モンスターショットのヒラメの使い方！釣果を出す秘密

広大なサーフ（砂浜）で、あの「座布団ヒラメ」の強烈なアタリを夢見るアングラーにとって、ルアー選びは釣果を左右する最大の鍵です。DUELの「モンスターショット」は、その圧倒的な飛距離と実績で、多くのヒラメアングラーから絶大な信頼を得ています。

しかし、いざモンスターショットをヒラメ狙いで使うとなると、その具体的な使い方や、最適なアクション、釣れるカラーやサイズ（65S, 95Sなど）の選び方に迷うかもしれません。また、「モンスターショット 釣れない」という不安な声や、ヘビーショットとの違い、30gモデルの具体的な飛距離など、疑問は尽きないでしょう。

この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問を解消し、モンスターショットがなぜヒラメゲームの切り札となり得るのか、その使い方から釣れる魚、おすすめのサイズまで、徹底的に解剖していきます。

モンスターショットでヒラメを釣る！基本の使い方と疑問解消

1. 釣りのモンスターショットの使い方は？ヒラメ攻略の鍵

モンスターショットの基本的な使い方は、非常にシンプルでありながら奥深く、ヒラメの捕食本能を強烈に刺激します。主な使い方は「ただ巻き」と「リフト＆フォール」の二つです。まず「ただ巻き」ですが、モンスターショットはリトリーブ（巻き取り）を開始すると、ボディを左右に激しく振る「ワイドウォブリングアクション」を発生させます。

これはアピール力が非常に高く、広範囲に散らばる高活性なヒラメに、ルアーの存在を気づかせるのに最適です。次に、ヒラメ攻略の鍵となるのが「リフト＆フォール」です。キャスト後、ルアーを海底まで沈めます（ボトムバンプ）。その後、ロッドを大きくあおってルアーを持ち上げ（リフト）、再びテンションをかけながら（テンションフォール）海底まで沈めます。

モンスターショットは、このフォール中に、水平姿勢を保ったまま、ボディをヒラヒラと揺らしながら沈む「ローリングフォール」アクションを自動的に演出します。砂の中に隠れて上を見ているヒラメにとって、この弱々しく沈んでいくベイトの姿は、最高の「食わせの間」となります。

アタリの多くが、このフォール中や、リフトした直後に集中します。まずはボトムを丁寧に取ること、そして、この「ローリングフォール」を意識して見せてあげることが、モンスターショットでのヒラメ攻略の最短ルートです。

2. モンスターショット40g（95S）の飛距離は？

モンスターショット40g（具体的には95Sモデル）の飛距離は、まさに「異次元」の一言です。その性能は、多くのインプレッションで「圧倒的」「反則級」と評されています。具体的な数値としては、使用するロッドやライン、キャストフォーム、そして天候のコンディションにも左右されますが、PE1.2号から1.5号程度の標準的なサーフタックルで、熟練のアングラーであれば、無風状態での平均飛距離は90m以上、追い風に乗れば100mを超えることも珍しくありません。

なぜ、95mmというコンパクトなボディでこれほどの飛距離が出るのでしょうか。その秘密は、40gという「高比重設計」と、空気抵抗を極限まで抑えた「流線形のコンパクトなボディフォルム」にあります。キャスト時にルアーが回転することなく、まるで弾丸のように一直線に飛んでいくため、逆風下でも失速しにくいという、サーフゲームにおいて絶対的なアドバンテージを持っています。

この圧倒的な飛距離が、他のアングラーが届かない未開拓のポイント（沖のブレイクラインや潮目）を直撃することを可能にし、釣果に大きな差を生み出します。

3. モンスターショットとヘビーショットの違いとは？

DUEL（デュエル）には、モンスターショットと並んで人気のヘビーシンキングペンシル「ヘビーショット」が存在します。この二つの違いを理解し、使い分けることが釣果アップの鍵となります。最大の違いは「アクションの質」と「得意な誘い方」です。

「モンスターショット」は、前述の通り、ただ巻きするとボディを激しく左右に振る「ワイドウォブリングアクション」が特徴です。波動が強く、アピール力が高いため、広範囲から魚を寄せる「サーチベイト」として、あるいは高活性な魚をリアクションで釣るのに向いています。フォールは「ローリングフォール」です。

一方、「ヘビーショット」は、ただ巻きするとボディをくねらせるような「スラロームアクション」が主体です。モンスターショットに比べて波動はナチュラルで、より「食わせ」に特化しています。そして、ヘビーショット最大の武器が、水平姿勢を保ったまま、よりゆっくりと揺れながら沈む「水平ローリングフォール」。

このフォールアクションが非常に優秀で、低活性な魚や、ルアーを見切るスレた魚に対して、じっくりと見せて口を使わせる能力に長けています。アピール力とリアクションの「モンスターショット」、ナチュラルな波動と食わせのフォールの「ヘビーショット」。これが基本的な使い分けの考え方です。

4. モンスターショットで「釣れない」時の原因と対策

これほどの実績を誇るモンスターショットでさえ、「釣れない」という状況は起こり得ます。しかし、その原因の多くは、ルアーの性能ではなく、使い方や状況判断のミスにあるかもしれません。まず、ヒラメは基本的にボトム（海底）にいる魚です。モンスターショットの圧倒的な飛距離に夢中になるあまり、ルアーが中層や表層を泳いでいて、ヒラメのいるレンジ（泳層）に届いていない可能性があります。

対策は、キャスト後にしっかりと底を取り（着底させ）、ボトム付近を丁寧に「リフト＆フォール」で探ることです。次に考えられるのは、「カラー」のミスマッチです。海が濁っているのに、地味なナチュラルカラーを使っていたり、逆に澄み潮のデイゲームで、派手すぎるアピールカラーを使って警戒させていたりする可能性があります。ヒラメ攻略の定番カラー（ピンク、ゴールド、アカキン、イワシなど）をいくつか揃え、その日の天候や水色に合わせてローテーションすることが重要です。

最後に、ルアーのアクションが速すぎる可能性もあります。高活性時は早巻きのただ巻きも有効ですが、低活性時は、フォールを長く見せる、あるいはボトムでズルズルと引いてくる（ボトムズル引き）くらいの、スローな誘いが効果的な場合もあります。モンスターショットは「釣れる」ポテンシャルを秘めたルアーです。「釣れない」時は、レンジ、カラー、スピードの三つを見直してみましょう。

5. 70cmのヒラメは何キロくらいですか？

70cmのヒラメは、アングラーにとってまさに「夢」とも言えるサイズで、「座布団ヒラメ」と呼ばれるクラスです。その重さは、季節や個体差（身の厚みや、お腹にベイトをどれだけ溜め込んでいるか）によって大きく変動しますが、一般的には「約3.5kgから4.5kg」程度が目安となります。

天然のヒラメの体長と体重の関係については、水産研究・教育機構（FRA）や、各都道府県の水産技術センター（例：愛知県水産試験場など）が調査データを公開しており、それらを参照すると、70cmというサイズがいかに貴重で、素晴らしい釣果であるかが分かります。

例えば、あるデータでは70cmで4kgを超える個体も記録されています。まさに、モンスターショットのような、大型魚にアピールできるルアーでこそ、出会える可能性が高まるターゲットと言えるでしょう。

ヒラメ攻略！モンスターショット おすすめサイズ＆カラー5選

1. DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) シンキングペンシル モンスターショット 95S 重量:40g

あなたがもし、広大なサーフ（砂浜）を前にして、「飛距離」と「アピール力」という、ヒラメ攻略における二大要素を最高レベルで両立させたいと願うなら、この「モンスターショット 95S」こそが、その答えです。全長95mm、自重40g。このスペックは、現代サーフゲームの「スタンダード」にして「最強」のバランス。あなたが手にする標準的なサーフタックル（MクラスやMHクラスのロッド、PE1.2号～1.5号ライン）で、その性能を100%引き出すことができます。

キャストした瞬間、40gの高比重ボディが、空気抵抗を切り裂き、あなたのキャリアハイとも言える飛距離を叩き出します。その距離、100mオーバーも夢ではありません。しかし、このルアーの真価は、ただ飛ぶだけではない点にあります。リトリーブを開始すれば、ただ巻きするだけで、ボディを左右に激しく振り、強烈な波動を生み出す「ワイドウォブリングアクション」が発生。この「ブルブル」という明確な振動が、広範囲のヒラメにその存在を猛烈にアピールし、高活性な個体をリアクションバイトに持ち込みます。

そして、ヒラメ攻略の切り札となるのが「ローリングフォール」。リトリーブを止め、テンションをかけながら沈めると、水平姿勢を保ったまま、ヒラヒラと揺れながら沈下。この「食わせの間」は、砂の中で上を見ているヒラメにとって、抗うことのできない無防備なベイトそのもの。リフト＆フォールでのボトム攻略において、これほど強力な武器はありません。

ヒラメに効くおすすめカラーとしては、まず外せないのが「HPI ピンクイワシ」や「HGOR ゴールドオレンジ」。濁り潮やマズメ時に圧倒的な強さを見せます。澄み潮では「HIW イワシ」や「HGR アカキン」も鉄板。この一本がタックルボックスにあるという「安心感」。それこそが、モンスターショット95Sが持つ最大の価値なのです。

2. DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) シンキングペンシル モンスターショット 80S 重量:30g

「モンスターショット95S（40g）では、少し重すぎる」「自分のタックル（MLクラスなど）では、扱いきれないかもしれない」。そんな不安を抱えるアングラー、あるいは、より「食わせ」の要素を重視したいあなたへ。その完璧な答えが、この「モンスターショット 80S」です。全長80mm、自重30g。

95SのDNAを色濃く受け継ぎながら、一回りコンパクトになったこのモデルは、サーフだけでなく、港湾部や河口、小規模な磯など、より多彩なフィールドでその真価を発揮します。30gという自重は、MLクラスやMクラスのシーバスタックルでも、ロッドにしっかりと重みを乗せてフルキャストすることが可能。それでいて、飛距離は95Sに肉薄するほどの、クラスを超えた圧倒的な飛行性能を誇ります（最大飛距離90mオーバー）。

アクションは、95S譲りの「ワイドウォブリング」と「ローリングフォール」。サイズは小さくなっても、そのアピール力と食わせ能力は健在です。特に、ヒラメが捕食しているベイトフィッシュが、10cm未満のイワシやイナッコ（ボラの子）といった「小型ベイト」である場合、95Sではアピールが強すぎるところを、この80Sのナチュラルなサイズ感が、スレたヒラメの口をこじ開けます。「飛距離は欲しい、でもルアーは小さくしたい」。

そんな、相反する要求を、モンスターショット80Sは高次元で両立。95Sとこの80S、二つのサイズを揃えることで、あなたのヒラメ戦略は、より緻密で、隙のないものへと進化するでしょう。おすすめカラーは、95Sと同様、ピンク系、ゴールド系、イワシ系が基本となります。

3. DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) シンキングペンシル モンスターショット 65S 重量:25g

春先のシラスパターン、あるいは、激戦区の堤防で、ワームですら見切られてしまう。そんな「何を投げても食わない」究極のタフコンディション。そんな絶望的な状況を打破するために、DUELが導き出した答えの一つが、このシリーズ最小モデル「モンスターショット 65S」です。全長65mm、自重25g。ヒラメ狙いとしては「小さすぎる」と感じるかもしれません。

しかし、ヒラメが極小のベイト（マイクロベイト）に偏食している時、この「小ささ」こそが、他のあらゆるルアーを凌駕する最強の武器となります。このルアーのインプレッションは、そのサイズからは信じられないほどの「飛距離」と、確かな「アクション」に満ちています。25gという自重は、シーバスタックル（Lクラス、MLクラス）や、エギングタックルでも、驚くほどの飛距離を叩き出します。

そして、ただ巻きすれば、小さいながらも明確に手元に伝わる「ワイドウォブリング」アクション。リフト＆フォールさせれば、ヒラヒラと揺れる「ローリングフォール」。その動きは、紛れもなく「モンスターショット」の血統。ヒラメはもちろん、マゴチ、シーバス、そしてワームでは届かなかった沖のメバルやアジまで、その射程に収めます。

ヒラメ狙いにおいて、他のアングラーが大型ルアーで広範囲を探る中、あなただけがこの65Sで、足元や波打ち際に潜む「スレた一匹」を狙い撃つ。そんな、テクニカルなゲームを可能にする、まさに「秘密兵器」。タックルボックスに忍ばせておけば、必ずやあなたを窮地から救ってくれる瞬間が訪れるはずです。

4. DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) シンキングペンシル ヘビーショット 105S 重量:30g

「モンスターショット95S（30g）を投げているが、どうも反応が悪い」「アピールが強すぎる気がする」。そんな、モンスターショットで「釣れない」と感じた時にこそ、投入してほしいのが、この「ハードコア ヘビーショット 105S」です。モンスターショット95Sと同じ30gという重量設定（105mm）でありながら、その性格は全く異なります。

このルアーは、モンスターショットが「ワイドウォブリング」という強アピールでリアクションを誘うのに対し、より「ナチュラル」に「食わせる」ことを得意としています。その秘密は、ただ巻きするとボディをくねらせるような「スラロームアクション」。波動が自然で、スレたヒラメや低活性なシーバスに警戒心を与えません。

そして、このルアー最大の武器が、水平姿勢を保ったまま、よりゆっくりと揺れながら沈む「水平ローリングフォール」。この「見せる」フォールこそが、モンスターショットの速いフォールでは食いきれなかったヒラメに、じっくりと考える時間を与え、確実なバイトへと導くのです。飛距離性能も、もちろんDUEL基準のトップクラス。モンスターショットと同じ30gなので、同じタックルで、ルアーのアクション（波動）だけをガラッと変えることができます。

「強アピール」のモンスターショットと、「ナチュラルアピール」のヘビーショット。この二つの30gシンペンをローテーションすること。それこそが、現代のタフなサーフゲームを攻略する上で、最もインテリジェントな戦略と言えるでしょう。ヒラメに実績の高い「ヒラメゴールド」や「ピンクキャンディ」は、まず揃えておきたいカラーです。

5. DUEL(デュエル) HARDCORE(ハードコア) シンキングペンシル モンスターショット 125S 重量:60g

「座布団ヒラメ」という言葉では物足りない。あなたが狙うのは、サーフに潜む「主」、あるいは、沖のナブラを支配する「大型青物」。そんな、規格外のモンスターと本気で渡り合いたいアングラーのための最終兵器が、この「モンスターショット 125S」です。全長125mm、自重60g。その圧倒的な重量は、もはや「ヘビーシンキングペンシル」というよりも、「プラグの形をしたジグ」と呼ぶにふさわしい存在です。

このルアーをフルキャストするために必要なのは、MHクラスやHクラスといった、本格的なショアジギングロッド。そして、その要求に応えた時、125Sは、あなたの想像を絶する飛距離（最大120mオーバー）で、未開のゾーンへと到達します。その最大のターゲットは、ブリやヒラマサといった大型青物。ただ巻きでの強烈なワイドウォブリング、そしてリフト＆フォールでのローリングフォールは、広大な海域から、彼らの闘争本能を呼び覚まします。

では、ヒラメには効かないのか？ そんなことはありません。60gという自重は、水深20mを超えるようなディープエリアや、潮流の速い海峡部で、他のルアーでは到底太刀打ちできない「ボトム攻略」を可能にします。誰もが攻めあぐねる深場に潜む、巨大なヒラメを狙い撃つ。そんな、ロマン溢れる釣りを可能にするのが、この125Sなのです。

その強靭なボディと貫通ワイヤーは、モンスターとのファイトにも一切の不安を感じさせません。全てのアングラーにおすすめできるルアーではありませんが、あなたのタックルと情熱が「本物」であるならば、これほど頼りになる相棒はいないでしょう。

まとめ：モンスターショットで、ヒラメゲームの常識を変える

モンスターショットのヒラメの使い方というキーワードから始まったあなたの探求は、このルアーが単なる「よく飛ぶルアー」ではなく、DUELの技術の粋を集め、アングラーに「釣果」という絶対的な結果をもたらすために設計された、戦略的な武器であることを明らかにしたのではないでしょうか。

この記事では、ヒラメに効く「ただ巻き」と「リフト＆フォール」という具体的な使い方、40gモデルが100mを超える飛距離を叩き出す秘密、そしてヘビーショットとの明確な違いについて解説しました。また、「釣れない」という不安は、レンジ、カラー、スピードの戦略で見事に克服できること、そして70cmのヒラメが4kg前後の「座布団」クラスであることもご理解いただけたと思います。

今、あなたのアクションプランは明確です。それは、ご自身のタックルと、よく訪れるフィールドの状況を再確認すること。そして、まずは万能な「95S」を、あるいは食わせの「80S」、マイクロベイト対応の「65S」といった、あなたの戦略に合致するモンスターショットを選び、自信を持ってキャストすることです。

その一投が、これまで届かなかったポイントに潜む、あなたの自己記録を更新する一匹との出会いをもたらすかもしれません。モンスターショットを手にした未来、あなたはもう、広大なサーフを前に「届かない」と嘆くアングラーではありません。誰よりも遠くへ、誰よりも効果的にアピールし、狙い通りにヒラメを引きずり出す、ゲームの主役となっていることでしょう。