広大なフィールド、逆風、タフなコンディション。現代のルアーフィッシングで、あと一歩届かない場所にいる魚をどう攻略するか、頭を悩ませるアングラーは少なくありません。その「あと一歩」を強烈なインパクトで埋める答えこそが、「メガバス オニマル」です。
このルアーは、メガバスが誇る革新的なテクノロジーを注ぎ込んだ、新世代のメタルバイブレーション(ブレードベイト)として、多くの「メガバス オニマル インプレ」で「釣れる」と絶賛されています。「メガバスで一番釣れるルアーは?」と問われれば、POPXやワンテンといった伝説的な名前が挙がりますが、こと「金属系の巻物」において、オニマルの存在感は群を抜いています。
しかし、その実力ゆえに「メガバス オニマル 12g」のフックサイズはどうなっているのか、あるいは「メガバス オニマル 16g」や「メガバス オニマル 30g」といったラインナップをどう使い分ければいいのか、さらには「メガバス オニマル 青物」にも対応できるのか、具体的な疑問は尽きません。
この記事では、「メガバス オニマル オススメ カラー」や「限定カラー」の傾向も含め、このルアーの全貌を徹底的に解明します。あなたのタックルボックスに眠る「切り札」となる、その理由に迫ります。
- メガバス オニマルが「釣れる」理由(LBO IIとハイピッチ振動)
- 12g, 16g, 30gのラインナップとスペック(フックサイズ)
- バスから青物まで対応するオニマルの基本的な使い方
- ウエイト別のおすすめカラーと、それぞれの戦略的使い分け
メガバス オニマルの基本性能と「釣れる」理由
- 「メガバスで一番釣れるルアー」?オニマルの位置づけ
- 鬼丸12gのフックサイズは?(12g/16g/20g/30gスペック)
- LBO IIが生む異次元の飛距離とハイピッチ振動
- オニマルの基本的な使い方(ただ巻き&リフト&フォール)
- 「オニマル 青物」対応!ソルトウォーターでの圧倒的威力
1. 「メガバスで一番釣れるルアー」?オニマルの位置づけ
「メガバスで一番釣れるルアーは?」という問いは、多くのアングラーにとって永遠のテーマです。メガバスには、POPX(トップウォーター)、VISION ONETEN(ジャークベイト)、GRIFFON(クランクベイト)といった、各ジャンルで「伝説」と呼ばれるルアーが数多く存在します。そのため、単純に「一番」を決めることはできません。しかし、「メガバス オニマル」は、メタルバイブレーションというカテゴリーにおいて、これらの伝説的なルアーに比肩するほどの圧倒的な「釣れる力」を秘めたルアーとして開発されました。従来のメタルバイブが抱えていた「飛ばない」「ラインが絡む」「引き抵抗が重すぎる」といったストレスを、メガバス独自のテクノロジーで徹底的に排除。コンパクトなボディサイズからは想像もつかないほどの強烈なアピール力を持ち、ただ巻くだけで魚を惹きつける「イージーさ」と、テクニカルに誘う「奥深さ」を両立しています。オニマルは、タフな状況下でこそ真価を発揮し、他のルアーが沈黙したときに最後の一匹を絞り出す「切り札」としての地位を確立しているのです。
2. 鬼丸12gのフックサイズは?(12g/16g/20g/30gスペック)
「メガバス オニマル 12g インプレ」で注目されるのが、そのコンパクトさです。スペックは全長48mm、重さ12g。そして気になる「鬼丸12gのフックサイズは?」という疑問の答えは、フロントが#10、リアが#12というセッティングになっています。この前後で異なるフックサイズは、ルアーのアクションを殺さず、かつフック同士の糸絡みを防ぎ、フッキング率を最大化するための緻密な設計です。他のラインナップも、そのウエイトとターゲットに合わせて最適化されています。
- メガバス オニマル 16g:全長52mm / 16g / フック:Front #8, Rear #10
- メガバス オニマル 20g:全長56mm / 20g / フック:Front #8, Rear #10
- メガバス オニマル 30g:全長62mm / 30g / フック:Front #6, Rear #8
このように、12gはバスフィッシングのフィネスな展開や小規模なソルトフィールド、16g/20gはベイトタックルでの標準的な使用、そして30gは「メガバス オニマル 青物」対応のパワフルなゲームを見据えた、明確なセッティングが施されています。
3. LBO IIが生む異次元の飛距離とハイピッチ振動
メガバス オニマルの心臓部であり、他のメタルバイブと一線を画す最大の理由が、メガバス独自の重心移動システム「LBO II (PAT.)」の搭載です。従来の重心移動システムとは異なり、LBO IIはベアリングを内蔵したウエイトがシャフトレスで「転がる」ように移動します。これにより、キャスト時には摩擦抵抗がほぼゼロの状態でウエイトがボディ後端まで瞬時に移動し、ルアーの飛行姿勢を完璧に安定させます。その結果、12gや16gといった軽量モデルであっても、まるでワンランク上の重さのルアーを投げているかのような、異次元の飛距離を叩き出すのです。さらに、着水後のリトリーブ開始と同時に、ウエイトは即座に前方のネオジム磁界にロックされます。このアクションの「立ち上がりの速さ」が驚異的で、ただ巻きを開始した瞬間から、ボディを激しく震わせる超ハイピッチなバイブレーションを発生させます。この強烈な波動こそが、水産研究・教育機構の研究報告(PDF)にも見られるような、魚食魚が持つ「弱ったベイトフィッシュ」を感知する側線(そくせん)を強烈に刺激し、リアクションバイトを誘発するのです。
4. オニマルの基本的な使い方(ただ巻き&リフト&フォール)
「メガバス オニマル」が「釣れる」と言われるもう一つの理由は、その使い方が非常にシンプルであることです。最も基本となる使い方は「ただ巻き(ストレートリトリーブ)」です。前述のLBO IIシステムとボディバランスにより、オニマルはリトリーブを開始した瞬間から強烈なバイブレーションを発生させ、一定のレンジ(水深)をキープしたまま泳ぎ続けます。アングラーは難しいロッド操作を一切必要とせず、広範囲に散った高活性の魚を効率よくサーチすることが可能です。そして、もう一つの強力な武器が「リフト&フォール」です。キャスト後にルアーを一度着底させ、ロッドを大きくあおってルアーを跳ね上げ(リフト)、その後ラインを張ったまま再び着底させる(フォール)。この時、オニマルはリフトで強くアピールし、フォール時にはイレギュラーなスライドを伴いながら沈下し、リアクションバイトを誘発します。特に、低水温期やタフな状況下で、ボトム(水底)に張り付いた魚に口を使わせるには、このリフト&フォールが絶大な効果を発揮します。
5. 「オニマル 青物」対応!ソルトウォーターでの圧倒的威力
オニマルの活躍の場は、バスフィッシングだけにとどまりません。「メガバス オニマル 青物」というキーワードが示す通り、その性能はソルトウォーター(海のルアーフィッシング)でこそ、さらなる輝きを放ちます。特に「メガバス オニマル 30g」モデルは、まさにショアジギングやオフショアのキャスティングゲームのために設計されたと言っても過言ではありません。30gというウエイトとLBO IIシステムの相乗効果で、メタルジグに匹敵する圧倒的な飛距離を実現。遥か沖のナブラ(魚の群れ)や潮目を直撃できます。そして、メタルジグとの決定的な違いは、ただ巻きでの強烈な「バイブレーション」です。メタルジグが「フォール」で喰わせるのが得意なのに対し、オニマルは「横の動き(ただ巻き)」でサワラ(鰆)やハマチ(ブリの若魚)、シーバスといった高速で泳ぐフィッシュイーターの捕食本能を強烈に刺激します。もちろん、リフト&フォールでの青物狙いや、ヒラメ・マゴチといったフラットフィッシュにも絶大な威力を誇ります。この汎用性の高さが、オニマルを淡水・海水を問わない「万能ルアー」たらしめているのです。
【ウエイト別】メガバス オニマル おすすめカラーと戦略5選
- 【12g】メガバス ONIMARU (オニマル) ブルピンイワシ
- 【12g】メガバス ONIMARU (オニマル) チャートバック
- 【16g】メガバス ONIMARU (オニマル) ブラックレインボー
- 【20g】メガバス ONIMARU (オニマル) GP CHART BACK RAINBOW PB
- 【30g】メガバス ONIMARU (オニマル) G IWASHI
1. メガバス ONIMARU (オニマル) 12g ブルピンイワシ
「メガバス オニマル 12g」は、シリーズで最もフィネスなモデルであり、日本のバスフィッシングシーンにおいて最強の「喰わせ」の切り札となります。特に「ブルピンイワシ」カラーは、全国のフィールドでのメインベイト(主食)となるイワシを、メガバス独自のフィニッシュで生々しく再現した究極のマッチ・ザ・ベイトカラーです。
あなたがもし、プレッシャーの高いリバーや港湾で、ルアーを見切る賢いシーバスに遭遇したとしましょう。ワームではアピールが足りず、プラグでは大きすぎる。そんなジレンマを、このオニマル12gが解決します。全長48mmというコンパクトなシルエットは、スレたシーバスに一切の違和感を与えません。しかし、ひとたびリトリーブを開始すれば、LBO IIが即座に起動し、12gとは思えないほどの強烈なハイピッチバイブレーションを発生させます。その波動は、まるで本物のイワシが必死に逃げ惑う姿そのもの。
さらに、イワシカラーの半透明ボディが水に溶け込みながらも、光の角度で内部の反射板がギラリと輝き、リアリティとアピールという相反する要素を両立します。リフト&フォールでボトム(水底)を突けば、まるで底でエサを探すイワシ。ただ巻きすれば、群れからはぐれた無防備な一匹を演出します。「メガバス オニマル 12g インプレ」で絶賛されるその喰わせ能力を、ぜひ体感してください。これは、あなたの最後の砦となるルアーです。
2. メガバス ONIMARU (オニマル) 12g チャートバック
オニマル12gの戦闘力は、クリアウォーターだけのものではありません。この「チャートバック」は、その常識を覆す「濁り水最強カラー」です。マット(艶消し)仕上げの鮮やかなチャートリュースとブラックのタイガーストライプは、ルアーフィッシングにおいて最も視認性が高く、アピール力に優れたカラーコンビネーションの一つ。
あなたが、雨後の濁流が渦巻く河川や、ターンオーバーで視界が遮られた野池に立ったとします。G GILLのようなリアルカラーでは、その存在は完全に水に溶け込んでしまい、バスに気づかれることさえありません。しかし、このチャートバックは、濁りの中でも強烈なシルエットを放ち、遠くのバスにもその存在を猛烈にアピールします。
12gというコンパクトなボディが、濁りの中で「喰いやすい一口サイズ」として認識されるため、大型のルアーには反応しないバスでさえ、思わずリアクションバイト(反射的なバイト)してしまうのです。さらに、マット(艶消し)塗装は、余計な光の反射を抑え、ルアーの「色」と「波動」そのものをバスに伝えるため、スレたバスにも効果的と言われています。
12gの喰わせ能力と、チャートバックのアピール力。この究極のギャップこそが、タフなマッディウォーターを攻略する鍵となります。ボックスに忍ばせておくだけで、あなたの攻め手は格段に広がるはずです。
3. メガバス ONIMARU (オニマル) 16g ブラックレインボー
もし、あなたが「メガバス オニマル」シリーズの中で、最初に買うべき一本を選ぶとしたら、この「16g」モデルこそがその答えかもしれません。全長52mm、重さ16g。このスペックは、ベイトタックルで最も快適に扱え、バスフィッシングからシーバス、小規模な青物狙いまで、淡水・海水を問わず最も汎用性が高い「黄金比」と言えます。
12gではアピールが物足りない、30gでは強すぎる。その完璧な中間地点を埋めるのが16gです。そして、カラーは「ブラックレインボー」。メガバスの伝統を受け継ぐこのカラーは、レインボーベースにブラック(黒)の背中という、マッディウォーターやローライト(朝夕のマズメ時)において最強の組み合わせです。レインボーの強烈なフラッシング(明滅)が、濁った水中で広範囲の魚にアピールし、黒い背中がルアーのシルエットをハッキリと際立たせます。
LBO IIが生み出す圧倒的な飛距離で、オカッパリ(岸釣り)からは届かなかった対岸のカバー際や、沖のブレイクラインを直撃。ただ巻きするだけで、16gのボディが水を切り裂き、強烈なバイブレーションで魚を呼び寄せます。ボートからの釣りでは、その手返しの良さとバーサタイル(万能)な性能が、効率的なサーチベイトとして活躍します。迷ったら、まずこの一本。オニマルの「基準」となる性能が、全てここに詰まっています。
4. メガバス ONIMARU (オニマル) 20g GP CHART BACK RAINBOW PB
16gと30gの影に隠れがちですが、オニマルシリーズを使いこなすアングラーが「秘密兵器」として多用するのが、この「20g」モデルです。全長56mm、重さ20g。このモデルは、16gではレンジ(水深)キープが難しい「ディープ(深場)」や「急流」を攻略するために生まれました。リザーバーのディープフラット、大規模河川の橋脚周り、あるいは潮流の速い湾奥エリア。
16gでは浮き上がってしまうような状況でも、20gの自重がルアーをしっかりと抑え込み、狙ったレンジを確実にトレースすることを可能にします。カラーは「GP CHART BACK RAINBOW PB(GPチャートバックレインボーPB)」。
GP(グローパール)ベースのボディに、視認性の高いチャートバック、そして側線には虹色のアクセント(PB=パールベリー)。これは、深場や濁りの中でもバスやシーバスにしっかりとルアーを「見せる」ための、アピールとナチュラルのハイブリッドカラーです。特に、ボトム(水底)まで沈めてからのリフト&フォールにおいて、この20gモデルは最強の武器となります。
フォールスピードが速く、リアクションバイトを誘発しやすいだけでなく、ボトム感知能力も格段に向上。ディープのストラクチャー(障害物)をタイトに攻め切ることができます。「メガバス オニマル インプレ」を読み込んでいるあなたにこそ、この20gという選択肢を知ってほしい。ライバルが攻めきれない「一段下」を、このルアーで攻略してください。
5. メガバス ONIMARU (オニマル) 30g G IWASHI
「メガバス オニマル 青物」というキーワードは、この「30g」モデルの登場によって現実のものとなりました。全長62mm、重さ30g。これは、もはやバスルアーの枠を超え、ショアジギングやオフショアキャスティングの世界に殴り込みをかける「戦略的兵器」です。LBO IIシステムを搭載した30gのボディが叩き出す飛距離は、40gクラスのメタルジグに匹敵、あるいは凌駕します。
あなたがサーフや堤防から、遥か沖で発生したナブラ(魚の群れ)を目の当たりにした時、このルアーほど頼りになる存在はありません。そして、カラーは「G IWASHI(Gイワシ)」。ソルトウォーターフィッシングにおいて、イワシは全てのフィッシュイーター(魚食魚)の共通言語。メガバス独自のG(ゴースト)フィニッシュで再現されたリアルなイワシは、スレた青物やサワラ(鰆)、シーバスの警戒心を解き、バイトに持ち込みます。このルアーの最大の強みは、メタルジグが苦手とする「ただ巻き」での強烈なアピール力です。
着水と同時にリトリーブを開始すれば、水面直下を高速バイブレーションで泳ぎ切り、ナブラを直撃。あるいは、ボトムまで沈めてからのリフト&フォールで、ヒラメやマゴチ、根魚までをもターゲットにします。メタルジグの「飛距離」と、バイブレーションの「アピール力」。その両方を手に入れたオニマル30gは、あなたのソルトゲームの可能性を無限に広げるでしょう。
まとめ:メガバス オニマルがあなたの切り札になる理由
「メガバス オニマル」というルアーが、なぜこれほどまでにアングラーを惹きつけ、「釣れる」と評価されるのか。その答えは、メガバスが誇る革新的な「LBO II」システムと、計算され尽くしたボディデザインの融合にあることを解き明かしてきました。異次元の「飛距離」、瞬時に起動する「アクション」、そしてボディサイズからは想像もつかない「強烈な波動」。これらすべてが、タフなフィールドで魚の捕食本能を強制的にONにするのです。
我々は、「メガバスで一番釣れるルアー」という問いに対するオニマルの位置づけから、「鬼丸12gのフックサイズ(#10/#12)」といった具体的なスペック、そして「12g」「16g」「20g」「30g」という緻密なラインナップの使い分けまで、その全貌を詳細に見てきました。「メガバス オニマル 青物」というキーワードが示す通り、その射程はバスフィッシングを遥かに超え、ソルトウォーターの広大なフィールドにまで及んでいます。「メガバス オニマル インプレ」で語られる数々の釣果は、このルアーが本物であることの何よりの証拠です。
あなたの目の前のフィールドを想像してみてください。攻めたいポイントが遥か沖にある。水深が深い。流れが速い。あるいは、プレッシャーが高く、バスが小さなベイトにしか反応しない。これまであなたが諦めていた、それらすべての「不可能」を「可能」に変えるポテンシャルが、オニマルにはあります。まずは、あなたのメインフィールドに合わせたウエイト(12g, 16g, 30gなど)と、「おすすめカラー」を一つ、タックルボックスに加えてみてください。そして、ただ巻く、あるいはリフト&フォールするだけ。オニマルが放つ強烈な波動が、あなたのロッドをひったくる衝撃的なバイトをもたらしてくれるはずです。このルアーは、あなたの「切り札」となるために生まれてきたのです。
