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ルアー

スイッチヒッター 85S インプレ!喰わせの切り札、その実力

ベイトは小さい、アングラーのプレッシャーは高い、魚はいるのに口を使わない。そんな、シーバスゲームにおける最ももどかしい状況を打開するため、最後の切り札として投入されるのがダイワのスイッチヒッター 85Sです。

このコンパクトなボディに秘められた性能を探るべく、多くの人がスイッチヒッター 85Sのインプレを検索するのではないでしょうか。オールラウンドな105Sとの使い分けはもちろん、さらに繊細なアプローチを可能にするスイッチヒッター 85S LVとの違い、そして釣果を左右すると言われるおすすめカラーまで、知りたいことは山積みのはずです。

また、革新的なレーザーインパクト技術がこの小型ボディでどう活きるのか、スリムモデルやDHモデルとの比較も気になるところ。

この記事は、そんなタフな状況を乗り越えたいと願う、あなたのための完全攻略ガイドです。喰わせの最終兵器が持つ、真のポテンシャルを解き明かしましょう。

  • スイッチヒッター 85Sの核心「喰わせの二刀流アクション」をインプレ解説
  • 永遠のテーマ「85S」と「85S LV」の明確な違いと使い分け
  • 兄貴分である105Sとの役割分担と、戦略的な投入タイミング
  • 状況別に選ぶべき「おすすめカラー」とレーザーインパクトの秘密

喰わせの最終兵器!スイッチヒッター 85Sの性能を徹底解説

  1. スイッチヒッター 85Sのインプレで見る基本性能
  2. 兄貴分!スイッチヒッター105Sとの明確な使い分け
  3. 最重要ポイント!85Sと85S LV(ローレスポンス)の違いとは?
  4. レーザーインパクトが小型ボディで放つ絶大な効果

1. スイッチヒッター 85Sのインプレで見る基本性能

ダイワのスイッチヒッター 85Sのインプレを読み解くと、このルアーが「タフコンディションブレーカー」として設計されていることがわかります。85mm、20gというコンパクトなボディは、春先のマイクロベイトや、都市型河川のイナッコなど、小さいベイトフィッシュを偏食するセレクティブなシーバスに対して絶大な効果を発揮します。

基本性能の核となるのは、兄貴分の105Sから受け継いだ「二刀流アクション」。デッドスローリトリーブでは、ボディを左右に大きく揺らすワイドロールアクションで、瀕死のベイトを演出。これが基本の「喰わせ」のアクションとなります。そして、ロッドで軽くトゥイッチを入れると、左右へヒラを打ちながらスライドダート。

この予測不能な動きで、ニュートラルな魚のリアクションバイトを誘発します。105Sに比べてアクションはややマイルドで、よりスローに、より浅いレンジを攻略することが可能。プレッシャーの高いポイントで、魚に違和感を与えることなく口元まで送り込み、最後の最後でスイッチを入れる。そんな、緻密でテクニカルなゲームを可能にするのが、このルアーの基本性能なのです。

2. 兄貴分!スイッチヒッター105Sとの明確な使い分け

スイッチヒッター 85Sと105Sは、単なるサイズの大小ではなく、明確な役割分担が存在します。その使い分けを理解することが、シリーズ全体のポテンシャルを引き出す鍵となります。

「105S」は、21.2gの自重を活かした遠投性能と、大きなロールアクションによるアピール力が持ち味。広範囲を効率よくサーチするための「パイロットルアー」としての役割が最適です。広大なサーフや河口域で、まずは魚の居場所を探す、そんな状況で最初に投げるべき一本と言えるでしょう。

一方、「85S」は、よりピンスポットを、より繊細に攻めるための「フィニッシャー(決め手)」です。飛距離では105Sに劣りますが、そのコンパクトなシルエットとナチュラルなアクションは、スレきった魚や、喰い渋る魚に対して圧倒的な喰わせ能力を誇ります。橋脚の明暗部や、小規模な流れ込みなど、魚がいることはわかっているのに口を使わない、そんな「あと一歩」を詰めるためのルアーです。

戦略としては、まず105Sで広範囲を探り、アタリがあったり、魚の気配を感じたりした場所で、フォローとして85Sを投入する。このローテーションが、最も効率的で、再現性の高い攻め方となるでしょう。

3. 最重要ポイント!85Sと85S LV(ローレスポンス)の違いとは?

スイッチヒッター 85Sを語る上で、避けては通れないのが「85S LV」モデルとの違いです。このLVとは「Low Vibration(ローバイブレーション)」または「Low Vertical(ローバーチカル)」の略で、低重心設計であり、ノーマルの85Sとはアクションの質が多少異なります。

ノーマルの「85S」が、デッドスローでもしっかりと水を掴み、不規則なスラロームアクションであるのに対し、「85S LV」は、同じリトリーブスピードではほとんど動かず、より流れの抵抗を受けたり、リトリーブを速めたりして初めて、微細にボディを震わせる不規則なスラロームとチドリアクションに設計されています。

これは、シーバスの活性が極端に低く、ルアーの波動すら嫌うような、究極のタフコンディションを攻略するための、いわば最終兵器です。ノーマルの85Sでも見切られるような状況で、LVモデルを投入すると、まるで本物のベイトと錯覚したかのように、あっさりと口を使うことがあります。

「波動のノーマル85S」と「無波動の85S LV」。この二つを使い分けることで、あなたの喰わせの引き出しは、さらに深く、そして強力になります。

4. レーザーインパクトが小型ボディで放つ絶大な効果

ダイワの革新技術「レーザーインパクト」は、スイッチヒッター 85Sのような小型ルアーにおいてこそ、その真価を最大限に発揮します。なぜなら、小型ルアーが多用されるのは、必然的に魚とアングラーの距離が近い、プレッシャーの高いフィールドだからです。

このような状況では、魚はルアーをじっくりと観察し、その真偽を見極める時間があります。そこで重要になるのが、いかに「本物」に近づけるか、という点です。レーザーインパクトは、三次元多方向反射構造により、本物のベイトフィッシュが放つ、極めて複雑で生々しい光の反射を再現します。

特に、85Sが得意とするデッドスローリトリーブでのスラロームアクション時、ボディが左右に傾くたびに、レーザーインパクトの反射光がチラチラと明滅。それは、まさにウロコが剥がれかけた瀕死の小魚そのもの。ターゲットは、それを模造品ではなく、捕食しやすい絶好の獲物だと誤認し、何の疑いもなくバイトしてくるのです。

ホログラムの単調な輝きでは見切ってしまう、スレきった賢い個体ほど、この圧倒的な生命感の前に、抗う術を失います。最後の最後で見切らせない、その圧倒的なリアルさこそが、このルアーの釣果を支える、最大の秘密なのです。

カラーで釣果は変わる!スイッチヒッター85S おすすめカラー5選

1. ダイワ モアザン スイッチヒッター 85S レーザーインパクト LIカタクチレッドベリー

もし、あなたがスイッチヒッター 85Sの膨大なカラーラインナップの中から、たった一つだけを選べと言われたなら、この「LIカタクチレッドベリー」こそが、最も賢明な選択となるでしょう。なぜなら、このカラーは、ルアーに求められる「喰わせ」と「視認性」という、二つの重要な要素を、完璧なバランスで両立させているからです。

ボディの大部分を占めるのは、レーザーインパクト技術を駆使して、日本の沿岸で最も普遍的なベイトであるカタクチイワシを、生々しいまでに再現したリアルパターン。光の角度で明滅するその輝きは、スレたシーバスさえも騙しきる、圧倒的な喰わせ能力を誇ります。

しかし、このカラーの真髄は、その頭部にあります。鮮やかなチャートカラーで彩られたヘッド部分は、アングラーからの視認性を高め、ルアーがどこを泳いでいるのか、どんなアクションをしているのかを、薄暗いマズメ時でも明確に把握させてくれます。さらに、このチャートヘッドは、魚に対して「バイトマーカー」としての役割も果たします。

ターゲットは、この目立つ色を目掛けて、迷うことなく正確にアタックしてくるため、ショートバイトが多発するような状況でも、フッキング率を格段に向上させることができるのです。リアルとアピールの融合。それは、どんな状況でも安定した釣果を約束してくれる、絶対的な信頼の証。最初に投げる一本としても、最後の切り札としても機能する、まさに万能のカラーです。迷ったら、まずこの一本から始めてみてください。

2. ダイワ モアザン スイッチヒッター 85S レーザーインパクト LIブルピンイワシ

光量が少ない、水が濁っている。そんな、魚に対してルアーの存在を気づかせにくい状況で、その他大勢のルアーに圧倒的な差をつけて、ターゲットを魅了する力が、この「LIブルピンイワシ」には秘められています。このカラーは、アピール系カラーの代表格であり、その効果は科学的にも裏付けられています。

まず、背中に配色された鮮やかなピンクと、ベリー部分のメタリックブルー。この二色が、スイッチヒッター特有のスラロームアクションによって、強烈な明滅効果を生み出し、遠くの魚にもその存在を知らせます。しかし、このカラーの本当の恐ろしさは、ボディ全体に施された「ケイムラ」加工にあります。

人間の目には見えない紫外線を吸収し、妖しい光として発光するこの特殊塗料は、特に朝夕のマズメ時や、曇天、雨天といった、紫外線が豊富な状況で、絶大な効果を発揮。ターゲットの目には、このルアーだけが、闇の中でぼんやりと光る、極めて魅力的な獲物として映るのです。

レーザーインパクトの複雑な反射と、このダブルのアピール要素が組み合わさることで、低活性でボトムに沈んでいた魚さえも、思わず口を使ってしまうほどの、強烈な刺激となります。タフな状況を打開するための、強力な一手として、ボックスに忍ばせておく価値は計り知れません。光を味方につける者が、ゲームを支配するのです。

3. ダイワ モアザン スイッチヒッター 85S レーザーインパクト LIマックスレーザー

澄み切った水、無風のベタ凪、そして、ルアーを執拗に見つめてくる、スレきった魚たち。そんな、アングラーの技量が試される、最も過酷な状況を攻略するためだけに、この「LIマックスレーザー」は存在します。これは、もはやルアーではなく、生命の写し身。

クリアのボディに、ごく微細なラメと、生命感の核となる目玉だけを配置した、究極のナチュラルカラーです。水中に投じられた瞬間、そのボディは水と完全に同化し、ルアーとしての輪郭を失います。ターゲットは、それを人工物として警戒することなく、無防備なベイトの群れの一部だと認識するでしょう。

しかし、ひとたび太陽光や月明かりを受けると、その内部に秘められたレーザーインパクト構造が、本物のシラスが放つ、ごく微かで、しかし確かに存在する、命の輝きを忠実に再現。この、存在感を消しながらも、生命感だけを伝えるという、矛盾したアピールこそが、全てを見切ってきた賢いランカーの、最後の理性を崩壊させるのです。

アクションは、デッドスローでの、糸を張るか張らないかのテンションで、流れに同調させるのが最も効果的。まるで、力尽きて流されるシラスそのものを演出できます。他のアングラーが匙を投げた、その瞬間にこそ、このルアーの真価は発揮されます。究極のリアルが、あなたに究極の一匹をもたらすでしょう。

4. ダイワ モアザン スイッチヒッター 85S レーザーインパクト LIピンクヘッドクリアチャート

夜の帳が下り、視覚が奪われた暗闇の世界。そこで、アングラーが最も頼るべきは、信じて投げ続けられる「存在感」です。その絶対的な存在感を、アングラーとターゲットの双方に与えてくれるのが、この「LIピンクヘッドクリアチャート」。

ナイトゲームにおける、最強のカラーの一つです。光を透過せず、乱反射を抑えたマット(艶消し)塗装は、月明かりや常夜灯の僅かな光の下で、ルアーのシルエットを、他のどのカラーよりも明確に浮かび上がらせます。シーバスは、夜間、獲物をシルエットで捉える傾向が強く、このはっきりとした輪郭が、バイトの精度を格段に向上させるのです。

そして、ピンクヘッドクリアチャートという膨張色の効果により、85mmというコンパクトなサイズでありながら、それ以上のボリューム感でターゲットにアピール。さらに、ベリー部分に吹かれたオレンジは、下から見上げるシーバスに対して、強力なバイトマーカーとなります。もちろん、レーザーインパクト構造は、水中で僅かな波動を生み出し、視覚だけでなく、側線にもその存在を訴えかけます。

暗闇の中で、自分のルアーがどこにあり、どう動いているのかをイメージできる。この安心感が、アングラーの集中力を維持させ、千載一遇のチャンスをものにするための、大きな助けとなるのです。闇夜の支配者となるための、最も信頼できる光がここにあります。

5. ダイワ モアザン スイッチヒッター 85S レーザーマイワシ

もはや、打つ手がない。何を投げても、魚はルアーの数センチ後ろで見切り、決して口を開かない。そんな、敗北を認めざるを得ないような、究極のタフコンディション。その最後の扉をこじ開ける鍵が、この「スイッチヒッター 85S レーザーマイワシ」です。

これは、喰わせのスペシャリストである85Sを、さらに研ぎ澄ませた、いわば最終兵器。LV(ローレスポンス)と名付けられたこのモデルは、ノーマルの85Sが持つスラロームアクションを、極限まで抑制。デッドスローで引けば、ほとんど動くことなく、まるで息絶えたかのように水中を漂います。

この「動かなさ」こそが、ルアーの波動すら嫌う、極度にスレた魚に対して、唯一の有効なアプローチとなるのです。そして、その効果を最大限に引き出すのが、「透けイワシ」というカラー。クリアボディをベースに、背中と腹に、ごく淡いパールとホログラムを配置したこのカラーは、水に溶け込みながらも、光の角度で、本物のイワシが放つ、ごく僅かな生命感を再現します。アクションを殺し、カラーの存在感も殺す。しかし、生命感だけは残す。この、引き算の美学の果てに、究極の喰わせ性能は存在します。

流れに身を任せ、静かに漂わせるだけで、これまであなたを嘲笑っていた、賢いランカーが、抗うことなくその口を開く。その奇跡のような瞬間を、あなたも体験してみませんか。

まとめ:喰わせの切り札を手に。スイッチヒッター85Sでタフな状況を打破する

ダイワのスイッチヒッター 85S、そのインプレから見えてくるのは、単なる小型ルアーという言葉では片付けられない、極めて戦略的な「喰わせの最終兵器」としての姿でした。兄貴分である105Sが切り開いた道を、より繊細に、より確実にものにするための存在。

そして、ノーマルとLVという緻密なラインナップは、アングラーの引き出しを深くし、あらゆるタフコンディションに対応する力を与えてくれます。今、あなたの脳裏に、最も攻略したい、あのプレッシャーの高い釣り場の光景が浮かんでいるのではないでしょうか。

そこにいる、賢いシーバスやヒラメをどうやって喰わせるか。その答えの最も近くにいるのが、このスイッチヒッター85Sです。まずは、あなたの釣り場のベイトに合わせたカラーを一つ、ボックスに忍ばせてみてください。そして、他のルアーが沈黙した、その瞬間にこそ、この切り札を投入するのです。

デッドスローで、その生命感を信じて巻き続ける。それだけで、これまで見えなかった、新たな世界の扉が開くはずです。この小さな巨人がもたらす、大きな一匹との出会い。その感動は、あなたの釣りを、さらに奥深く、楽しいものへと変えてくれるに違いありません。