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ルアー

フィードポッパー70実釣インプレ!釣れる使い方と秘密

湾奥の常夜灯、河口に広がるシャローフラット。シーバスやクロダイが水面を意識し、時折ライズを繰り返しているにも関わらず、こちらのルアーには見向きもしない。そんな、もどかしくもエキサイティングな状況を打開する鍵、それがタックルハウスのフィードポッパー70です。

数々のインプレで「喰わせのトップウォータープラグ」と評されるこのルアーは、シリーズの大型モデルとは全く異なる繊細な世界観を持っています。

この記事では、フィードポッパー70の基本的な使い方から、シンキングモデルの有効性、シーバスや青物に効く理由、そして推奨フックサイズやおすすめカラーに至るまで、その性能の全てを徹底的に解説します。この70mmの小さな巨人が持つ本当の実力を知れば、あなたが見慣れた身近な水辺は、水面が炸裂する最高のステージへと変貌を遂げるでしょう。

  • フィードポッパー70が「喰わせのトップ」と呼ばれる理由と多彩なアクションを解説
  • シーバスやクロダイ、小型青物に効く具体的な使い方とシチュエーション
  • フローティングとシンキング(SWモデル)の戦略的な使い分け術
  • ライトゲームで実績多数!インプレを基に厳選した必携カラー5選

フィードポッパー70徹底インプレ!ライトゲームの概念を変える力

  1. 70mm/9.5gのボディに凝縮された「喰わせの性能」
  2. ポッピングだけじゃない!多彩なアクションと基本的な使い方
  3. シンキングポッパー(SWモデル)の戦略的な使い方とメリット
  4. 標準フックサイズとライトゲームならではのセッティング術
  5. シリーズにおける最適なサイズの選び方(70/100/121)

1. 70mm/9.5gのボディに凝縮された「喰わせの性能」

フィードポッパー70のインプレを語る上で、まず理解すべきはその独自の位置付けです。これは、シリーズの大型モデルを単に小さくしただけのルアーではありません。

70mm、9.5g(フローティングモデル)というボディに、都市型河川や港湾部といったハイプレッシャーなフィールドで、スレきったシーバスやクロダイを騙しきるための「喰わせの性能」を凝縮した、極めて戦略的な一手なのです。

その秘密は、絶妙なポップ音とスプラッシュにあります。大型ポッパーのような派手なアピールではなく、ゴプッという控えめでナチュラルな捕食音を演出。これにより、ターゲットに過度なプレッシャーを与えることなく、興味を惹きつけることができます。

特に、イナッコやハク、シラスといったマイクロベイトに偏食しているセレクティブな状況では、この繊細なアピールが絶大な効果を発揮します。大きなルアーでは見向きもされない状況で、この一口サイズのシルエットとナチュラルなサウンドが、ターゲットの最後の理性を崩壊させ、静寂を破る激しいバイトを誘発するのです。

2. ポッピングだけじゃない!多彩なアクションと基本的な使い方

フィードポッパー70は、その小さなボディに兄貴分譲りの多彩なアクション性能を秘めています。まず基本となるのが、軽いロッドワークで演出できる移動距離の少ないテーブルターンや、首を振るドッグウォークアクション。ピンスポットでネチネチと誘い、クロダイやキビレを水面まで誘い出す釣りに最適です。

次に、シーバスを狙う上で非常に有効なのが、ただ巻きによる水面直下のウォブリングアクション。流れに乗せてドリフトさせながら、時折トゥイッチを入れてヒラを打たせることで、弱ったベイトフィッシュを完璧に演出します。そして、メッキやカマスといった小型青物に対しては、連続トゥイッチによるパニックアクションが効果絶大。

水面を跳ねるように逃げ惑うベイトを演出し、リアクションバイトを誘います。単なるポッパーとしてだけでなく、ペンシルベイトやミノーのような使い方もできる、この引き出しの多さこそが、フィードポッパー70が多くのシチュエーションで結果を出し続けられる理由です。その日の魚の反応を見ながら、アクションを変化させていくゲーム性の高さも、このルアーの大きな魅力と言えるでしょう。

3. シンキングポッパー(SWモデル)の戦略的な使い方とメリット

フィードポッパー70には、フローティングモデルの他に、11gのシンキングモデル(CFP70SW)が存在します。このシンキングポッパーの存在が、フィードポッパー70の戦略をさらに奥深いものにしています。シンキングモデルが持つ最大のメリットは、フローティングモデルでは攻めきれなかった領域をカバーできる点にあります。

例えば、風が強く、軽いフローティングモデルでは飛距離が出ない、あるいは流されて狙ったコースをトレースできない状況。そんな時、自重のあるシンキングモデルなら、風を切り裂いて安定した飛距離を稼ぎ、狙ったポイントを確実に攻略できます。

また、魚は水面を意識しているものの、あと一歩トップまで出きらない、というシビアな状況では、着水後に数秒カウントダウンさせて、水面直下をリトリーブするという使い方が非常に有効です。これにより、ターゲットの目線にルアーを送り込み、バイトチャンスを劇的に増やすことができます。

さらに、水面が荒れていてフローティングモデルでは飛び出してしまうような状況でも、安定してアクションさせられるのも大きな強み。この戦略的な一手を持つことで、あなたのトップウォーターゲームはより盤石なものとなります。

4. 標準フックサイズとライトゲームならではのセッティング術

フィードポッパー70に標準で搭載されているフックサイズは、#6が2本というセッティングです。これは、シーバスから小型青物まで、このルアーがターゲットとする魚種に対して、十分な強度とフッキング性能を両立させた、非常にバランスの取れた選択です。

そのため、基本的には購入した状態のままで、全く問題なくその性能を発揮することができます。しかし、よりフィネスなゲームを展開したい、あるいは特定のターゲットに特化させたい場合には、フックセッティングに一工夫加えるのも面白いでしょう。

例えば、クロダイやメバルといった、吸い込むようなバイトをする魚に対しては、フックサイズを一つ下げて#8にすることで、ルアーの動きをより軽快にし、フックの存在感を消して、ショートバイトを絡め獲りやすくする、というチューニングが有効です。

逆に、不意の大型シーバスや小型青物とのファイトに万全を期したい場合は、同じ#6サイズで、より貫通性能の高いフッ素コーティングされたフック(がまかつ社のトレブルSP-MHなど)に交換するのも良いでしょう。この僅かな差にこだわることこそ、ライトゲームの奥深さと楽しさなのです。

5. シリーズにおける最適なサイズの選び方(70/100/121)

フィードポッパーシリーズは、あなたのターゲットやフィールドに応じて、最適なサイズを選択することが釣果への鍵となります。ここでは、特にショアからのキャスティングで多用される3サイズ、70mm、100mm、121mmの使い分けについて解説します。

まず、今回主役の70mmは、湾奥や都市型河川、港湾部でのシーバス、クロダイゲーム、そしてメッキやカマスといったライトゲームのスペシャリストです。使用タックルもライトで、繊細なゲームを楽しみたいアングラーに最適です。

次に、100mm/100SWは、ショアからのキャスティングにおけるオールラウンダー。シーバスはもちろん、サーフや小規模な磯からワラサやイナダ、サゴシといった中型青物を狙う上での基軸となります。ライトショアジギングタックルで最も扱いやすいサイズ感と言えるでしょう。

そして、121mmは、より本格的にショアからの青物を狙うためのステップアップモデル。ベイトサイズが大きい時や、より広範囲にアピールしたい時、あるいはオフショアでのシイラゲームなど、一回り大きなターゲットを視野に入れた選択肢となります。あなたの「獲りたい魚」に合わせて、最適なパートナーを選び出してください。

【実釣インプレ】喰わせの切り札!フィードポッパー70おすすめカラー5選

1. タックルハウス フィードポッパー 70 SHGイワシ

もし、あなたがフィードポッパー70というルアーの実力を、最も純粋な形で体感したいと願うなら、選ぶべきカラーは、このNo.1 SHGイワシ以外にありえません。

これは、単なるカラーラインナップの一つではなく、日本の沿岸に息づく全てのフィッシュイーターのDNAに、捕食対象として刷り込まれた絶対的な存在、イワシを模した究極の答えです。あなたのルアーケースにこの一本があるという事実は、初めて訪れるフィールドでも、どんな状況に遭遇しても、決して揺らぐことのない自信の錨となります。

日中の光を浴びれば、そのリアルな鱗模様が生命感溢れるフラッシングを放ち、ベイトフィッシュの群れの中に完全に溶け込みます。夜間の常夜灯の下では、光を受けて明滅し、闇に潜むシーバスやメバルの本能をダイレクトに刺激するのです。

この究極のナチュラルさと、フィードポッパー70が持つ繊細なアクションが融合した時、それはターゲットの目には、もはや警戒すべき異物ではなく、捕食すべき無防備な餌としてしか映りません。ベイトはいるのにルアーには反応しない。そんなもどかしい状況を経験したことがあるなら、その突破口がいかにシンプルであるかを、このカラーが教えてくれるはずです。全ての戦略は、この不動のセンターから始まります。

2. タックルハウス フィードポッパー 70 クリア

ベイエリアのハイプレッシャーな岸壁、連日アングラーがルアーを投げ込み、魚たちはルアーという存在を完全に見慣れてしまっている。そんな、最高難易度の都会のフィールドを攻略するためだけに存在する最終兵器、それがこのクリアです。

クリアボディという選択は、ルアーのシルエットを水中に溶け込ませ、百戦錬磨のシーバスやクロダイの警戒心を極限まで解き放つための、究極のフィネス戦略です。特に、晴天無風の澄み潮という、魚にとっては全てがお見通しの最もシビアな状況で、その真価は最大限に発揮されます。

このカラーの恐ろしさは、ただ存在感を消すだけではない点にあります。フィードポッパー70が水を受けてアクションした瞬間、クリアボディが水面の光を複雑に乱反射させ、まるでプランクトンやアミの集合体がキラリと光ったかのような、極めて生々しく、微かなアピールを生み出すのです。それは、ルアーだと認識させる前に、反射的に口を使わせてしまう魔法のような効果。

これまで何度もルアーを見切られ、悔しい思いをしてきたあなたにこそ、このカラーの本当の価値がわかるはずです。最強のアピールとは、時にアピールしないこと。その深遠な答えが、この一本にあります。

3. タックルハウス フィードポッパー 70 パールレッドベリー

夜の帳が下り、常夜灯が水面を照らし出す。それは、日中のプレッシャーから解放された魚たちが、大胆に捕食を始めるゴールデンタイム。その闇夜で、ターゲットに最も効果的にその存在を示し、バイトへと導く伝統のカラー、それがこのパールレッドベリーです。

このカラーリングが、なぜこれほどまでにナイトゲームで絶大な効果を発揮するのか。その秘密は、視認性とアピール力の完璧な両立にあります。まず、ボディのパールホワイトは、常夜灯や月明かりといった僅かな光さえも拾って、水中でおぼろげにシルエットを浮かび上がらせます。

この膨張色が、ルアーの存在感を高め、闇に潜むシーバスやメバルに発見されやすくするのです。そして、頭部に配色された鮮やかなレッド。これは、下から獲物を狙う魚にとって、強烈なバイトマーカーとして機能します。

闇の中でぼんやりと浮かぶ白いシルエットの、赤い一点。ターゲットは、その一点めがけて、迷うことなく襲いかかってきます。アングラー側からの視認性も高いため、ルアーのコースを正確にコントロールできるのも大きなメリット。古くから存在する伝統的なカラーには、長く愛され続けるだけの確固たる理由があるのです。

4. タックルハウス フィードポッパー 70 PPシラス

春先の港湾部や河口域。水面がざわつき、シーバスが盛んに何かを捕食しているが、どんなルアーを投げても全く反応がない。そんな、アングラーを悩ませるマイクロベイトパターンの切り札となるのが、このPPシラスです。

このカラーは、その名の通り、シーバスが偏食するシラスやハクといった、極めて小さなベイトフィッシュを完璧に模したリアルカラー。クリアボディをベースに、生命感の核となる目玉と、エラ付近に施された僅かなシルバーが、セレクティブなターゲットの理性を崩壊させます。

フィードポッパー70が持つ繊細なアクションと、この究極のリアルカラーが融合することで、それはもはやルアーではなく、無防備に漂う本物のシラスの群れ。あなたはもう、ルアーのサイズやカラーがマッチしていないのではないか、という疑心暗鬼から解放されます。

ただ、自信を持ってボイルの先にキャストし、デッドスローで水面を漂わせるだけでいいのです。無数の本物のベイトの中から、あなたのフィードポッパー70だけが選ばれ、水面が炸裂する。そんな、エキスパートだけが味わえるような、テクニカルなゲームの醍醐味を、このカラーは約束してくれます。あなたのボックスに、この一枚の切り札を加えてください。

5. タックルハウス フィードポッパー 70 SHGピンク

朝夕のマズメ時、魚の活性が一気に上がり、水面がにわかに騒がしくなる。そんな、一瞬たりとも逃すことのできないゴールデンタイムで、最も効率的に高活性な魚にアピールするための答えが、このSHGピンクです。

ピンクというカラーは、光量の少ない状況下で、人間の目から見ても、そして魚の目から見ても、非常に視認性が高い色。この膨張色が、フィードポッパー70のコンパクトなボディと組み合わさることで、そのアピール力はサイズ以上のもとなります。あなたはもう、薄暗い中でルアーの軌道を見失ったり、正確なアプローチに苦労したりする必要はありません。

この鮮やかなピンクは、アングラーにとっては最高の目印となり、ターゲットにとっては見逃すことのできない格好の獲物となるのです。特に、メッキやカマスといった、群れでベイトを追い回す高活性なターゲットに対して、その効果は絶大。

ルアーを見つけた一匹がバイトすることで、群れ全体の競争心に火が付き、我先にとルアーに襲いかかる、そんなエキサイティングな展開を期待できます。また、雨後の濁り潮など、視界が悪い状況を打開する一手としても非常に有効。不利な状況を、最大のチャンスに変える。そのための力が、この鮮やかなピンクには宿っています。

まとめ:フィードポッパー70で、身近な水辺が最高の舞台に変わる

タックルハウスがライトゲームの世界に送り出した傑作、フィードポッパー70。その数々のインプレが証明するように、このルアーが単なるダウンサイジングモデルではなく、シーバスやクロダイといった、身近でありながらも非常に賢いターゲットを、最もエキサイティングなトップウォーターという手法で攻略するために、緻密に設計された「喰わせのスペシャリスト」であることを、深くご理解いただけたことでしょう。

その繊細なアピール力と、アングラーの意のままに操れる多彩なアクション性能は、あなたのライトゲームを、これまでとは全く違う、新たな次元へと引き上げてくれます。さあ、次はあなたが、このルアーの持つ本当の力を体感する番です。まずは、あなたのホームフィールドを思い浮かべてください。そこが日中のハイプレッシャーな港湾であれば、クリアを。ナイトゲームの常夜灯周りがメインであれば、パールレッドベリー。

その一本を手に、いつもの見慣れた岸壁へと足を運んでみてください。これまでただの壁や澱みにしか見えなかった場所が、水面が炸裂する興奮に満ちた、最高の舞台へと変わるはずです。ルアーを操る楽しさと、水面を割ってバイトしてくるターゲットとの対話。そのライトゲームの真髄ともいえる感動的な体験が、すぐそこであなたを待っています。