港湾の常夜灯が照らす明暗部、あるいは春先のシラスパターンで、沖のナブラは遠い。手持ちの小型ミノーは届かず、ジグでは沈下が速すぎて見切られる。そんな、もどかしくもどかしい状況を経験したアングラーは多いはずです。デュエルのモンスターショット65は、そのジレンマを打ち破るために生まれた、まさに小さな巨人。
65mmという小さな体に、常識外れの25gという重量を詰め込み、驚異的な飛距離を実現しました。しかし、このルアーを手にしたアングラーが次に直面するのが、モンスターショット65の人気カラーという、深くも難解な「色の壁」です。定番のシルバーか、それとも青物に効くというピンクか。
この記事では、モンスターショット65で釣れるシーバスや小型青物といったターゲットに対し、ルアーの色で1番釣れる色とは何なのか、その理論から、実績と状況に基づいた人気カラーランキングまで、あなたの疑問を徹底的に解消します。
この記事のポイント
- モンスターショット65の驚異的な飛距離と、シーバスや青物といったメインターゲットを解説
- ルアーの色で1番釣れる色とは何か、その基本的なカラー理論を解説
- 実釣データと状況に基づいた、モンスターショット65の人気カラーランキングを紹介
- マイクロベイトパターンや激戦区で、ライバルに差をつける「釣れるカラー」の選び方
1. モンスターショット65を使いこなす!基本性能とカラー戦略
- モンスターショット65で何が釣れる?そのターゲットとは
- モンスターショット65の驚異的な飛距離の秘密
- ルアーの色で1番釣れる色とは?カラー理論
- モンスターショット65 シーバス攻略のカラー
- モンスターショット 青物カラーの選び方
1-1. モンスターショット65で何が釣れる?そのターゲットとは
モンスターショット65は、その「小さなシルエット」と「圧倒的な重量」という相反する特徴により、ショアから狙える多種多様なターゲットを射程に収めます。まず、メインターゲットとなるのがシーバスです。特に、春先のシラス(イワシの稚魚)や、港湾部のアミ、小型のイナッコ(ボラの幼魚)といったマイクロベイトを偏食している状況では、他のルアーを寄せ付けない独壇場となります。
65mmというサイズ感が、これらの小さなベイトに完璧にマッチするのです。さらに、その重さを活かして、都市型河川の橋脚の明暗部や、ボトム付近に潜むシーバスを直撃することも可能です。そして、もう一つの主要ターゲットが、サゴシ(サワラ)やワカシ(イナダ)、メッキといった小型青物です。彼らが小型のベイトを追い回してナブラを立てている時、モンスターショット65の驚異的な飛距離が、そのナブラの中心を撃ち抜く唯一の武器となります。
ジグでは見切るスレた青物も、プラグのアクションで見せれば口を使うことは多いのです。その他、ヒラメやマゴチ、カマス、メバルまで、その汎用性は計り知れません。デュエルの公式製品ページでも、その多彩なターゲットが紹介されていますが、まさに「何でも釣れる」魔法の弾丸と言えるでしょう。
1-2. モンスターショット65の驚異的な飛距離の秘密
モンスターショット65の飛距離は、初めてキャストしたアングラーの誰もが度肝を抜かれます。その秘密は、65mmという小さなプラグの常識を覆す、23gという圧倒的な重量にあります。一般的な同サイズのミノーが5gから10g程度であることを考えれば、これがどれほど異次元のスペックであるかお分かりいただけるでしょう。
この超高比重設計により、ルアーはまるで弾丸のように、空気抵抗を切り裂いて安定した飛行姿勢を保ちます。そのため、逆風が吹き荒れるサーフや堤防といったタフなコンディションでも、飛距離が落ちにくく、狙ったポイントを正確に撃ち抜くことが可能です。メーカーテスト値では、最大80mを超える飛距離を記録しており、これはもはや小型ルアーの領域を完全に逸脱しています。
この飛距離のアドバンテージは計り知れません。これまでシーバスロッドでは届かなかった沖の潮目、対岸のストラクチャー、誰もが諦めていた遥か沖のナブラ。モンスターショット65は、それら全ての「未開の地」を、あなたの射程圏内へと変えてしまう、まさにゲームチェンジャーなのです。
1-3. ルアーの色で1番釣れる色とは?カラー理論
ルアーの色で1番釣れる色は何か?これは、全てのアングラーが追い求める永遠のテーマです。結論から言えば、あらゆる状況で最強の「1番釣れる色」は存在しません。しかし、状況に応じて「1番釣れる色」を選択する理論は存在します。ルアーのカラーは、大きく分けて3つの役割を持っています。
一つ目は「イミテーション(模倣)」。シルバーイワシやキビナゴのように、ベイトフィッシュに似せたナチュラルカラーです。水が澄んでいる日中や、魚が特定のベイトに執着している時に絶大な威力を発揮します。二つ目は「アピール(誘引)」。ピンクやブルピン、チャートといった派手な色です。朝夕のマズメ時、濁り潮、深場など、光量が少ない状況で、ルアーの存在をいち早く魚に気づかせ、リアクションバイトを誘います。三つ目は「ステルス&シルエット」。スケスケ(クリア)系やマットブラック系です。
プレッシャーの高いフィールドで、ルアーの存在感をあえて消し、アクションの波動だけで魚に口を使わせたり、夜間に水面との境界線で輪郭をはっきり見せたりする効果があります。モンスターショット65の人気カラーを選ぶ際も、この3つの役割を理解し、その日の天候、時間帯、水の透明度、そしてベイトの種類に合わせてローテーションさせることが、釣果への最短距離となります。
1-4. モンスターショット65 シーバス攻略のカラー
モンスターショット65でシーバスを攻略する上で、カラー選択は釣果を分ける非常に重要な要素です。シーバスは非常に目が良く、特にプレッシャーの高い港湾部や都市型河川の個体は、ルアーの不自然さ(色、動き)をすぐに見切ります。まず、基本となるのが「イミテーション」系のカラーです。
春先のシラスパターンや、カタクチイワシがベイトとなっている状況では、「TM クリアー」や「HSF フラッシュ」といった、ベイトに酷似したナチュラルカラーが圧倒的に有利です。特に「スケスケ透けイワシ」は、クリアボディが水に溶け込み、内蔵されたホログラムプレートだけが、本物のベイトのように、かすかなフラッシングを放ちます。これは、スレきったシーバスに対する最終兵器となり得ます。
一方で、夜間や、雨後の濁りがきつい状況では、ナチュラルカラーは水に溶け込んでしまい、シーバスに発見されません。そんな時は、「アピール」系の「HPI ピンクイワシ」や「HGR アカキン」、あるいは「シルエット」を際立たせる「マットブラック」などが効果的です。モンスターショット65というルアーの飛距離とアクションを信じ、状況に合わせてこれらのカラーを使い分けることが、賢いシーバスを騙す鍵となります。
1-5. モンスターショット 青物カラーの選び方
モンスターショット65で青物(サゴシ、ワカシ、メッキなど)を狙う場合、カラー戦略はシーバスとは少し異なります。青物は、群れでベイトを奪い合う習性が強く、視覚も非常に優れているため、「アピール」と「リアクション」がキーワードとなります。いかに広範囲に散った群れに自分のルアーをいち早く見つけてもらい、競争心を煽ってバイトに持ち込むか。
そのために、モンスターショット 青物カラーとして絶対に外せないのが「アピール」系のカラーです。その筆頭が「HBPC ブルピンキャンディー」と「HPI ピンクイワシ」です。ブルーとピンクの組み合わせは、晴天時の青空や海の色に馴染みつつ、ベリーのピンクが下から見上げる魚に強烈にアピールすると言われ、青物カラーの鉄板中の鉄板です。
また、ピンクイワシは、朝夕のマズメ時に、太陽光の波長とマッチし、最も目立つ色の一つです。これらのカラーを、ナブラの発生時や、高活性な群れを相手にする際に投入することで、リアクションバイトを誘発し、連続ヒットに持ち込むことができます。もちろん、日中にスレた状況では「HSIW シルバーイワシ」のようなナチュラルカラーも有効ですが、まずは派手な色で魚の活性をサーチするのが、青物攻略のセオリーです。
2. 実釣主義!モンスターショット65人気カラーランキング5選
- 1位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g HPI ピンクイワシ
- 2位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g TM クリアー
- 3位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g HSF フラッシュ
- 4位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g HBPC ブルピンキャンディー
- 5位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g HGR アカキン
1. 1位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g HPI ピンクイワシ
モンスターショット65の人気カラーランキング、その頂点に君臨するのは、やはりこの「HPI ピンクイワシ」以外にありえません。あなたがもし、どの色を最初に買うべきか迷っているのなら、答えは決まっています。この一本を、まずは手に取ってください。なぜ、このカラーがそれほどまでに支持されるのか。
その理由は、モンスターショット65が求められるほぼ全ての状況で、80点以上の答えを出し続けてくれる「究極のオールラウンダー」だからです。その秘密は、アピール(誘引)とナチュラル(模倣)という、相反する要素を一つのボディに凝縮している点にあります。まず、背中にあしらわれた鮮やかなピンク。これは、光量の少ない朝夕のマズメ時や、水が濁り気味の状況で、ルアーの存在をいち早く魚に知らせるためのアピールカラーです。
同時に、アングラー側からの視認性も抜群に良いため、ルアーがどこを泳いでいるかを正確に把握でき、操作性の向上にも繋がります。そして、ボディサイドに輝くのは、リアルなイワシ(鰯)のホログラム。モンスターショット特有の強烈なローリングアクションが加わると、このホログラムがギラギラと乱反射し、まるで本物のイワシが逃げ惑っているかのような生命感を演出します。
ピンクのアピール力で遠くの魚を呼び寄せ、最後はイワシのリアルなきらめきでバイトに持ち込む。シーバス、青物、ヒラメ…ターゲットを選びません。この一本がタックルボックスに入っているという安心感は、タフなフィールドに立ち向かうアングラーにとって、最強の武器となるはずです。全ての戦略は、このカラーから始まります。
2. 2位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g TM クリアー
もし、ランキング1位の「ピンクイワシ」が「動」のエースであるならば、この「TM クリアー」は、対極に位置する「静」の切り札です。あなたがこのカラーを必要とするのは、最もシビアな、魚が「釣れない」状況。すなわち、日中のドピーカン、澄み切った潮、そして先行者に叩かれまくったハイプレッシャーなフィールドです。
春先のシラスパターンや、港湾部のマイクロベイトパターンで、シーバスがルアーを執拗に追尾するものの、最後の最後でUターンして帰っていく。そんな、身悶えするほど悔しい経験はありませんか。その原因は、ルアーの持つ「不自然な存在感」にあります。魚は、ルアーのシルエットや色、波動を総合的に判断し、偽物であることを見破ります。
そこで、この「スケスケ」の出番です。光を透過するクリアボディは、水中に完全に溶け込み、ルアーのシルエットを曖昧にします。魚に「異物」としての警戒心を抱かせません。では、どうやってアピールするのか。その秘密は、ボディ内部に封入されたリアルなホログラムプレートにあります。
モンスターショットがローリングする一瞬、このプレートだけが、まるで本物のシラスやイワシの稚魚がヒラを打つように、かすかで生命感に満ちた「きらめき」を放ちます。それはもはやルアーではなく、捕食対象そのもの。存在感を「消す」ことで、魚を「騙す」。この高度な戦略を可能にする、激スレ攻略の最終兵器。このカラーがなければ獲れない魚が、確実に存在します。
3. 3位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g HSF フラッシュ
ルアーフィッシングの原点にして、奥義。それは「マッチ・ザ・ベイト」、すなわち、捕食されているエサにルアーを似せることです。この「HSF フラッシュ」は、その戦略を最も忠実に、そして最も強力に実行するための、王道中の王道カラーです。日本の沿岸部において、シーバスや青物の主食となるのは、多くの場合カタクチイワシです。
このルアーは、その輝き、模様、シルエットを完璧に模倣しています。あなたがこのカラーを投げるべきは、日中の光が降り注ぐ、ベイトフィッシュが目視できるような状況です。モンスターショット65の強烈なローリングアクションが加わると、ボディサイドのリアルホログラムが、太陽光を浴びてギラギラと強烈なフラッシングを放ちます。
これは、イワシの群れがパニックを起こして逃げ惑う際の「ウロコの乱反射」そのもの。このリアルなアピールは、高活性なターゲットはもちろん、スレた魚の捕食本能さえも理屈抜きで刺激します。「ピンクイワシ」ではアピールが強すぎる、「スケスケ」ではアピールが弱すぎる。その中間に位置し、アピールとナチュラルの完璧なバランスを保つのが、このシルバーイワシです。
特に、モンスターショット95の人気カラーとしても常に上位にランクインするこの色は、65mmのサイズになってもその威力は健在。ベイトがイワシである限り、このカラーが釣れなくなる日は来ません。アングラーの基本装備として、必ずボックスに備えておくべき、絶対的な信頼を置ける一本です。
4. 4位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g HBPC ブルピンキャンディー
あなたのターゲットがシーバスやヒラメではなく、明確に「青物」(サゴシ、ワカシ、ショゴ、メッキ)であるならば。この「HBPC ブルピンキャンディー」は、もはや選択肢ではなく、必需品です。モンスターショットの青物カラーとして、なぜこれほどまでにブルーとピンクの組み合わせが支持されるのでしょうか。
それには、青物の生態に基づいた明確な理由があります。まず、背中の鮮やかなブルー。これは、晴天時の海や空の色に溶け込み、上空の鳥など、外敵から身を隠すためのカモフラージュの役割を果たします。そして、腹部のショッキングピンク。これは、水中から獲物を見上げる青物に対して、最も視認性が高く、シルエットを際立たせるアピールカラーです。
さらに、このピンクはバイトマーカーとなり、魚の正確なバイトを誘発します。つまり、隠密性とアピール性という、一見矛盾する要素を、一つのルアーに同居させた、まさに「対青物用戦闘服」なのです。65mmという小さなシルエットは、青物が捕食しているシラスや小型イワシにジャストフィット。
ジグでは反応しないスレた青物も、この小さなプラグが放つ強烈なローリングアクションと、ブルピンという必殺のカラーコンビネーションの前には、我慢できずに口を使ってしまいます。ナブラ撃ちや、朝夕のマズメ時に、高活性な青物の群れを効率よく仕留めていく。そのために、このカラーは存在します。この一本で、あなたのライトショアジギングゲームは、さらにエキサイティングなものになるはずです。
5. 5位:デュエル ハードコア モンスターショット 65mm 25g HGR アカキン
シルバーやピンクが、光量の多い状況や、表層から中層での戦いを得意とするならば。この「HGR アカキン」は、全く異なるシチュエーションで輝きを放つ、玄人好みのスペシャリストカラーです。あなたがこのカラーを必要とするのは、明確です。それは、光が届きにくい状況、すなわち「濁り潮」「深場」「マズメ」です。
ゴールドという色は、シルバーのように光を強く反射するのではなく、水中での透過率が低い赤や黄色の光を、鈍く、しかし広範囲に拡散させる特性を持っています。雨後の河口、底荒れしたサーフ。そんな、シルバーやクリアでは存在感が消えてしまうタフコンディション下で、このゴールドの放つ独特のきらめきだけが、魚にその存在を知らせる唯一の灯台となります。さらに、頭部に塗られた鮮やかなレッド(赤)。
これは、弱った魚のエラから流れる血を連想させ、ターゲットの闘争心と捕食本能を最高潮に高めます。また、魚は獲物を頭から捕食する習性があるため、このレッドヘッドが明確なバイトマーカーとなり、フッキング率を格段に向上させるのです。
モンスターショット65の25gという重量を活かし、ボトムまで沈め、リフトアンドフォールでヒラメやマゴチ、あるいはボトムに張り付いたシーバスを狙う際、このアカキンは無類の強さを発揮します。他のアングラーが「今日は濁っているからダメだ」と諦める中、あなただけがこのアカキンで重いアタリを引き出す。そんな戦略的な勝利の快感を、ぜひ味わってください。
まとめ:モンスターショット65の人気カラーを武器に、最強の切り札を手に入れよ
モンスターショット65の人気カラーを巡る旅は、あなたに一つの真実を明らかにしたはずです。それは、最強のカラーが一つあるのではなく、状況に合わせた「最強の布陣」こそが存在する、という事実です。アピールとナチュラルの両面を持つ「ピンクイワシ」を軸に、澄み潮用の「フラッシュ」、激スレ用の「クリアー」、青物決戦用の「ブルピン」、そして濁り潮の「アカキン」。
この5色を揃えることは、単にルアーを増やすことではありません。それは、朝マズメ、日中、雨後、ベタ凪、あらゆる海の状況変化に対応できる「戦略的な引き出し」を手に入れることに他なりません。あなたの次なる行動は明確です。自分のタックルボックスを今一度見つめ直し、足りないピースはどれかを考えてみてください。
もし、あなたのボックスがシルバー系一辺倒なら、次の釣行には「ピンクイワシ」を一本加えてみてください。それだけで、これまで反応すらしなかったマズメの一瞬が、ゴールデンタイムに変わるかもしれません。ルアーの色に自信が持てない、釣れないのは色のせいかもしれない。そんな不安を抱えていた日々は、もう終わりです。明確な意図を持ってカラーを選び、自信を持ってキャストする。その先には、あなたが夢見た、ロッドを絞り込む強烈な一匹が待っています。
