タックルハウスが誇る「釣れる」ルアーの代名詞、「ローリングベイト」。その名を冠しながらも、全く異なるアプローチでターゲットを仕留める異端児、それが「ローリングベイト シャッド」です。オリジナルのローリングベイトが「微波動のローリング」で食わせるなら、シャッドは「強波動のテールアクション」で魚を寄せる。
この「似て非なる」存在に、多くのアングラーがその使い方やインプレを求めています。ローリングベイト シャッド67や80の性能は?標準のフックサイズは?サーフでも通用するのか?そして、一部で聞かれる「釣れない」という噂の真相は?
この記事では、オリジナルのローリングベイト77(飛距離)や99(フックサイズ)との違いにも触れながら、ローリングベイト シャッドの核心に迫るインプレと戦略的な使い方を、徹底的に解剖していきます。
- ローリングベイト シャッドとは?オリジナル(RB77等)との決定的な「違い」
- シャッド67/80のインプレと、ただ巻きで釣れる使い方
- 「釣れない」噂の真相と、正しい使いどころ
- 釣果を左右する推奨フックサイズとサーフでの有効性
ローリングベイト シャッドの核心:オリジナルとの「違い」とインプレ
- ローリングベイト シャッドとは?オリジナルとの決定的な違い
- ローリングベイト シャッドの基本的な使い方(ただ巻き&フォール)
- ローリングベイト シャッド 67 インプレ(15g)
- ローリングベイト シャッド 80 インプレ(24g)
- ローリングベイト シャッドのフックサイズは?(67 & 80)
- ローリングベイト シャッドが「釣れない」と言われる理由
1. ローリングベイト シャッドとは?オリジナルとの決定的な違い
「ローリングベイト シャッド」を理解する上で、まず、オリジナルの「ローリングベイト」(例:77, 88, 99)との決定的な違いを知る必要があります。オリジナルのローリングベイトは、背中のリップと低重心ボディにより、ボディをほとんど振らず「クルクル」と身をよじる「タイトローリング」アクションが特徴です。
これは「波動を抑えた、極めてナチュラルな食わせ」の動きです。フォール姿勢も、水平に近い姿勢でローリングしながら沈む(シミーフォール)のが特徴です。一方、「ローリングベイト シャッド」は、その名の通り、テール(尾部)に「シャッドテール」を備えています。これにより、ただ巻きすると、テールが「ブリブリ」と力強く水を撹拌し、ボディ全体を揺らす「強波動のウォブリング&ローリング」アクションを発生させます。
つまり、オリジナルが「静」の食わせルアーなら、シャッドは「動」のアピール系ルアーなのです。フォール姿勢も、オリジナルとは異なり、テールから、あるいはやや前のめりに沈む傾向があります。この「全く異なるアピール力」こそが、二つを使い分ける最大の鍵です。
2. ローリングベイト シャッドの基本的な使い方(ただ巻き&フォール)
ローリングベイト シャッドの使い方は、オリジナルのローリングベイトよりも、むしろ一般的な「バイブレーション」や「シャッドテールワーム」のイメージに近くなります。基本的な使い方は、その強波動を活かした「ただ巻き」です。キャスト後、任意のレンジ(水深)までカウントダウンし、あとは一定のスピードでリールを巻くだけ。
これだけで、シャッドテールが強烈な波動とフラッシングを生み出し、広範囲の魚にその存在をアピールします。特に、濁りが入った状況や、朝夕のマズメ時、あるいは魚の活性が高い時に、そのアピール力は絶大な威力を発揮します。また、オリジナルのローリングベイト(77など)が誇る「飛距離」のDNAも受け継いでおり、広大なサーフや河口で、広範囲を効率よくサーチするパイロットルアーとしても最適です。
さらに、シーバスやヒラメ、根魚狙いでは、「リフト&フォール」も有効。着底後、ロッドを「スッ」とあおってルアーを持ち上げ(リフト)、再びフォールさせる。この時、シャッドテールが水を掴んでブレーキをかけながら、イレギュラーなフォールを演出し、リアクションバイトを誘発します。
3. ローリングベイト シャッド 67 インプレ(15g)
「ローリングベイト シャッド 67」は、全長67mm、自重15gという、シリーズの中核をなすスタンダードモデルです。(※一部で17gと表記されることもありますが、15gが一般的なスペックです)。この67mmというサイズ感は、シーバスが捕食するベイトフィッシュ(イワシ、イナッコ、ハゼなど)の平均サイズにジャストフィット。
15gという自重は、ML(ミディアムライト)クラスのシーバスタックルでも、ストレスなくフルキャストできる、絶妙なウェイトバランスです。そのインプレッションで高く評価されるのは、港湾部、小規模河川、干潟といった、プレッシャーの高いフィールドでの「アピール力」と「食わせ」の両立です。強波動のバイブレーションではアピールが強すぎ、かといってオリジナルのローリングベイトではアピールが弱すぎる、そんな「中間の状況」に完璧にハマります。
また、その強波動とボトム(海底)攻略性能から、チヌ(クロダイ)やキビレ狙いの「ボトムチニング」や、カサゴ、ハタ類といった「ロックフィッシュ」ゲームにおいても、ワームにスレた個体をリアクションで食わせる切り札として、絶大な信頼を得ています。
4. ローリングベイト シャッド 80 インプレ(24g)
「ローリングベイト シャッド 80」は、全長80mm、自重24gという、パワーアップモデルです。67mmモデル(15g)と比較して、飛距離とアピール力が格段に向上しており、より広大で、よりタフなフィールドを攻略するために設計されています。このモデルのインプレッションは、特に「サーフ」でのヒラメ・マゴチ狙いや、河口部・堤防からの「ライトショアジギング(小型青物)」で、その真価が語られます。
24gという重量級ボディは、向かい風を切り裂き、オリジナルのローリングベイト77(15g)をも凌駕する、圧倒的な飛距離を叩き出します。この飛距離が、サーフの沖のブレイクラインや、青物のナブラを直撃することを可能にします。また、その大きなシャッドテールが生み出す「強波動」は、荒れたサーフの波の中や、濁りがきつい状況でも、その存在感を失うことなく、遠くのターゲットに猛烈にアピール。
シーバスはもちろん、ヒラメや青物といった、より大型のターゲットの本能を刺激します。67mmが「テクニカル」な食わせのモデルなら、80mmは「パワー」と「飛距離」で広範囲を制圧するモデルと言えるでしょう。
5. ローリングベイト シャッドのフックサイズは?(67 & 80)
ローリングベイト シャッドの性能を100%引き出す上で、フックサイズは極めて重要な要素です。このルアーは、そのアクションバランスを、標準フックの重量込みで設計されています。「ローリングベイト シャッド 67」(15g)の標準フックサイズは、「#8(8番)」のトレブルフック(3本針)が2つです(例:カルティバ ST-46 #8)。
一方、「ローリングベイト シャッド 80」(24g)の標準フックサイズは、「#5(5番)」のトレブルフックが2つです(例:カルティバ ST-46 #5)。これらのセッティングが、シャッドテールが生み出す強波動に負けず、安定した泳ぎを実現するためのベストバランスです。
もし、フックを交換(フックチューン)する場合、特に強度を上げたい(例:青物狙い)時でも、むやみにサイズを上げると、ルアーのアクションが破綻する(泳がなくなる)可能性があります。まずは標準フックと同サイズの中で、より太軸で強靭なフック(例:STX-58など)を選ぶなど、フック1個あたりの「重量」を、標準フックに限りなく近づける努力が不可欠です。
6. ローリングベイト シャッドが「釣れない」と言われる理由
これほどアピール力の高いローリングベイト シャッドですが、一部で「釣れない」という声が聞かれるのも事実です。その原因の多くは、「ルアーの特性と、状況のミスマッチ」にあります。最も多い誤解は、「ローリングベイト」という名前から、オリジナルのローリングベイト(77や66)のような、「微波動の食わせルアー」だと思って使ってしまうケースです。
ローリングベイト シャッドは、前述の通り「強波動のアピール系ルアー」です。したがって、魚がスレきっている状況や、マイクロベイトに偏食しているタフな状況で投入しても、その強い波動が逆に警戒心を与え、「釣れない」結果を招くのです。また、その強波動ゆえに、リトリーブスピードが速すぎると、水面から飛び出してしまったり、アクションが破綻したりすることがあります。
あくまで「ただ巻き」で、ルアーがしっかりと水を掴んで泳ぐスピード(ややスロー~ミディアム)をキープすることが重要です。「釣れない」のではなく、「使う状況を間違えている」か、「使い方が合っていない」可能性が高いのです。
釣果直結!ローリングベイト シャッド おすすめモデル&カラー
- タックルハウス ローリングベイト シャッド 67
- タックルハウス ローリングベイト シャッド 80
- ローリングベイト シャッド おすすめカラー戦略
- (比較対象1)タックルハウス ローリングベイト 77
- (比較対象2)タックルハウス ローリングベイト 99
1. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト シャッド 67
「オリジナルのローリングベイトでは、アピールが足りない」「ワームのナチュラルさと、プラグのアピール力、その両方が欲しい」。そんな、現代のタフなフィールドが求める、絶妙な「中間点」を突いたのが、この「ローリングベイト シャッド 67」です。全長67mm、自重15g。このスペックは、MLクラス(ミディアムライト)のシーバスタックルで、ストレスなく扱える、まさに「湾岸スタンダード」とも言えるバランス。
そのインプレッションで絶賛されるのは、シャッドテールが生み出す「強波動」と、ローリングベイトの血統を受け継ぐ「ローリング」が融合した、唯一無二のアクションです。ただ巻きするだけで、テールを「ブリブリ」と力強く振りながら、ボディ全体を揺らし、強烈なフラッシングと波動で、広範囲のシーバスにアピールします。15gという自重は、十分な飛距離を確保しつつ、扱いやすい沈下速度を実現。
ボトム(海底)攻略も容易で、リフト&フォールさせれば、チヌ(クロダイ)やロックフィッシュ(カサゴ、ハタ類)に対しても、リアクションバイトを誘発する「食わせ」の武器へと変貌します。推奨フックは#8。港湾部、小規模河川、干潟、あるいはボートゲーム。あらゆるフィールドで、あなたの「あと一歩」を埋めてくれる、強力な一手となるでしょう。
2. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト シャッド 80
あなたが攻めるフィールドが、広大なサーフ(砂浜)、大河川の河口、あるいは潮流の速い沖堤防であるならば、67mmのパワーでは物足りない場面に遭遇するでしょう。そんな時、あなたの戦略を「パワー」と「飛距離」の次元へと引き上げるのが、「ローリングベイト シャッド 80」です。全長80mm、自重24g。
67mm(15g)から大幅にウエイトアップしたこのモデルは、Mクラス(ミディアム)以上のシーバスロッドや、サーフロッドで、その真価を発揮します。キャストした瞬間、24gのボディが、空気抵抗を切り裂き、弾丸のように飛んでいく。その飛距離は、オリジナルのローリングベイト77(15g)をも凌駕し、サーフのヒラメ・マゴチ狙いや、ライトショアジギングでの青物狙いにおいて、圧倒的なアドバンテージをもたらします。
アクションは、80mmのボディと大型シャッドテールが生み出す、さらに「強力」なウォブンロール。荒れたサーフの波の中や、濁りがきつい状況でも、その存在感を失うことなく、遠くのターゲットに猛烈にアピールします。ヒラメ、マゴチ、シーバス、そして青物。ショアから狙えるあらゆる大型ターゲットを、その「飛距離」と「強波動」でねじ伏せる。それが、ローリングベイト シャッド 80のミッションです。推奨フックは#5。このパワフルな一手で、あなたの釣果記録を塗り替えてください。
3. ローリングベイト シャッド おすすめカラー戦略
ローリングベイト シャッドの「強波動」アピールを、釣果に直結させるための「カラー戦略」。「最強カラー」は状況次第ですが、揃えておくべき「必釣」の系統が存在します。まず、シャッドテールのアピール力を最大限に活かす、「アピール系」カラー。「No.13 チャートバック・オレンジベリー」や「No.S-6 ピンクチャート」は、マズメ時や濁り潮の中で、シルエットを際立たせ、リアクションバイトを誘発する、まさに王道カラーです。
サーフのヒラメ狙いでは、「No.S-1 ゴールドレッド」や「No.S-2 ゴールドピンク」といった「ゴールド(金色)系」が、強烈なフラッシングで絶大な人気を誇ります。次に、デイゲーム(日中)や澄み潮で、アピールしつつもナチュラルに食わせたい時は、「ベイトフィッシュ(小魚)系」カラー。「No.1 イワシ」や「No.S-7 HGピンクイワシ」などは、リアルな見た目と強波動のギャップで、スレた魚にも口を使わせます。
そして、ナイトゲーム(夜間)のシーバス狙いでは、「No.19 ゴースト・グローヘッド」や「No.S-8 HGパールチャート」といった、視認性の高いカラーや、シルエットをぼかす「クリア系」も効果的です。これら「アピール系」「ナチュラル系」「ナイトゲーム系」を、その日の天候、水色、時間帯に合わせてローテーションすることが、ローリングベイト シャッドで釣果を叩き出すための鍵となります。
4. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト 77
ローリングベイト シャッドの性能を理解する上で、比較対象として絶対に欠かせないのが、全ての原点にして、シーバスルアーの「伝説」でもある「ローリングベイト 77」です。全長77mm、自重15g。このスペックは、シーバスフィッシングにおける「万能スタンダード」として、完璧なバランスを誇ります。
「シャッド」(67mm/15g)が、シャッドテールによる「強波動(ウォブリング)」でアピールするのに対し、この「77」は、背中のリップが生み出す「微波動(タイトローリング)」で「食わせる」ルアーです。アピール力はシャッドに劣りますが、そのナチュラルな泳ぎは、ハイプレッシャーな状況や、低活性なシーバスに対して、圧倒的な「食わせ能力」を発揮します。また、15gという自重からは信じられないほどの飛距離(インプレ多数)も魅力。
ローリングベイト シャッドでアピールしても「釣れない」時、このオリジナルの「77」のナチュラルな波動に変えた途端、バイトが連発する。その逆も然り。この二つは、全く異なる性格を持つルアーであり、両方をタックルボックスに揃えておくことこそが、タックルハウスの「ローリングベイト」戦略を真に理解するということなのです。
5. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト 99
「ローリングベイト シャッド 80」(24g)よりも、さらに「飛距離」と「パワー」を求めるアングラーへ。オリジナルのローリングベイトシリーズが誇る、パワー・遠投モデルが「ローリングベイト 99」です。全長99mm、自重30g。このスペックは、もはやシーバスルアーの枠を超え、ショアジギングの領域にまで足を踏み入れています。
シャッド80(24g)と比較しても、その飛距離は圧巻の一言。MHクラス(ミディアムヘビー)以上のパワフルなロッドでフルキャストすれば、逆風を切り裂き、100mラインをも捉えるポテンシャルを秘めています。アクションは、もちろん「タイトローリング」。この大きなボディが、強すぎないナチュラルな波動で泳ぐというギャップこそが、メタルジグや派手なプラグにスレた、大型の青物や、沖の深場に潜むランカーシーバス、座布団ヒラメに効くのです。
推奨フックサイズは「#4」。シャッド80の「強波動アピール」で攻めるか、このローリングベイト99の「ナチュラルアピール」で食わせるか。同じ「重量級・遠投」モデルでありながら、そのアプローチは正反対。この使い分けが、あなたの釣果をさらに引き上げてくれるでしょう。
まとめ:ローリングベイト シャッドで、波動の戦略を手に入れろ
ローリングベイト シャッドというキーワードから始まったあなたの探求は、このルアーがオリジナルのローリングベイトとは似て非なる、「強波動」で魚を寄せるアピール系ルアーであることを明らかにしたのではないでしょうか。この記事では、ローリングベイト シャッド67と80のインプレと使い方、釣果実績、そして「釣れない」という噂が、オリジナルの「微波動」との使い分けを誤解している可能性が高いことを解説しました。
サーフでの有効性、推奨フックサイズ(67は#8、80は#5)も、あなたの戦略の助けとなるはずです。今、あなたのアクションプランは明確です。それは、ご自身のタックルボックスに、オリジナルのローリングベイト(77など)という「静」の食わせルアーと並べて、この「動」のアピールルアー、「ローリングベイト シャッド」を加えること。
そしてそして、フィールドの状況(濁り、活性、ベイト)に応じて、この二つの波動を戦略的に使い分けることです。このルアーを手にした未来、あなたはもう、単調な攻め手しか持たないアングラーではありません。波動を自在に操り、あらゆる状況に対応する、テクニカルなゲームの主役となっているはずです。
