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ルアー

メガバス グリフォン完全解剖!歴代モデルと使い分けの極意

バスフィッシングの世界で、その名を知らぬ者はいないほどの金字塔を打ち立てたクランクベイト、それが「メガバス グリフォン」です。発売から時を経てもなお、多くのアングラーのタックルボックスの一軍として君臨し続けています。

しかし、その長い歴史の中で、「メガバス グリフォン 歴代」モデルにはどのような変遷があったのでしょうか。特に「メガバス 旧 グリフォン」や「メガバス グリフォン 初代」の熱狂的なファンがいる一方で、現行モデルの洗練された性能に魅了されるアングラーも少なくありません。

また、「グリフォンとは何ですか?」というビギナーの素朴な疑問から、「メガバス グリフォンの種類」はどれくらいあるのか、「メガバス グリフォン MR-X」や「メガバス グリフォンゼロ」はどう使い分けるのか、といった具体的な悩みも尽きません。「メガバスグリフォンはどのくらいの深度まで潜ることができますか?」というレンジ(泳層)の疑問や、「グリフォンSRの重さは?」といった基本的なスペック。

この記事では、数々の「メガバス グリフォン インプレ」で語られてきたその実力を徹底的に解剖し、あなたのフィールドで最大の武器とするための完全ガイドをお届けします。

  • 「グリフォンとは何か?」その人気の秘密と障害物回避能力
  • 初代から現行まで、歴代グリフォンの種類と特徴を解説
  • SR-X、MR-X、ゼロの潜行深度と重さの明確な違い
  • グリフォンの真価を引き出す基本的な使い方とおすすめロッド

メガバス グリフォンの基本と歴代モデル

  1. 「グリフォンとは何ですか?」- 人気の秘密と基本概念
  2. メガバス グリフォンの種類と歴代モデル(初代、旧グリフォン、現行)
  3. メガバスグリフォンはどのくらいの深度まで潜ることができますか?
  4. グリフォンSRの重さ(1/4oz)とスペック詳細
  5. メガバス グリフォンに最適なロッドとは?

1. 「グリフォンとは何ですか?」- 人気の秘密と基本概念

「グリフォンとは何ですか?」という問いに答えるなら、それは「メガバスが生み出した、障害物回避能力に長けたコンパクトクランクベイトの傑作」です。グリフォンが長きにわたり愛され続ける最大の理由は、その唯一無二のアクションにあります。リトリーブ(リールを巻く)を開始すると、ボディは激しく振動しながら(ウォブンロール)、設定された深度まで潜っていきます。

そして、その真価が発揮されるのが、水中やボトム(水底)の障害物に接触した瞬間です。多くのルアーが根掛かりしてしまうような場面でも、グリフォンは計算され尽くしたボディバランスとリップ形状により、障害物をヒラリと回避します。この動きは「ピンボールアクション」とも呼ばれ、障害物に当たった瞬間にバランスを崩して跳ね、その不規則な動きがバスのリアクションバイト(反射的な捕食)を強烈に誘発するのです。

バスという魚は、釣り具メーカーDUELのガイドでも解説されている通り、障害物の陰に身を潜める習性があります。グリフォンは、そのバスの聖域(サンクチュアリ)へ臆することなく飛び込み、根掛かりを恐れずに攻めきることができる、アングラーにとって最強の「攻めのクランクベイト」なのです。

2. メガバス グリフォンの種類と歴代モデル(初代、旧グリフォン、現行)

「メガバス グリフォン 歴代」モデルを語る上で欠かせないのが、「メガバス グリフォン 初代」または「メガバス 旧 グリフォン」と呼ばれる第1世代モデルです。1990年代後半に登場したこのモデルは、そのコンパクトな見た目からは想像もつかないほどのハイピッチアクションと、前述のピンボールアクションで瞬く間に全国のフィールドを席巻しました。

その人気は伝説的で、生産が追い付かず入手困難なルアーの代表格でした。その後、2016年頃に第2世代へのモデルチェンジが行われ、さらに2024年、8年ぶりに第3世代となる現行モデルが登場しました。「メガバス グリフォンの種類」は、この歴代モデルの変遷に加え、潜行深度や特性によって細分化されています。

基本となるシャローランナー「SR-X GRIFFON」、一段深いミドルレンジを攻める「メガバス グリフォン MR-X」、水面を攻略する「メガバス グリフォンゼロ」、そして小型化しベイトフィネスにも対応する「Baby GRIFFON」や「GRIFFON Bait Finesse」など、アングラーの多様なニーズに応える盤石のラインナップが築かれてきました。

3. メガバスグリフォンはどのくらいの深度まで潜ることができますか?

「メガバスグリフォンはどのくらいの深度まで潜ることができますか?」という疑問は、このルアーを使いこなす上で最も重要です。グリフォンシリーズは、モデル名のアルファベット(SR, MR, ZERO)によって、攻略すべきレンジ(潜行深度)が明確に分けられています。

  • SR-X (Shallow Runner):現行モデルの「SR-X GRIFFON」は、最大潜行深度が約1.3mです。これは、水面直下から浅い(シャロー)水中、例えば岸際や水深のない野池、ウィード(水草)の上っ面を引いてくるのに最適です。
  • MR-X (Middle Runner):現行モデルの「MR-X GRIFFON」は、最大潜行深度が約2.5m。SR-Xよりも一段深い、ミドルレンジ(中層)を攻略するためのモデルです。ブレイクライン(水深が急に変わるカケアガリ)や、少し水深のある場所の障害物を攻めるのに適しています。
  • GRIFFON ZERO (グリフォンゼロ):名前の通り「ゼロ」、つまり潜行深度0m=水面を攻略するトップウォータークランクです。水面を激しく攪拌し、水しぶきを上げながら泳ぐことで、水面を意識しているバスに強烈にアピールします。

このように、攻めたい水深に合わせて適切なグリフォンを選ぶことが、釣果への第一歩となります。

4. グリフォンSRの重さ(1/4oz)とスペック詳細

現行(第3世代)の「メガバス グリフォン」シリーズの中核を成すのが、SR-XとMR-Xです。まず「グリフォンSRの重さは?」という疑問ですが、現行の「SR-X GRIFFON」の重さは1/4oz(オンス)です。1オンスが約28gなので、1/4オンスは約7gとなります。

ルアーの全長は43mmと非常にコンパクトでありながら、このしっかりとした自重と、内部の重心移動システムにより、見た目からは想像もつかないほどの優れたキャスタビリティ(投げやすさ)を実現しています。弟分にあたる「メガバス グリフォン MR-X」も、スペックはSR-Xと共通で、全長43mm、重さ1/4oz(約7g)です。この2つのモデルは、重さやサイズは同じでありながら、リップの形状と長さが異なります。

SR-Xは短いリップで浅く(MAX 1.3m)潜り、MR-Xは長いリップで深く(MAX 2.5m)潜る。アングラーはタックル(竿やリール)を変えることなく、攻めたいレンジ(水深)に応じてルアーを交換するだけで、システマチックな攻略が可能になるのです。

5. メガバス グリフォンに最適なロッドとは?

「メガバス グリフォン ロッド」というキーワードで検索する方は、このルアーの性能を最大限に引き出すタックル(道具)を探していることでしょう。グリフォンのようなクランクベイトに最適なのは、一般的に「グラスコンポジット」や「低弾性カーボン」といった、しなやかで粘りのある素材で作られたロッドです。

なぜなら、硬すぎるロッドでは、リトリーブ中にルアーが障害物に当たった瞬間に弾きすぎてしまい、根掛かりが増えたり、バスのバイト(アタリ)を弾いてしまったりするからです。しなやかなロッドは、ルアーの振動を殺さずに増幅させ、障害物に当たった際も「粘る」ことでルアーを回避させやすくし、バスのバイトを深く乗せることができます。

メガバス自身も、過去には「スーパーグリフォン」という名を冠した専用ロッドをリリースしていたほど、ロッドとの相性を重視しています。具体的には、6フィート前半から6フィート後半までの長さで、パワーがML(ミディアムライト)からM(ミディアム)クラスのベイトロッドが、グリフォン(1/4oz)の操作性・遠投性の両面で最もバランスが良いとされています。

【潜行深度別】メガバス グリフォン おすすめモデル4選と使い方

  1. 【水面】GRIFFON ZERO (グリフォンゼロ)
  2. 【浅場】SR-X GRIFFON (SR-X グリフォン)
  3. 【一段下】MR-X GRIFFON (MR-X グリフォン)
  4. 【喰わせ】GRIFFON Bait Finesse SR-X (グリフォン ベイトフィネス)
  5. メガバスルアー(グリフォン)の基本的な使い方とインプレ

1. メガバス GRIFFON ZERO (グリフォンゼロ)

あなたがもし、水面が割れるエキサイティングなバイトを求めているなら、この「GRIFFON ZERO(グリフォンゼロ)」は究極の回答となるでしょう。その名の通り、潜行深度は「ゼロ」。これは、水面、あるいは水面直下を引くために設計された、トップウォーター(水面系)クランクベイトです。全長45mm、重さ1/4oz(約7g)の小柄なボディには、メガバスの狂気とも言えるほどのこだわりが詰まっています。

このルアーの最大の特徴は、リトリーブを開始した瞬間に、まるで小型のネズミや虫が水面を必死に逃げ惑うかのような、激しいウォブリング(左右に体を振る動き)と水しぶきを発生させることです。計算されたリップ角度とボディバランスにより、ただ巻くだけで水面を激しく攪拌し、広範囲のバスにその存在を猛烈にアピールします。特に、バスが水面を意識する朝夕のマズメ時や、雨後の濁りが入ったシャローエリア、あるいは水草やゴミが浮くカバーの際を通す時、その威力は爆発的です。

他のトップウォータープラグが「点で誘う」のに対し、グリフォンゼロは「線で誘う」ことが可能。高速リトリーブではパニックアクションを、デッドスローでは水面に微細な波紋を描き出し、静と動の両面でバスの捕食本能を刺激します。「メガバス グリフォン インプレ」の中でも、このゼロの破壊力は特別。信じて投げ続けるアングラーだけが、水面炸裂という最高の瞬間に立ち会うことができるのです。

2. メガバス SR-X GRIFFON (SR-X グリフォン)

これぞ「メガバス グリフォン」の真髄であり、現代クランクベイトの基準点です。現行(第3世代)モデルの「SR-X GRIFFON(SR-X グリフォン)」は、全長43mm、重さ1/4oz(約7g)、そして最大潜行深度1.3mというスペックを誇ります。この「1.3m」という深度が、日本のフィールドにおいて最も多用される「シャロー(浅場)」レンジを攻略するための黄金律です。野池の岸際、河川のテトラポッド、湖のウィード(水草)エリア。

バスが潜むあらゆる障害物に対し、このSR-Xグリフォンは臆することなく突き進みます。その秘密は、歴代モデルから受け継がれ、さらに洗練された「ピンボールアクション(障害物回避能力)」にあります。リップが障害物にコンタクトした瞬間、ルアーは一瞬バランスを崩しながらも即座に体勢を立て直し、まるで障害物を舐めるように、あるいは跳ねるようにしてクリアします。この予測不能な「ヒラウチ」こそが、障害物に隠れるバスのリアクションバイトを強制的に引き出すトリガーとなるのです。

初代・旧グリフォンを凌駕するために、ボディ内部の空気容量を増やし、浮力を高めた現行モデルは、このピンボールアクションがさらにパワーアップ。ただ巻くだけで、ルアーが勝手に障害物を探し、バスを誘ってくれる。そんなアングラーにとって最も信頼できる相棒、それがSR-Xグリフォンです。

3. メガバス MR-X GRIFFON (MR-X グリフォン)

SR-Xグリフォンがシャロー(浅場)の王様であるならば、この「MR-X GRIFFON(MR-X グリフォン)」は、その「一段下」のミドルレンジ(中層)を支配するために生まれました。「メガバス グリフォン MR-X」として知られるこのモデルは、SR-Xと全く同じ全長43mm、重さ1/4oz(約7g)のボディを持ちながら、より長く、より急角度に設計されたロングビル(リップ)を搭載しています。

このリップが、リトリーブを開始すると即座に水流を掴み、ルアーを最大2.5mの深度まで一気にダイブさせるのです。SR-Xでは届かなかった水深のあるブレイクライン(カケアガリ)、ボートドックの支柱、あるいは沈んだ岩や立木。そこは、警戒心の強い大型バスが潜むパラダイスであり、SR-Xの射程外でした。MR-Xグリフォンは、その聖域に「グリフォンの釣れるアクション」をそのまま持ち込むことを可能にします。

SR-X譲りのハイピッチ・ウォブンロールアクションと、障害物回避能力は健在。水中の障害物やボトム(水底)にリップを当てながら、「ピンボールアクション」を意図的に発生させる「ボトムノック」や「カバークランキング」において、その真価を最大限に発揮します。SR-XとMR-X。この2つをレンジ(水深)によって使い分けるだけで、あなたのクランキング戦略は飛躍的に緻密なものになるでしょう。

4. メガバス GRIFFON Bait Finesse SR-X (グリフォン ベイトフィネス)

「グリフォンは好きだが、サイズが大きすぎてバスが口を使わない」「もっと喰わせに特化したグリフォンが欲しい」。そんなアングラーのジレンマを解消するのが、この「GRIFFON Bait Finesse SR-X(グリフォン ベイトフィネス)」です。オリジナルのSR-X(43mm, 1/4oz=約7g)に対し、このモデルは全長38mm、重さ3/16oz(約5.3g)へと徹底的に小型化されています。

このサイズ感は、バスが小魚やエビなどの小さなベイトを偏食している状況や、先行者に叩かれてプレッシャーが高まったフィールドにおいて、絶大な「喰わせ」の力を発揮します。しかし、単に小さくしただけではありません。その名の通り、「ベイトフィネスタックル(軽量ルアーを扱うためのベイトタックル)」での快適なキャストと操作を実現するために、ボディバランスとアクションが再設計されています。小型ボディながらも、そのアクションは紛れもない「グリフォン」。

オリジナルのピンボールアクションとハイピッチな泳ぎを継承し、小さなボディで力強く水を掻き回します。最大潜行深度はMAX 1.2mと、オリジナルのSR-Xとほぼ同じレンジを攻めることが可能。タフな状況下で、最後の一匹を絞り出すための「切り札」として、この小さな巨人をタックルボックスに忍ばせておく価値は計り知れません。

5. メガバスルアー(グリフォン)の基本的な使い方とインプレ

「メガバスルアーの使い方は?」と聞かれ、特にグリフォンシリーズについて答えるならば、その基本は「ただ巻き」と「障害物に当てること」に尽きます。多くの「メガバス グリフォン インプレ」で絶賛されているように、このルアーはアングラーが難しい操作をしなくても、ただリールを巻くだけでルアー自体が持つ「釣れるアクション」を自動的に発生させてくれます。

そして、その性能を120%引き出すためのキモが、前述の「障害物に当てる」ことです。バスが潜んでいそうな杭、岩、倒木、あるいは水底。そうした障害物に向かって臆せずにキャストし、リトリーブ中にグリフォンのリップを「コンタクト(接触)」させるのです。接触した瞬間にグリフォンが「ピンボールアクション」でヒラを打った時、それまでルアーを無視していたバスが、リアクションで激しくバイトしてくる。

これがグリフォンで最もエキサイティングな瞬間です。この「当てる」釣りを恐れずに実行できるのは、ひとえにグリフォンの驚異的な「障害物回避能力」があるからこそ。根掛かりを恐れず、バスの聖域へ踏み込む。それこそがグリフォンを使いこなす最大のコツであり、このルアーが長年愛され続ける理由に他なりません。

まとめ:メガバス グリフォンが切り開くクランキングの世界

「メガバス グリフォン」。それは単なる一つのクランクベイトではなく、バスフィッシングにおける「障害物攻略」という概念そのものを変えた、革命的なルアーです。この記事では、「グリフォンとは何ですか?」という基本的な問いから、その心臓部である「ピンボールアクション」の秘密、そして「初代(旧グリフォン)」から現行モデルに至る「歴代」の系譜と「種類」を解き明かしてきました。SR-X(1.3m)、MR-X(2.5m)、ZERO(水面)という明確な「潜行深度」の違いを理解し、それぞれの「重さ」やスペックを知ることで、あなたの戦略がいかに広がったかを感じていただけているはずです。

もう、あなたは水中の障害物を恐れる必要はありません。むしろ、障害物こそがグリフォンにとって最高の舞台となります。「メガバスルアーの使い方は?」という問いの答えは、グリフォンが教えてくれる「根掛かりを恐れず、障害物に当てていく勇気」そのものです。あなたが最適な「ロッド」を選び、フィールドの水深に合わせてSR-X、MR-X、ZERO、あるいはベイトフィネスモデルを使い分ける。その瞬間に、これまで獲れなかった一匹との距離は劇的に縮まっているはずです。

メガバス グリフォンを手にするということは、バスの聖域(サンクチュアリ)への「鍵」を手に入れるということです。ただ巻くだけで、ルアーが障害物を探し、バスを誘い、バイトにまで持ち込んでくれる。これほどまでに信頼できる相棒は他にいません。この記事を参考に、あなただけのグリフォン戦略を組み立て、これまで体験したことのないアグレッシブなクランキングゲームの世界に、ぜひ足を踏み入れてみてください。