ブルーブルー トレイシー ルアー完全ガイド！釣れる理由と使い方

シーバスフィッシングの激戦区、港湾部（ベイエリア）や河口。何を投げても反応しない、スレきった魚を相手に「あと一匹」を絞り出したい。そんなアングラーの切実な願いに応えるため、一つのメタルバイブレーションが生まれました。それが「トレイシー ブルーブルー」です。この「トレイシー ルアー」は、従来のメタルバイブが持つ「飛ぶが、引き抵抗が重い」「絡みやすい」といったストレスを徹底的に排除し、「快適に、そして釣れる」性能を突き詰めた傑作です。

しかし、その圧倒的な実績ゆえに、「トレイシー 15g インプレ」や「トレイシー25 インプレ」を求める声、「トレイシー25 ヒラメ」への有効性、あるいは「トレイシー 40g」といったパワーモデルの使い分けなど、具体的な疑問は尽きません。

この記事では、「ブルーブルーのルアーの代表は誰ですか？」というブランドの核心から、「トレイシー15の定価はいくらですか？」といった基本情報、そして最も重要な「トレイシー おすすめ カラー」まで、このルアーの全てを徹底的に解剖します。

ブルーブルー トレイシーの基本とラインナップ

1. ブルーブルーのルアーの代表は誰ですか？（村岡昌憲氏）

「ブルーブルーのルアーの代表は誰ですか？」という問いの答えは、シーバスアングラーならばその名を知らぬ者はいない、村岡昌憲（むらおか まさのり）氏です。彼は、日本のシーバスフィッシングシーンを長きにわたり牽引（けんいん）してきたトッププロであり、ルアーブランド「BlueBlue（ブルーブルー）」の代表でもあります。

彼が生み出すルアーは、全てが彼自身の膨大な実釣経験と、緻密（ちみつ）な理論に基づいています。「トレイシー ブルーブルー」も例外ではありません。村岡氏が感じていた「従来のメタルバイブレーションの使いにくさ」を解消し、誰が使っても「快適」で「釣れる」ルアーを作るという明確な目的のもと、トレイシーは開発されました。彼がルアーに込めた「釣れる」ための哲学こそが、ブルーブルー製品の圧倒的な信頼の源泉なのです。

2. トレイシーが釣れる理由（インプレで語られる秘密）

「トレイシー 15g インプレ」や「トレイシー25 インプレ」で共通して絶賛される、トレイシーが釣れる最大の理由。それは「圧倒的な引き抵抗の軽さ」と「トラブルレス性能」にあります。従来のメタルバイブは、強い波動と引き換えに、リトリーブ（ただ巻き）時の引き抵抗が非常に重く、アングラーは一日中投げ続けると疲弊（ひへい）してしまいました。

しかし、トレイシーは、ボディ形状とウエイトバランスを徹底的に研究。水を切り裂くような極薄ボディと、低重心化されたウエイト（25g, 40g）により、まるでミノーを引いているかのような「驚異的な引き抵抗の軽さ」を実現しました。これにより、アングラーは集中力を切らすことなく、ルアーの微細な動きや、魚のバイト（アタリ）に集中できます。

さらに、フォール（沈下）時には、ライン（糸）がフック（針）に絡む「エビる」という、メタルバイブ最大の弱点を、絶妙なバランス設計で徹底的に排除。キャストのたびにストレスなく、確実に魚を誘い続けることができる。この「快適性」こそが、釣果へと直結する最大の秘密なのです。

3. ラインナップと使い分け（15g, 25g, 40g）

トレイシーシリーズは、アングラーが攻略するフィールドに合わせて、戦略的なウエイトラインナップが組まれています。

• トレイシー 15g：シリーズで最も軽量なモデル。「トレイシー 15g インプレ」が示す通り、港湾部（ベイエリア）や、運河、小規模河川といった、水深が浅く（シャロー）、飛距離よりも「喰わせ」が重視される状況で最強の武器となります。引き抵抗が最も軽いため、繊細な操作が可能です。
• トレイシー25：シリーズの中核を成す、オールラウンドモデル。全長60mm、重さ25g。大規模河川の河口部や、干潟（ひがた）など、ある程度の「飛距離」と「レンジ（水深）キープ力」が求められるフィールドで真価を発揮します。オカッパリ（岸釣り）シーバスゲームの「基準」となるウエイトです。
• トレイシー 40g：シリーズ最強のパワーモデル。全長70mm、重さ40g。このモデルは、広大なサーフ（砂浜）や、潮流の速い沖のポイント、あるいは水深が20mを超えるようなディープ（深場）エリアを攻略するために設計されています。圧倒的な飛距離で、他のルアーでは届かなかった「聖域（サンクチュアリ）」を直撃します。

このように、攻めたい場所の水深と、必要な飛距離に応じて、ウエイトを使い分けることが重要です。

4. トレイシー15の定価はいくらですか？（各サイズの価格）

「トレイシー15の定価はいくらですか？」という疑問は、コストパフォーマンスを知る上で重要です。トレイシーシリーズは、その高性能な設計と高品質な塗装にもかかわらず、非常に戦略的な価格設定がなされています。2025年現在のメーカー希望小売価格（税別）は、ウエイトによって異なります。

• トレイシー 15g：1,280円（税別）
• トレイシー25：1,380円（税別）
• トレイシー 40g：1,480円（税別）

メタルバイブレーションは、ボトム（水底）を攻める宿命上、どうしても根掛かり（ロスト）のリスクが伴うルアーです。トレイシーは、アングラーがロストを恐れずに、果敢（かかん）にストラクチャー（障害物）を攻められるよう、この価格帯が設定されています。その「釣れる」性能を考えれば、驚異的なコストパフォーマンスと言えるでしょう。

5. トレイシー25 ヒラメなど、多魚種への有効性

トレイシーの威力は、シーバスだけに留まりません。「トレイシー25 ヒラメ」というキーワードは、このルアーがサーフ（砂浜）のフラットフィッシュ（ヒラメ、マゴチ）狙いにおいても、絶大な効果を発揮することを示しています。特に「トレイシー25」は、サーフでヒラメを狙う上で、非常に使いやすいウエイトです。

その強すぎない「タイト（細かく）」なバイブレーションは、スレたヒラメにも違和感なく口を使わせます。ヒラメは、水産庁の生態解説にもあるように、砂底に潜み、自身のわずか上を通過するベイトフィッシュ（エサ）を待ち構えています。トレイシーの「ただ巻き」や、ボトム（水底）からの「リフト＆フォール（持ち上げて落とす）」は、まさにこのヒラメの捕食本能を直撃するのです。

さらに「トレイシー 40g」モデルになれば、サワラ（鰆）やブリ（イナダ）といった「青物」狙いのショアジギングにも対応可能。その万能性こそが、トレイシーがアングラーから愛され続ける理由です。

【厳選】ブルーブルー トレイシー おすすめカラーと戦略的モデル5選

1. ブルーブルー(BlueBlue) トレイシー 15g ＃01 ブルーブルー

あなたが「トレイシー ブルーブルー」というブランドの「真髄（しんずい）」に触れたいと願うなら、まず手に取るべき一本が、この「トレイシー 15g」の「＃01 ブルーブルー」カラーです。これは、ブランド名を冠したシグニチャーカラーであり、村岡昌憲氏の自信の表れ。そして、あらゆる状況で「答え」を導き出す、究極のオールラウンドカラーです。

なぜ、この「青」が釣れるのか。それは、このカラーが「リアル（本物）」と「アピール（目立つ）」という、相反する二つの要素を完璧に両立させているからです。ベースとなるのは、イワシやサッパといった、シーバスの主食となるベイトフィッシュ（小魚）を模した「ブルーバック（青い背中）」と「ホログラム」。これにより、水中でのフラッシング（明滅）は、まさに生きた小魚そのもの。しかし、それだけではありません。腹部（ベリー）には、魚の視認性が高い「オレンジ」を配色。

これが、下からルアーを見上げるシーバスに対し、強烈な「バイトマーカー（標的）」として機能します。「トレイシー 15g インプレ」で絶賛される、港湾部（ベイエリア）や小規模河川といった「喰わせ」のシチュエーション。その15gという一口サイズのシルエットと、極めて軽い引き抵抗が、この「ブルーブルー」カラーのリアルさと融合した時、スレきったシーバスは、それが偽物であると見破ることができません。水がクリア（澄んでいる）でも、濁（にご）っていても、日中でも、夜でも。迷ったら、まずこの一本。あなたの「基準」となり、最も多くの魚を連れてきてくれる、絶対的な信頼を置ける「お守り」です。

2. ブルーブルー(BlueBlue) トレイシー 15g ＃15 マットチャート

「ブルーブルー トレイシー おすすめ カラー」を語る上で、「闇」と「濁り」を制圧するこのカラーを外すことはできません。「＃15 マットチャート」は、ナイトゲーム（夜釣り）や、雨後の濁流が渦巻く河川において、最強のアピール力を発揮する「膨張色」の王様です。あなたが、常夜灯の光が届かない「完全な暗闇」や、カフェオレのような「濁り水」の中で、シーバスにルアーを見つけてもらいたいとします。

イワシのようなリアルカラーでは、その存在は完全に水に溶け込み、シーバスに気づかれることさえありません。しかし、この「マットチャート」は違います。鮮烈な蛍光イエロー（チャートリュース）は、光量がゼロに近い状況でも、ルアーの「シルエット（輪郭）」を最もハッキリと水中に浮かび上がらせます。さらに「マット（艶消し）」加工が、余計な光の反射を抑え、「色」そのものの存在感を際立たせるのです。

「トレイシー 15g」という「喰わせ」のサイズ感でありながら、アピール力は「最大級」。この究極の「ギャップ」こそが、タフな状況下で、シーバスのリアクションバイト（反射的なバイト）を強制的に引き出す鍵となります。港湾部の明暗部（めいあんぶ）の「闇」に潜むランカーシーバスの目の前に、このルアーを通した時。その「シルエット」に我慢できなくなったシーバスが、ロッドをひったくる。そんな興奮を味わいたいアングラーにとって、必携のカラーです。

3. ブルーブルー(BlueBlue) トレイシー 25g ＃06 ピンクジョーカー

「トレイシー25」という、シリーズの中核を成すオールラウンダー。その中でも、特に「日中（デイゲーム）」のスレたシーバスに口を使わせる、異端の「喰わせカラー」。それが「＃06 ピンクジョーカー」です。なぜ、この派手な「ピンク」がデイゲームに効くのか。「トレイシー25 インプレ」でも、このカラーの爆発力はしばしば話題になります。その秘密は、「視認性」と「明滅（めいめつ）」にあります。

まず、ピンクという色は、人間から見ても、そして魚から見ても、水中（特にクリアウォーター）で非常に目立つ色です。しかし、チャートリュース（蛍光黄緑）ほど「強すぎる」アピールではなく、「ぼんやり」とシルエットを膨張させます。これが、スレたシーバスに対し、「なんだ、あれは？」と興味を引かせる、適度な「違和感」となります。そして、トレイシーのタイトなバイブレーションが、このピンクのボディを「明滅」させる。

この「チカチカ」とした点滅が、シーバスのイライラを増幅させ、リアクションバイト（反射的なバイト）を誘発するのです。また、背中の「ブラック」が、シルエットを引き締める効果も。リアルカラー（イワシ）にも、アピールカラー（チャート）にも反応しない。そんな「お手上げ」の状況下で、この「ジョーカー（切り札）」が、沈黙を破る一本となるでしょう。あなたの「引き出し」を確実に増やしてくれる、戦略的なカラーです。

4. ブルーブルー(BlueBlue) トレイシー 25g ＃07 オレンジゴールド

「トレイシー25 ヒラメ」攻略において、あるいはシーバスゲームの「マズメ時（朝・夕）」において、このカラーを知っているかどうかが釣果を大きく左右します。「＃07 オレンジゴールド」は、ゴールド（金）ベースに、背中がオレンジという、ソルトウォーターの「アピールカラーの王様」です。

あなたが、広大なサーフ（砂浜）で、まだ薄暗いマズメ時に、その日「最初の一匹」を求めているとします。太陽光が赤みを帯びるこの時間帯は、ゴールドの反射が水中で最も「生々しく」輝き、魚の捕食本能を最高潮に刺激します。また、水が濁（にご）っている状況下でも、ゴールドの「強い反射」は、濁りを透過し、遠くの魚にまでその存在を知らせることができます。「トレイシー25」の25gというウエイトは、サーフでヒラメを狙う上でも、重すぎず軽すぎない、まさに「黄金比」。

その圧倒的な飛距離で、沖のブレイクライン（カケアガリ）を直撃し、ボトム（水底）からの「リフト＆フォール」で、砂の中に潜むヒラメを誘い出す。その時、この「オレンジゴールド」の強烈なアピールが、ヒラメに「見つけさせ」、そして「喰わせる」のです。シーバス、ヒラメ、マゴチ。あらゆるフラットフィッシュとシーバスに効く、万能アピールカラー。サーフアングラーならば、ボックスに常備すべき一本です。

5. ブルーブルー(BlueBlue) トレイシー 40g ＃03 イワシ

「トレイシー 40g」—シリーズ最強の飛距離を誇るこのモデルを手にする時、あなたが見据（みす）えているのは、遥か沖の「ナブラ（魚の群れ）」か、あるいは「ディープ（深場）」に潜むモンスターでしょう。その「ロングレンジ（長距離）戦略」において、最も信頼できるカラーが「＃03 イワシ」です。なぜ、このシンプルな「リアルプリント」カラーが最強なのか。それは、40gという「ウエイト」と、この「カラー」が持つ役割が、完璧に合致しているからです。

まず、40gの圧倒的な飛距離は、ショアジギング（岸からのジグ釣り）に匹敵します。これにより、サワラ（鰆）やブリ（イナダ・ワラサ）といった「青物」までもが、メインターゲットとなります。青物は、イワシを「ベイト（主食）」としていることが非常に多く、彼らは目が良いため、ルアーの「リアルさ」を厳しく見定めています。

この「イワシ」カラーは、メガバス（※ブルーブルー）の高品質なプリント技術により、本物のイワシの「鱗（うろこ）」の輝きと「シルエット」を完璧に再現。広大な海原で、トレイシー40gの強波動で魚を寄せ、最後の最後は、この「リアルさ」で口を使わせるのです。また、サーフ（砂浜）でのヒラメ・マゴチ狙いにおいても、40gのウエイトが、荒れた海況（かいきょう）や強い流れの中でも、しっかりとボトム（水底）を取り、ルアーを安定させることを可能にします。大遠投、青物、ディープ攻略。その全てを、この「イワシ」カラーがサポートします。

まとめ：「トレイシー ルアー」は、ストレスフリーで魚を獲るための答え

「トレイシー ブルーブルー」。それは、シーバスアングラーの「帝王」とも呼ばれる村岡昌憲氏が、アングラーが抱える「ストレス」を徹底的に排除し、「釣果」だけを純粋に追求するために生み出した、メタルバイブレーションの「答え」です。この記事では、「トレイシーがなぜ釣れるのか」という「インプレ」の核心—すなわち「引き抵抗の軽さ」と「トラブルレス性能」—を、深く解き明かしてきました。「トレイシー 15g」「トレイシー25」「トレイシー 40g」という緻密（ちみつ）なラインナップは、港湾部（ベイエリア）の「喰わせ」から、サーフ（砂浜）の「大遠投」まで、あなたの戦略に完璧に対応します。「トレイシー15の定価」が示す、その驚異的なコストパフォーマンスも、アングラーが「ロストを恐れず攻める」ことを可能にする、重要な「釣れる要素」の一つなのです。

我々は、「ブルーブルーのルアーの代表」である村岡氏の哲学に触れ、「トレイシー25 ヒラメ」への有効性、そして「おすすめ カラー」の戦略的な使い分けまで、その全てを学びました。もう、あなたは「重い・絡む・疲れる」といった、従来のメタルバイブの「負の遺産」に悩まされる必要はありません。あなたの目の前のフィールドを想像してみてください。水が濁（にご）っているなら「マットチャート」を。ベイトがイワシなら「ブルーブルー」や「イワシ」を。マズメのサーフなら「アカキン」を。そして、スレたデイゲームには「ピンクジョーカー」を。その戦略的なローテーションこそが、トレイシーの真価を引き出す鍵です。

トレイシーをタックルボックスに入れる。それは、「快適な釣り」と「釣果」の両方を手に入れるという、賢明な「選択」です。その驚くべき「引き抵抗の軽さ」と、ライン（糸）がフック（針）に絡まない「快適さ」が、あなたの集中力を極限まで高め、これまで感じ取れなかった、シーバスの「小さなアタリ」をも捉えさせてくれるはずです。ストレスフリーで獲る、その「次の一匹」を、トレイシーと共に掴（つか）み取ってください。