサイズセレクト術
ラパラ カウントダウン マグナムは、CDMAG7(7cm)からCDMAG18(18cm)まで、多彩なサイズがラインナップされており、フィールドの状況やメインターゲット、そして捕食されているベイトのサイズに応じて的確に選択することが釣果への最短距離となります。
シリーズ最小のCDMAG7は、イワシなどのベイトが小さい場面や、ボートシーバス、サワラのナブラ撃ちなどで活躍します。CDMAG11は、ショア・オフショアを問わず、最も汎用性が高く、一本選ぶならまずこのサイズでしょう。ワラサクラスの青物やカツオ、シイラにジャストフィット。
CDMAG14は、さらにアピール力を高めたい時に投入します。ブリやメーターオーバーのシイラなど、より大型のターゲットを狙う際の主力となります。そしてシリーズ最大級のCDMAG18は、まさに夢を追うためのモデル。キハダマグロやGTなど、規格外のパワーを持つ相手に挑むための最終兵器です。
重要なのは、ターゲットの大きさだけでなく、その時に彼らが何を食べているかを見極めること。ベイトサイズにルアーを合わせるというマッチザベイトの考え方が、このルアーの性能を100%引き出すための鍵となります。
5. 飛距離の壁を越えろ!マグナムを活かすタックルとキャストのコツ
多くのインプレで語られるように、ラパラ カウントダウン マグナムは、重心移動システムを搭載した最新のプラスチック製ルアーと比較すると、飛距離の面で劣るのは事実です。これは、比重の軽い天然木をボディに使い、固定重心で設計されているためです。しかし、この事実は決して弱点だけを意味しません。
むしろ、飛距離よりも大切な性能を追求した結果なのです。大切なのは、このルアーの特性を理解したタックルセッティングとキャストです。ロッドは、ルアーウェイトをしっかりと乗せて曲げこめる、張りのあるショアジギングロッドやオフショアキャスティングロッドが適しています。キャストの際は、力任せに振り抜くのではなく、テイクバックを大きくとり、ロッドの反発力を最大限に利用して弾き出すように投げると飛距離を伸ばすことができます。
また、マグナムが真価を発揮するのは、ただ遠くに投げることではなく、ナブラのど真ん中や潮目、根の際といったピンスポットへ正確に撃ち込む場面です。絶対的な信頼性を持つこのルアーだからこそ、アングラーは安心してポイントへアプローチできるのです。飛距離はあくまで要素の一つ。それを補って余りある圧倒的な釣獲力を、ぜひ体感してください。
これで大物を獲る!状況別カウントダウンマグナム最強セレクション5

- Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 11cm 24g シルバー
- Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 14cm 36g レッドヘッド
- Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 7cm 12g イワシ
- Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 11cm 24g カツオ
- Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 18cm 70g シイラ
1. Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 11cm 24g シルバー
もしあなたがこれからラパラ カウントダウン マグナムの世界に足を踏み入れ、ショアから、あるいはオフショアから、本気で青物を狙いたいと考えるなら、最初に手にすべき一本は間違いなくこのCDMAG11 シルバーです。
なぜなら、このモデルこそがマグナムシリーズの中核を成し、日本の近海におけるあらゆる状況で答えを導き出してくれる基準となる存在だからです。11cm/24gというスペックは、標準的なショアジギングタックルやオフショアキャスティングタックルで最も扱いやすく、ワラサやイナダ、カツオ、シイラといった最も身近なパワーファイターたちをターゲットにするのにまさに完璧なサイズ。
そして、数あるカラーの中でシルバーを選ぶべき理由は、その圧倒的なまでの汎用性にあります。ベイトフィッシュの基本であるイワシやキビナゴを模したその輝きは、晴天の日中には太陽光を乱反射して強烈にアピールし、朝夕のマズメ時や曇天時には鈍い光で魚を誘います。状況を選ばず、どんな時でも信じて投げられるという安心感は、アングラーにとって何よりの武器となるでしょう。
このルアーの使い方はただ一つ、高速で巻くこと。その力強いウォブリングアクションとフラッシングは、どんなにタフな状況でも魚の捕食本能をこじ開けます。あなたの夢への挑戦は、この一本から始まります。
2. Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 14cm 36g レッドヘッド
標準サイズでは物足りない。もっと大きく、もっと強いアピールで、群れの中で最もコンディションの良い個体だけを選んで釣りたい。そんな野心的なアングラーの欲求を満たすのが、このCDMAG14 レッドヘッドです。11cmからサイズアップした14cm/36gのボディは、水中で圧倒的な存在感を放ち、より遠く、より深い場所にいるターゲットにもその存在を気づかせます。
ブリクラスの青物やメーターオーバーのシイラ、大型のサワラなど、ワンランク上の獲物を狙うためのパワーとアピール力がこのモデルには宿っています。特にレッドヘッドというカラーは、マグナムシリーズの歴史において数々の伝説を築き上げてきた伝統色。白いボディは膨張色としてルアーのシルエットを大きく見せ、赤いヘッドは魚にとって格好のバイトマーカーとなります。
これにより、ミスバイトが減り、フックが口の周りにしっかりと掛かる確率が高まるのです。特に、海が荒れていたり、濁りが入っていたりする状況下で、このカラーの視認性の高さは絶大な効果を発揮します。また、その重量を活かした沈下スピードは、通常のミノーでは届かない深場のレンジを直撃することも可能にします。
他のアングラーが攻めあぐねている状況で、あなただけがこのルアーを深場に送り込み、大物を引きずり出す。そんなドラマチックな展開を現実のものにしてくれる一本です。
3. Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 7cm 12g イワシ
ビッグゲームだけがマグナムの舞台ではありません。その圧倒的な基本性能を、より身近なターゲットやテクニカルな状況で活かすために生まれたのが、シリーズ最小モデルのカウントダウンマグナム7です。このルアーが真価を発揮するのは、ターゲットが捕食しているベイトがシラスや小型のカタクチイワシといった小さな魚である場面。
大型のルアーには全く反応しないセレクティブな状況下で、このリアルな一口サイズのシルエットは、フィッシュイーターたちの警戒心をいとも簡単に解いてしまいます。ボートからのシーバスゲームや、サワラのスーパーボイル、あるいは堤防からのカツオ狙いなど、その活躍の場は無限大。
そしてイワシカラーは、日本の沿岸で最も普遍的なベイトフィッシュを完璧に再現した、まさにマッチザベイトの切り札。背中の青、側面のシルバーホログラム、腹部のパールホワイトが織りなす配色は、もはや餌と見紛うほどのリアルさです。小さくてもその魂は紛れもなくマグナム。貫通ワイヤーとメタルリップを備えたタフな構造は健在で、不意にヒットする大型魚とのファイトでも全く不安はありません。
喰わせの能力と剛性を高次元で両立させたこの小さな巨人が、あなたの釣りの引き出しを増やし、タフな状況を打開する鍵となるでしょう。
4. Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 11cm 24g カツオ
青物は青物を捕食する。海の食物連鎖の現実を、最も忠実にルアーへと落とし込んだカラー、それがこのカツオカラーです。特にヒラマサやブリといった大型の青物は、サバやアジといった自分たちと同じ青魚を好んで捕食する傾向があります。
そんな状況下で、このリアルなカツオカラーを投げ込むことの意味を想像してみてください。それは、猛獣の檻の中に、最も好物の餌を投げ入れるようなもの。ターゲットの理性を吹き飛ばし、本能を剥き出しにさせるほどの破壊力がこのカラーには秘められています。
CDMAG11という最も汎用性の高いサイズにこのカラーを組み合わせることで、ショア、オフショアを問わず、あらゆる青物ゲームの最強パターンを構築することが可能になります。背中の美しい縞模様、側面のギラリと光るホログラムは、まさに海中を疾走するサバそのもの。高速リトリーブで引いてくれば、その残像はターゲットの目に焼き付き、迷うことなく襲いかかってくるでしょう。
シルバーやイワシといった定番カラーに魚がスレてしまったと感じた時、このサバカラーを投入してみてください。それまでが嘘のように、状況が一変するかもしれません。他のアングラーと差をつけ、自分だけが爆釣する。そんな快感を味わいたいなら、このカラーを選ばない手はありません。
5. Rapala(ラパラ) ミノー カウントダウン マグナム 18cm 70g グリーンマッカレル
もはや多くを語る必要はないかもしれません。このルアーが視野に入れているのは、日常の釣りの延長線上には存在しない、規格外の怪物たちです。キハダマグロ、クロマグロ、GT、イソマグロ。アングラーなら誰もが一度は夢見る、海の頂点に立つ捕食者たちに挑むための最終決戦兵器、それがCDMAG18です。
70gという重量は、相応のヘビータックルを要求しますが、その見返りは計り知れません。ひとたびキャストすれば、その巨大なボディは凄まじい水押しと波動を発生させ、遥か遠くの怪物の注意さえも引きつけます。そして、このグリーンマッカレルカラー。
特にオフショアのパヤオ周りや黒潮の流れる海域では、このカラーが最強のパターンとなることが多々あります。鮮やかなグリーンとイエローの体色は、水中で驚くほど艶めかしくターゲットを誘います。もちろん、ボディには極太の貫通ワイヤーが内蔵され、数百キロの負荷にも耐えうる設計となっています。
このルアーを投げるという行為は、単に魚を釣るということではありません。それは、未知なる世界への扉を開き、自らの限界に挑戦するという神聖な儀式なのです。人生を懸ける一本に、これほどふさわしいルアーは他に存在しません。
まとめ:ラパラ カウントダウン マグナムを手に、未踏の領域へ挑む

プラスチックのルアーがどれだけリアルな造形になろうとも、どれだけ飛距離を稼げるようになろうとも、決して越えられない壁があります。それは、極限の状況でアングラーに絶対的な安心感を与えるという、揺るぎない信頼性です。
ラパラ カウントダウン マグナムは、フィンランドの職人たちが硬質な天然木を削り出し、強靭なワイヤーを貫通させることで、その信頼性を具現化した奇跡のルアーと言えるでしょう。この記事を通じて、その圧倒的なまでの剛性と、ただ巻きだけで大物を惹きつけるシンプルな力強さをご理解いただけたなら幸いです。
次回の釣行では、ぜひあなたのタックルに、覚悟の一本としてマグナムを加えてみてください。まずはCDMAG11あたりからで構いません。キャストし、高速でリールを巻いた瞬間に手元に伝わる、力強くも安定した振動。その先に、あなたの釣り人生観を根底から覆すような、強烈な衝撃が待っているはずです。
それは、もはや魚の引きというレベルを超えた、海の偉大な生命との真剣勝負の始まりの合図。ラパラ カウントダウン マグナムは、その崇高な戦いのリングに立つ資格を、あなたに与えてくれる唯一無二の存在なのです。