シーバスフィッシングの世界において、「名作」と呼ばれるルアーは数多く存在しますが、その中でも「唯一無二」という言葉が最もふさわしいルアーの一つ、それがタックルハウス ローリングベイトです。その独特なアクションと、スレた魚をも魅了する圧倒的な「食わせ」の性能は、発売から長年が経過した今もなお、多くのアングラーにとって「最終兵器」としてタックルボックスから外せない存在となっています。
しかし、いざ「ローリングベイト」を手にしようとすると、スタンダードな77、食わせの66、フィネスの55や48といった豊富なサイズラインナップを前に、どれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。ローリングベイト66のフックサイズは?ヒラスズキにも効くのか?ボトムチューンとは?そして、最強カラーは一体どれなのか。
この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問に答え、タックルハウスが誇るローリングベイトシリーズの核心に迫る使い方、その圧倒的な釣果の秘密を、インプレッションも交えながら徹底的に解剖していきます。
- タックルハウス ローリングベイトとは?(唯一無二のローリングアクション)
- ローリングベイトで釣れる魚(シーバス、ヒラスズキ、メバル、青物など)
- おすすめサイズ(48, 55, 66, 77)の明確な使い分けとインプレ
- 釣果を左右する「最強カラー」戦略とフックサイズ、ボトムチューン
ローリングベイトの核心:釣れる秘密と基本性能
TACKLE HOUSE 公式- タックルハウス ローリングベイトとは?(唯一無二のアクション)
- ローリングベイトで何が釣れる?(シーバス、ヒラスズキ、メバルまで)
- ローリングベイトの基本的な使い方(ただ巻き&フォール)
- ローリングベイト「最強カラー」戦略(ナチュラル・アピール・クリア系)
- ローリングベイト「ボトムチューン」とは?(チューニング)
1. タックルハウス ローリングベイトとは?(唯一無二のアクション)
「ローリングベイト」とは、タックルハウス(Tackle House)が生み出した、ルアーのカテゴリーそのものを創造したと言っても過言ではない、革新的なシンキング・リップレスベイトです。一見するとバイブレーションプラグのようにも、シンキングペンシルのようにも見えますが、そのアクションは全くの別物。
最大の特徴は、背中にある小さなリップ(スタビライザーフィン)と、緻密に計算された低重心ウェイトバランスが生み出す、「タイトなローリング(回転)アクション」にあります。一般的なバイブレーションが「ブルブル」という強い振動(ウォブリング)でアピールするのに対し、ローリングベイトは、ボディをほとんど振らず、水中で「クルクル」と身をよじるように回転しながら泳ぎます。
この「波動を抑えた、極めてナチュラルな泳ぎ」こそが、従来のルアーでは見切っていた、スレきったシーバスや低活性な魚に対して、警戒心を抱かせることなく「本物のベイトフィッシュ(小魚)」だと誤認させ、口を使わせるのです。まさに「ローリングベイトにしか反応しない魚がいる」と言わしめる、唯一無二の存在。それがタックルハウス ローリングベイトなのです。
2. ローリングベイトで何が釣れる?(シーバス、ヒラスズキ、メバルまで)
ローリングベイトで釣れる魚は、メインターゲットである「シーバス」だけに留まりません。その「食わせ」の能力は、まさに「魚種限定解除」のポテンシャルを秘めています。まず、シーバスと並んで高い実績を誇るのが、磯での「ヒラスズキ」。
ローリングベイトは、その安定した飛行姿勢と、荒れたサラシの中でも水面から飛び出しにくい遊泳性能により、ヒラスズキ攻略の切り札として絶大な信頼を得ています。さらに、サーフ(砂浜)や河口部での「ヒラメ」や「マゴチ」。ボトム(海底)付近を、ナチュラルなローリングアクションで誘えるため、非常に効果的です。
また、堤防や磯からのショアジギングにおいて、「青物」(イナダ、ワラサ、サゴシなど)がシラスや小型のカタクチイワシといった「マイクロベイト」に偏食している状況。メタルジグの派手な動きには全く反応しない、そんなタフな場面で、ローリングベイトのナチュラルなアクションが爆発的な釣果を生むことは少なくありません。
そして、ローリングベイト48や55といった小型モデルは、「メバル」や「カサゴ」といった「ロックフィッシュ」の切り札として、多くのライトゲーマーから絶大な支持を得ています。
3. ローリングベイトの基本的な使い方(ただ巻き&フォール)
ローリングベイトの基本的な使い方は、驚くほどシンプルです。それは「ただ巻き」。キャストして、狙いたいレンジ(水深)までカウントダウンし(シンキングタイプのため沈みます)、あとは一定のスピードでリールを巻くだけ。これだけで、ローリングベイトは背中のリップで水を受け、あの独特な「タイトローリングアクション」を自動的に演出し続けます。難しいロッド操作は一切不要。
ナイトゲーム(夜間)のシーバス狙いなど、ルアーの動きが見えない状況でも、手元に伝わる「クルクル」という微細な振動を感じながら、一定の層(レンジ)を引き続けるだけで、魚は勝手にバイトしてきます。さらに、シーバスやヒラメ、ロックフィッシュに絶大な効果を発揮するのが、「リフト&フォール」という使い方。
キャスト後に着底させ、ロッドを「スッ」と軽くあおってルアーを持ち上げ(リフト)、再びテンションをかけながら(テンションフォール)海底まで沈めます。ローリングベイトは、フォール中も水平に近い姿勢を保ち、ローリングしながら沈下(シミーフォール)するため、この「食わせの間」でのバイトが非常に多く発生します。この二つの使い方をマスターするだけで、ローリングベイトのポテンシャルを最大限に引き出すことができるでしょう。
4. ローリングベイト「最強カラー」戦略(ナチュラル・アピール・クリア系)
「ローリングベイト 最強カラー」を求めて、一つの答えを探したくなる気持ちは痛いほど分かります。しかし、結論から言えば、「たった一つの最強カラー」は存在しません。本当の「最強」とは、その日のフィールドの状況(天候、水色、時間帯、ベイトフィッシュの種類)に合わせて、最適なカラーを「選択(ローテーション)」する戦略そのものにあるのです。
ローリングベイトのポテンシャルを最大限に引き出すには、大きく分けて「ナチュラル系」「アピール系」「クリア・グロー系」の3つの系統を理解し、使い分けることが不可欠です。まず、基本となる「ナチュラル系」(例:No.1 イワシ、No.SH-1 HGシラス)。ベイトを忠実に再現し、澄み潮や日中のデイゲーム、スレた魚に最強です。次に「アピール系」(例:No.13 チャートバック・オレンジベリー、No.4 アカキン、ピンク系)。
マズメ時や濁り潮、サーフや青物狙いで、広範囲から魚を寄せるのに使います。そして「クリア・グロー系」(例:No.10 クリア、No.19 ゴースト・グローヘッド)。シルエットをぼかし、ハイプレッシャーな港湾部のナイトゲームや、メバル狙いで絶大な「食わせ」能力を発揮します。これら3系統を、その日の状況に合わせてローテーションすること。それこそが、最強のカラー戦略です。
5. ローリングベイト「ボトムチューン」とは?(チューニング)
ローリングベイトのインプレッションを見ていると、「ボトムチューン」という言葉を目にすることがあります。これは、ローリングベイトを、ヒラメやマゴチ、チヌ(クロダイ)といった、ボトム(海底)に潜む魚を攻略するために、アングラーが独自に施す「改造(チューニング)」の一種です。
スタンダードなローリングベイトは、ベリー(腹)とテール(尾)にトレブルフック(3本針)が装着されていますが、このままボトムをズル引きしたり、リフト&フォールを繰り返したりすると、根掛かりのリスクが高くなります。そこで「ボトムチューン」では、(1)ベリー(腹)のトレブルフックを外し、(2)テール(尾)のフックを、トレブルフックからシングルフック、あるいは小型のダブルフックに交換します。
これにより、ルアーが海底に接触した際の根掛かりを劇的に回避しつつ、ボトムで甲殻類やハゼをついばむベイトを演出し、ターゲットに口を使わせることができるのです。特に、ローリングベイト66や77は、このボトムチューンを施すことで、最強の「ボトムチニング」ルアーへと変貌します。
サイズ別徹底解説!おすすめローリングベイト5選
- タックルハウス ローリングベイト 77 (万能スタンダード)
- タックルハウス ローリングベイト 66 (食わせの切り札・フックサイズ)
- タックルハウス ローリングベイト 55 (ライトゲーム最強)
- タックルハウス ローリングベイト 48 (究極のフィネス)
- タックルハウス ローリングベイト 88 (ヒラスズキ・パワー遠投)
1. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト 77
「ローリングベイトのおすすめサイズは?」と聞かれたら、多くのアングラーがまずこの「77」を挙げるでしょう。全長77mm、自重15g。このスペックは、シーバスフィッシングにおける「万能スタンダード」として、完璧なバランスを誇ります。港湾部、河川、干潟、サーフ、小磯。あなたのホームフィールドがどこであれ、このローリングベイト77は、必ずや一軍ルアーとして活躍してくれます。
15gという自重からは信じられないほどの圧倒的な飛距離は、これまで届かなかった沖のポイントを射程圏内に収めます。そのインプレッションで共通して語られるのは、「15gという重さからは信じられないほど飛ぶ」「飛行姿勢が安定しており、逆風でも失速しにくい」という賞賛の声です。そして、そのアクション。
使い方は、ただ巻きするだけで、ローリングベイトの代詞である「タイトローリングアクション」を発生。この「泳ぎすぎない」ナチュラルな波動が、スレきったランカーシーバスの警戒心を解き、バイトへと持ち込みます。潜行レンジは、カウントダウン次第で表層直下からボトム(海底)まで、自由自在。ただ巻きでの広範囲サーチ、リフト&フォールでのボトム攻略、流れに乗せたドリフト釣法。
あらゆる使い方で、シーバス、ヒラメ、マゴチ、小型青物、さらにはバス釣りまで、ターゲットを選ばない汎用性の高さ。まさに「ローリングベイトとは何か」を知るための、最初の一本にして、究極の一本です。タックルボックスに、最強カラーである「イワシ系」「チャート系」「クリア系」の3色を忍ばせておけば、どんな状況にも対応できるという「安心感」が、あなたのアングラーとしてのレベルを一段階引き上げてくれるはずです。
2. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト 66
「ローリングベイト77ですら、見切られる」。春先のハク(ボラの稚魚)や、アミ、シラスといった、極小のベイトフィッシュに、ターゲットが偏食している。そんな、現代のルアーフィッシングにおける最も困難な「マイクロベイトパターン」を攻略するために生まれたのが、この「ローリングベイト 66」です。
全長66mm、自重は12g。77mm(15g)よりも一回りコンパクトなシルエットと、より微細なローリングアクションは、スレきったシーバスの最後の理性を崩壊させる「食わせ」の最終兵器です。そのインプレッションは、「77では反応がなかったのに、66に変えた途端に連発した」「バチ抜けパターンでも最強」といった、絶賛の声に溢れています。12gという自重は、L(ライト)クラスやML(ミディアムライト)クラスのシーバスタックルでも、ストレスなく十分な飛距離を稼ぐことが可能。
ただ巻きでのスローな誘いはもちろん、その絶妙なサイズ感は、港湾部の「岸壁ジギング」のような、垂直方向のリフト&フォールでも威力を発揮します。推奨される標準フックサイズは「#10(10番)」。この繊細なバランスが、タフな状況を打破する鍵です。「77」というスタンダードに加え、この「66」というフィネスな選択肢を持つこと。それが、ハイプレッシャーなフィールドで、他のアングラーと差をつけるための、最もインテリジェントな戦略です。
3. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト 55
ローリングベイトの「釣れる」DNAを、メバルやアジ、カサゴといった、ライトゲームの世界へと持ち込んだのが、この「ローリングベイト 55」です。全長55mm、自重8g。このスペックは、メバリングロッド(ULクラス)やアジングロッド(Lクラス)、あるいはライトなシーバスタックルで扱うのに、まさに完璧なバランス。
8gという自重は、55mmという小さなシルエットからは信じられないほどの飛距離を生み出し、ワームリグでは決して届かなかった、沖の潮目や、沈み根のピンスポットを直撃することを可能にします。そして、そのアクション。ただ巻きするだけで、ローリングベイトの代名詞である「タイトなローリング(回転)アクション」を発生。
この「波動を抑えた、極めてナチュラルな泳ぎ」こそが、スレきった大型メバルや、港湾部のシーバス(セイゴ・フッコクラス)、あるいは警戒心の強いチヌ(クロダイ)の警戒心を解き、バイトへと持ち込む最大の武器なのです。
使い方は、ただ巻き、あるいは、リフト&フォール。フォール中も、水平に近い姿勢でヒラヒラとローリングしながら沈むため、着底までの間も、常にバイトチャンスが続きます。推奨フックは#10。「ワームでは反応しない、でもプラグでは強すぎる」。そんな、最ももどかしい状況を攻略するため、あなたのタックルボックスに必ず加えておくべき一本です。
4. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト 48
「ローリングベイト55ですら、大きい」。アミやシラスといった、数ミリ単位のプランクトンや稚魚をメバルが偏食している。そんな、ルアーフィッシングにおける最も困難な「マイクロベイトパターン」を攻略するために存在する、究極のフィネスモデルが「ローリングベイト 48」です。全長48mm、自重4.5g(シンキング)と3.5g~3.6g(SSS/SSモデル)。
55mm(8g)と比較しても、そのサイズ感と重さは、まさに別次元。アジングやメバリング専用のUL(ウルトラライト)クラスのタックルでの使用が前提となります。そのインプレッションは、「アミパターン最強」「ワームより釣れる」「反則だ」といった、熱狂的な声に満ちてています。48mmの小さなボディが生み出す「超微細ローリング」は、スレきった大型メバルにも、全く警戒心を与えることなく口を使わせます。
4.5gのシンキングモデルは、飛距離を稼ぎつつ、ボトム(海底)や中層を。SSS(スーパースローシンキング)リップレスモデルは、水面直下を漂うアミやシラスを完璧に演出し、水面を意識したメバルのライズ(捕食)を直撃します。「66」ですら反応しない、究極のセレクティブな状況。その最後の扉をこじ開けるのが、このローリングベイト48なのです。
5. タックルハウス(TackleHouse) ルアー ローリングベイト 88
「ローリングベイト77では、アピールが足りない」「もっと飛距離が欲しい」。あるいは、「ベイトフィッシュがコノシロや大型のイワシ、ボラの子と大きい」。そんな、よりパワフルなゲーム展開を求めるアングラーのための答えが、「ローリングベイト 88」です。
全長88mm、自重24g。77mm(15g)から大幅にサイズアップ&ウエイトアップしたこのモデルは、アピール力と飛距離性能が格段に向上しています。24gという重量がもたらす飛距離は、まさに圧巻の一言。広大なサーフや、大河川の河口、あるいは逆風が吹き荒れる堤防でも、その弾丸のようなキャストフィールは、アングラーに絶対的なアドバンテージをもたらします。
アクションは、77mm譲りのタイトローリングを踏襲しつつも、ボディサイズが大きくなった分、より強く、ワイドな波動(ウォブンロールが少し加わる)を生み出します。この「アピール力」こそが、広範囲からランカーシーバスや座布団ヒラメ、ワラサクラスの青物、そして磯のヒラスズキを引き寄せる力となるのです。
そのインプレッションは、「サーフヒラメのパイロットルアーとして欠かせない」「ランカーシーバス狙いの切り札」といった、パワーゲームでの絶大な信頼に満ちています。77mmとこの88mmを、ベイトサイズやフィールドの規模に応じて使い分けること。それが、ローリングベイト戦略をマスターする鍵となります。
まとめ:ローリングベイトで、スレた魚を「食わせる」快感を
ローリングベイト タックルハウスというキーワードから始まったあなたの探求は、このルアーシリーズが単なる一つのルアーではなく、タックルハウスが生み出した「ローリングアクション」という、唯一無二の「釣れる」概念そのものであることを明らかにしたのではないでしょうか。
この記事では、「ローリングベイトとは何か」、その使い方(ただ巻き&フォール)、釣れる魚(シーバス、ヒラスズキ、ヒラメ、青物、メバル…)の無限の可能性、そして48、55、66、77、88といった豊富なサイズラインナップの戦略的な使い分けについて、インプレを交えながら徹底的に解説しました。最強カラーの選び方、フックサイズ(66なら#10)、ボトムチューンといった具体的なテクニックも、あなたの戦略を深めるヒントとなったはずです。
今、あなたの取るべきアクションプランは明確です。それは、ご自身のメインフィールドとターゲットを考慮し、最適なサイズのローリングベイト(迷ったら77、食わせなら66、ライトゲームなら55/48)を選ぶこと。そして、フィールドで「ただ巻き」と「リフト&フォール」を信じて実践することです。
このルアーを手にした未来、あなたはもう、ハイプレッシャーなフィールドで「どうせ食わない」と諦めるアングラーではありません。他のアングラーが沈黙する中で、一人だけ、スレた魚を「食わせる」快感を知った、テクニカルなゲームの主役となっているはずです。
