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ルアー

ララペン200徹底インプレ!規格外の重さと使い方

ショア、オフショアを問わず、アングラーが一生に一度は手にしたいと願う、20kg、30kgを超える「規格外のモンスター」。その夢を現実にするためにJUMPRIZEが世に放った最終兵器、それが「ララペン200F」です。このルアーの名を聞いただけで、胸が高鳴るアングラーも多いでしょう。

しかし、いざ手にしようとすると、ララペン200Fの規格外の「重さ」、そしてその性能を100%引き出すための「フックサイズ」や「フックセッティング」など、専門的すぎるがゆえの疑問が次々と浮かび上がります。そのインプレは絶賛の嵐ですが、一部で囁かれる「釣れない」という噂の真相や、165F、240Fといった兄弟モデルとの使い分け、そもそも「ららぺんの素材」は何なのか。

この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問に答え、ララペン200Fが「モンスターを獲るため」のルアーである理由を、そのインプレと共に徹底的に解剖していきます。

  • ララペン200Fの正確な重さ(97g)と驚異的な飛距離インプレ
  • 釣果を左右する最重要項目:推奨フックサイズとセッティング
  • ららぺんの素材と「釣れない」という噂の真相を徹底解説
  • ララペン全シリーズ(125F〜240F)の明確な使い分け

ララペン200Fの真価と「対モンスター」戦略

  1. ララペン200Fの正確な重さと「ららぺんの素材」
  2. ララペン200Fのフックサイズは?推奨フックセッティング(最重要)
  3. ララペン200Fの飛距離インプレとアクションの秘密
  4. ララペン200Fが「釣れない」と言われる噂の真相
  5. ララペン240F・165Fとの決定的な使い分け

1. ララペン200Fの正確な重さと「ららぺんの素材」

ララペン200Fを手に取って、まず誰もが驚愕するのが、その「重さ」です。公式スペックでは、全長200mmに対して、フックやリングを含まない「本体重量」が97gとされています。これに後述する推奨フック(#4/0や#5/0)を装着すると、総重量は110gを軽く超えてきます。

この重さこそが、ララペン200Fを「対モンスター専用」たらしめる所以です。この重量級ボディを支える「ららぺんの素材」は、ウッド(木)ではなく、JUMPRIZEがこだわり抜いた「高強度ABS樹脂」です。ABS樹脂を採用することで、ウッドでは不可能な内部の複雑なリブ構造(補強)と、重心移動システムを搭載するスペースを確保。

さらに、ボディ内部には1.8mm径の極太貫通ワイヤーシステムが組み込まれています。これにより、マグロやGT、30kgを超えるヒラマサの破壊的なアゴの力や、強烈なファイトにも音を上げない、圧倒的な剛性を実現しているのです。

2. ララペン200Fのフックサイズは?推奨フックセッティング(最重要)

ララペン200Fの性能を100%引き出す上で、フックサイズとフックセッティングは、ルアーの泳ぎ、浮き姿勢、そして飛距離の全てを左右する「最重要項目」です。このルアーは、フック込みの総重量が約110gから112gになることを前提に、その浮力とアクションが完璧に設計されています。

メーカー(JUMPRIZE)が推奨する標準フックセッティングは、「JUMPRIZE トレブルMMH #4/0(1個あたり約6.6g)」または「オーナー ST-66 #4/0(1個あたり約6.8g)」を、ベリー(腹)とテール(尾)に1つずつ装着するパターンです。トータルで約13g~14gのフック重量を加えることで、ララペン200Fは理想的な浮き姿勢と、キビキビとしたアクションレスポンスを手に入れます。

もし、より強度を求めて#5/0(1個あたり約8.5g)クラスを装着する場合は、シングルフックとの併用で総重量を調整するなど、シビアなバランス感覚が求められます。フックが軽すぎると、ルアーが水面を滑ってしまい、うまくダイブ(潜行)しなくなります。逆に重すぎると、アクションが鈍重になり、最悪の場合サスペンド〜シンキング状態になってしまいます。まずはメーカー推奨セッティングを厳守すること。それがララペン200Fを「釣れるルアー」にするための、絶対条件です。

3. ララペン200Fの飛距離インプレとアクションの秘密

ララペン200Fのインプレッションで、その「重さ」と共に絶賛されるのが「規格外の飛距離」です。総重量110gを超えるルアーが、なぜただ重いだけでなく、安定して飛ぶのか。その秘密は、JUMPRIZE独自の高性能タングステン重心移動システムにあります。

キャストの瞬間、内蔵された大型タングステンウェイトがボディ後端まで瞬時に、かつ正確に移動。これにより、空気抵抗を極限まで抑えた流線形のボディが、まるで一本の槍のように、一切ブレることなく一直線に飛んでいきます。PE6号、8号といった極太ラインの使用が前提となるタックルでも、その飛行性能は衰えることを知らず、インプレでは「爆風の向かい風でも100mラインを狙える」と評されるほどです。

アクションは、その大きなボディからは想像もつかないほど「ハイレスポンス」。軽いロッドワークにも機敏に反応し、水面直下で強烈な泡を引き連れながら、艶めかしいS字ダイブ&スライドを披露。この「飛距離」と「アクションレスポンス」の両立こそが、ララペン200Fの真価なのです。

4. ララペン200Fが「釣れない」と言われる噂の真相

これほどの実績を誇るララペン200Fですが、一部で「釣れない」という声が聞かれるのも事実です。しかし、その原因の99%は、ルアーの性能ではなく「アングラー側のミスマッチ」にあります。まず、最も多いのが「フックセッティングのミス」。

軽すぎるフックを付けて、ルアーが水面を滑っている。これでは魚は出ません。次に「タックルバランスのミス」。110gのルアーを、PE3号や4号、柔らかいロッドで投げても、ルアーは飛ばず、アクションも伝わりません。PE6号から10号、10フィートクラスの最強ロッド。それこそが、ララペン200Fを操るための「最低条件」です。

そして最後に「状況のミス」。ララペン200Fは「モンスターを獲るため」のルアーです。アベレージサイズが3kgの場所で投げても、そのアピール力は過剰であり、むしろ魚を散らしてしまいます。ベイトがサンマやダツ、シイラの子といった大型ベイトであること、そして30kgクラスの回遊が期待できる場所であること。

この条件が揃って初めて、ララペン200Fは「最強のルアー」と化すのです。「釣れない」のではなく、「使う場所とタックルを選ぶ」ルアーなのです。安全な釣りのため、(一財)日本スポーツフィッシング振興会が推奨するマナーを守り、特にヘビーな釣りでは周囲の安全確保が不可欠です。

5. ララペン240F・165Fとの決定的な使い分け

ララペン200Fの立ち位置を明確にするため、兄弟モデルとの使い分けを理解しましょう。まず「ララペン165F」(本体53g)は、ショアからの「対大物」スタンダード。PE4号~6号クラスのタックルで扱え、10kgクラスのヒラマサやブリを狙う上で、飛距離とアピール力、操作性のバランスが最も優れています。

一方、「ララペン200F」(本体97g)は、ショア・オフショアを問わず「対モンスター」専用機。PE6号~10号クラスの最強タックルで、20kg、30kgを超えるヒラマサやマグロを獲るためのモデルです。そして「ララペン240F」(本体138g)は、「対超モンスター」用、オフショア専用と言っても過言ではありません。

その重さは138g、総重量は150gを超え、ターゲットはGT(ロウニンアジ)や50kgを超えるキハダマグロ。アングラーの体力とタックルの限界が試される、JUMPRIZEのフラッグシップです。165Fが「大物」、200Fが「怪物」、240Fが「規格外」。あなたの狙うサイズと、あなたのタックルが許容する限界に応じて、選ぶべきララペンは決まります。

モンスターを獲る!JUMPRIZE最強布陣5選

  1. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 200F
  2. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 240F
  3. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 165F
  4. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 150F
  5. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 125F

1. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 200F

これは、ルアーフィッシングの「夢」そのものを具現化したルアーです。JUMPRIZEが「ララペン 200F」に込めた思想は、ショア・オフショアを問わず、アングラーが一生に一度出会えるかどうかの「モンスター」を、確実に仕留めること。全長200mm、本体重量97g。

その圧倒的な存在感は、他のルアーを文字通り「豆粒」に変えてしまいます。このルアーをフルキャストするために必要なのは、PE6号、8号、あるいは10号といった、常軌を逸した最強のタックルと、それを振り抜くアングラーの覚悟。その覚悟に応え、ララペン200Fは、内蔵された大型タングステン重心移動システムにより、100gを超える物体とは思えないほどの、安定した飛距離を叩き出します。アクションは、その巨体に似合わない驚くべき「ハイレスポンス」。

軽いロッドワークにも即座に反応し、水面直下で強烈な泡と波動を引き連れながら、艶めかしいS字ダイブ&スライドを披露します。この「大きなシルエット」が「機敏に動く」というギャップこそが、百戦錬磨のモンスターの理性を破壊し、水面を爆発させる強烈なバイトを引き出すのです。素材は高強度ABS樹脂、内部には1.8mm径の極太貫通ワイヤー。

フックセッティングはST-66 #4/0(総重量約110g)が基準。人気カラーの「超フルメッキ」や「サンライズチャート」は、そのアピール力で遠くのモンスターをも呼び寄せます。これは、あなたが「平均サイズ」に満足できなくなった時、次のステージに進むために手にすべき、究極の一本です。

2. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 240F

「ララペン200Fですら、小さい」。あなたが対峙する海が、トカラのGTフィールドや、相模湾の50kg級キハダマグロ、あるいは玄界灘の30kgオーバーヒラマサであるならば、JUMPRIZEが出した最終回答がこの「ララペン 240F」です。全長240mm、本体重量138g。フックをセッティングすれば、その総重量は150gを優に超えます。

これは、もはや「ルアー」というよりも「小型のミサイル」です。このルアーを投げることは、それ自体がアングラーの肉体と精神の限界への挑戦。PE8号~12号ラインを、最強のオフショアロッドで振り抜いた時、かっ飛んでいくその弾道は、見る者に畏怖さえ抱かせます。そのアクションは、200Fの機敏さとは異なり、より「大きく、ゆったりとした」S字ダイブ&スライド。

この巨大なルアーが水を押す波動は、水深数十メートルのボトムに潜むモンスターにまで届き、その存在を猛烈にアピールします。ターゲットはただ一つ、その海域の「最大最強の個体」。ララペン200Fが「怪物」を獲るルアーなら、ララペン240Fは「神話」を釣るルアーです。アングラーがルアーに合わせるのではなく、ルアーがアングラーを選ぶ。そんな領域に達した、JUMPRIZEのフラッグシップ・オブ・フラッグシップ。選ばれし者だけが、その真価を体験することができます。

3. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 165F

「200Fや240Fは、明らかにオーバースペックだ」。しかし、「150Fではアピールが足りない」。そんな、日本のショア青物ゲームにおける最も現実的で、最も熱いニーズに応えるのが、この「ララペン 165F」です。全長165mm、本体重量53g(フック込み約60g~63g)。

このスペックこそが、ショアから10kgオーバーのヒラマサやブリを狙う上での「黄金比」と言えるかもしれません。PE4号~6号クラスという、ショア青物アングラーが最も多用する「本気」のタックルで、その性能を100%引き出すことが可能。150Fを遥かに凌駕する飛距離と、荒れた海況でも決して波に消されない強い波動。それでいて、200Fほどの体力的な負担をアングラーに強いることなく、一日中キャストを続けることができる。

アクションは、150Fのキビキビ感と、200FのパワフルなS字軌道の中間。まさに「釣れる」動きを、イージーに演出できます。推奨フックはST-66 #2/0。このセッティングが、アピール力と操作性の完璧なバランスを生み出します。ベイトがサンマやダツ、シイラの子といった大型ベイトに変わった瞬間、150Fを投げ続けていたアングラーを横目に、あなただけが連発する。そんな劇的な状況を生み出す力を持った、JUMPRIZEの「対大物」スタンダードモデルです。

4. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 150F

もし、ララペンシリーズの中で「基準」となる一本を選べと言われれば、それは間違いなく「ララペン 150F」でしょう。全長150mm、本体重量43g(フック込み約50g)。このスペックは、現代のショア青物ゲームにおいて「万能」を極めた、完璧なバランスを誇ります。

165Fが「ハイアピール」の決戦兵器であるならば、150Fは、あらゆる状況で高い次元のパフォーマンスを発揮する「万能スタンダード」です。PE3号~4号クラスという、標準的な青物タックルで、その性能を100%引き出すことが可能。キャストすれば、その重量からは想像もつかない圧倒的な飛距離を叩き出し、アクションさせれば、165Fよりもキビキビとした、レスポンスの良いS字ダイブ&スライドを演出します。

この「アピール力」と「操作性」の絶妙なバランスが、高活性な群れを効率よく釣ることはもちろん、スレた単発の個体にじっくりと口を使わせることも可能にします。推奨フックはJUMPRIZEトレブルMMH#1/0、またはST-66#1/0(総重量約50g)。

このセッティングを守ることが、150Fを「釣れるルアー」にするための絶対条件です。165Fが大きすぎると感じる状況、125Fではアピールが足りないと感じる状況、その全ての「中間」を完璧に埋めてくれる。あなたの青物ゲームの基軸となり、最も多くの魚を連れてきてくれるのは、きっとこの150Fになるはずです。

5. JUMPRIZE(ジャンプライズ) ララペン 125F

「ララペン150Fや165Fは、強すぎる」。ベイトフィッシュがイワシやイナッコなど10cm前後と小さい時、あるいは魚の活性が低く、より繊麗なアプローチが求められる状況。そんなシビアな場面でこそ輝きを放つのが、ララペンシリーズの「食わせ」担当、「ララペン 125F」です。全長125mm、本体重量25g(フック込み約28~29g)。

このスペックは、本格的な青物タックルではなく、ヒラスズキタックルやシーバスタックル(PE1.5号~2.5号)といった、よりライトなタックルでも完璧に扱えるという、圧倒的なアドバンテージをもたらします。軽い力でキャストしても、重心移動システムは完璧に作動し、クラス最高峰の飛距離を実現。

アクションは、150FのパワフルなS字ダイブとは異なり、より機敏でクイックなスライドアクションが特徴。この「軽快さ」と「リアルなサイズ感」が、大型ルアーには見向きもしないスレた青物や、磯のヒラスズキ、河口のランカーシーバスまでも魅了します。

推奨フックはJUMPRIZEトレブルMMH#3、またはSTX-58#2(総重量約3g)。150F・165Fという「王」の隣に、この「必殺の暗殺者」を忍ばせておくこと。その戦略こそが、あなたの釣果を盤石なものにします。このルアーは、あなたのテクニックの幅を格段に広げ、大型ルアーでは獲れなかった、もう一匹の価値ある魚をもたらしてくれるはずです。

まとめ:ララペン200を手に、規格外の夢を掴め

ララペン200というキーワードから始まったあなたの探求は、このルアーが単なる大きなプラスチックの塊ではなく、アングラーの「夢」を背負い、規格外のモンスターと対峙するためだけに創られた「専用兵器」であることを明らかにしたのではないでしょうか。

この記事では、ララペン200の正確な重さ(本体97g)、その飛距離性能、そして何よりも釣果を左右するシビアなフックセッティング(総重量約110-112g、#4/0フックが基準)について、インプレを交えながら徹底的に解説しました。ららぺんの素材が高強度ABSであること、そして「釣れない」という噂は、アングラーとタックル、そして状況の「ミスマッチ」に他ならないこともご理解いただけたと思います。

今、あなたのアクションプランは明確です。それは、ご自身のタックル(PE6号以上)と、対峙する海の状況を再確認すること。もし、あなたが本気で30kgクラスのモンスターを追い求める覚悟があるならば、完璧なセッティングを施したララペン200Fを迷わず結んでください。

もし、まだタックルや経験に不安があるならば、まずは165Fや150FでJUMPRIZEの神髄を体感することから始めるのが賢明です。ララペン200Fは、アングラーを選びます。しかし、それゆえに、このルアーで手にした一匹は、あなたの釣り人生において、生涯忘れられない「神話」として語り継がれることになるはずです。