メガバス カゲロウ155F完全解説！人気の理由と使い方

秋が深まり、水辺にコノシロや落ちアユといった大型のベイトフィッシュが集結する季節。ランカーシーバスを狙うアングラーのボックスに、必ずと言っていいほど忍ばされているルアーがあります。それが「メガバス カゲロウ155F」です。

このマグナムサイズのシャローランナーが放つ圧倒的な存在感と実績は、多くのアングラーを魅了し続けています。しかし、その人気ゆえに「カゲロウが人気な理由は何ですか？」という純粋な疑問や、「メガバス カゲロウ155F」に特化した具体的なスペックへの関心も高まっています。

例えば、「カゲロウ155Fの重さは？」といった基本的な情報から、「カゲロウの潜行深度は？」という実釣に不可欠なデータ、さらには「カゲロウ155F 使い方」や「カゲロウ 155F おすすめ カラー」といった、より実践的なテクニックまで。また、そのポテンシャルはシーバスだけに留まらず、「カゲロウ 155F 青物」というキーワードが示すように、大型回遊魚への応用も模索されています。

この記事では、そうした多岐にわたる疑問—「フック交換」や「リング サイズ」、「ウェイト チューン」といったカスタムの可能性、そして「カゲロウ 155F 定価」に至るまで—を徹底的に解明します。カゲロウ155Fの真価を知り、あなたのフィッシングをネクストレベルへと引き上げましょう。

メガバス カゲロウ155Fの基本情報と人気の秘密

1. カゲロウが人気な理由は何ですか？

「カゲロウが人気な理由は何ですか？」この問いに対する最もシンプルな答えは、開発者である久保田剛之氏のこだわりが凝縮された「圧倒的な釣果」にあります。カゲロウシリーズは、シーバスが表層を意識している状況、特にベイトフィッシュを水面で追い詰めているシーンにおいて無類の強さを発揮します。

その秘密の一つが、メガバス独自の重心移動システム「LBO II (PAT.)」です。これにより、キャスト時にはウエイトが瞬時に最後端まで移動し、大型ルアーとは思えないほどの驚異的な飛距離を実現します。逆風下でも失速せず、これまで届かなかった沖のポイントを直撃できるのです。

さらに秀逸なのが、リトリーブ開始と同時にウエイトが即座に前方へロックされ、アクションを起動するレスポンスの速さです。着水直後からデッドスローリトリーブ（超低速巻き）に対応し、水面直下で「微細なロールアクション」を発生させます。

この動きこそがカゲロウの真骨頂であり、瀕死のベイトフィッシュが水面を漂う姿を完璧に演出し、スレたシーバスの捕食本能を強烈に刺激します。飛ばせて、すぐに、ゆっくりと誘える。この基本性能の高さこそが、多くのアングラーから絶大な信頼を寄せられ、人気が衰えない理由です。

2. メガバスのカゲロウには何種類ありますか？

「メガバスのカゲロウには何種類ありますか？」という疑問を持つ方も多いでしょう。カゲロウシリーズは、シーバスフィッシングの多様なシチュエーションに対応するため、緻密に計算されたラインナップが展開されています。2025年現在、主要なモデルは大きく分けて5種類存在します。

まず、シリーズの基本となるのが、水面直下を攻略するフローティング（F）モデル3兄弟です。ベイトサイズが小さい時やハイプレッシャー下で喰わせる「KAGELOU 100F」、全国のフィールドで標準となるオールラウンドモデル「KAGELOU 124F」、そしてコノシロや落ちアユパターンでランカーを狙うマグナムサイズの「メガバス カゲロウ155F」です。

これらはすべて、水面直下（潜行深度0-20cm前後）を得意とします。そして、このシャローランナーの釣れるアクションを継承しつつ、一段深いレンジ（最大80cm）を攻略するために開発されたのがミッドダイバー（MD）モデル2兄弟です。

小型で喰わせ能力の高い「KAGELOU MD 98F」と、124Fの潜行バージョンと言える「KAGELOU MD 125F」です。この5つのラインナップにより、ベイトサイズやシーバスの反応するレンジに合わせて、カゲロウの圧倒的な集魚力をあらゆる状況で投入することが可能になっています。

3. カゲロウ155Fの重さ(39g)と定価(2,970円)は？

「メガバス カゲロウ155F」を手に取る際、まず気になるのがそのスペックでしょう。「カゲロウ155Fの重さは？」という点については、39gに設定されています。155mmの大型ボディでありながら、この重量とLBO IIシステムの恩恵により、ベイトタックルはもちろん、MH（ミディアムヘビー）クラス以上のスピニングタックルでも快適にフルキャストすることが可能です。

この39gという重さが、大型ベイトを模した存在感と、荒れた水面でも安定して泳ぎ切るパワーを生み出しています。次に「カゲロウ 155F 定価」についてですが、メーカー希望小売価格は2,700円（税別）、税込みで2,970円となっています。

一般的なシーバスルアーと比較すると高価に感じられるかもしれませんが、これはメガバス独自の高性能重心移動システム「LBO II」の搭載や、ランカークラスの強烈なファイトにも耐えうる堅牢なボディ設計、そして芸術的とも言える美しい塗装といった、メガバスの技術とこだわりが詰まった結果の価格設定です。その圧倒的な釣果報告や「カゲロウ155F インプレ」での高い評価を見る限り、その価値は十分にあると多くのアングラーが判断しています。

4. カゲロウ155Fの潜行深度(0-20cm)と基本的な使い方

「メガバス カゲロウ155F」を最も効果的に使うために、「カゲロウの潜行深度は？」という点を正確に理解しておくことは非常に重要です。このルアーの潜行深度は、0cmから最大で約20cmに設定されています。これは、シーバスがベイトを水面まで追い詰めている状況に完璧にリンクしています。ルアーが潜りすぎないため、根掛かりを恐れずに浅いシャローエリアを大胆に攻め切ることが可能です。

そして、「カゲロウ155F 使い方」のキモは、ズバリ「デッドスローのただ巻き」です。キャスト後、ルアーが着水したら、ラインスラック（糸ふけ）を素早く巻き取り、あとはルアーが水面直下で引き波を立てるか立てないか程度の、極めてゆっくりとしたスピードでリールを巻くだけです。この時、カゲロウ155Fはボディをゆったりとロールさせ、水面に瀕死の大型ベイトの波動を生み出します。

特にコノシロや落ちアユといった大型ベイトは動きが緩慢なことが多く、このデッドスローアクションが完璧にマッチします。もちろん、時にはリトリーブスピードに少し変化をつけて「喰わせの間」を作ったり、流れに乗せてドリフトさせたりするテクニックも有効ですが、基本は「ゆっくり巻くだけ」で、このルアーの持つポテンシャルを最大限に引き出すことができます。

5. 青物への応用とフック・リング交換、ウェイトチューン

「メガバス カゲロウ155F」のポテンシャルはシーバスだけに留まりません。「カゲロウ 155F 青物」という検索が示す通り、その強烈なアピール力と飛距離は、ブリやサワラといった大型回遊魚にも非常に有効です。特に、ベイトフィッシュが水面でナブラ（魚の群れ）を作っている状況下で、他のダイビングペンシルやジグとは異なる水面直下のロールアクションで誘い出すことができます。

ただし、青物を狙う場合は、標準装備のフックとリングでは強度不足になる可能性があります。純正フックは#2が3本装着されていますが、「カゲロウ155F フック交換」を検討する場合、シーバスのランカー狙いならがまかつの「RB-MH」やオーナーの「STX-45ZN」などの強靭なフックに、青物まで視野に入れるならさらに軸が太い「STX-58」や「SP-XH」といったトレブルフックの#2、あるいはシングルフックに換装するのが定石です。

「カゲロウ 155F リング サイズ」については、純正フック#2に見合った#4+から#5クラスの強力なスプリットリングが推奨されます。また、一部の上級者は「カゲロウ 155f ウェイト チューン」を施すこともあります。例えば、サスペンドに近いスローシンキングに調整したり、さらなる飛距離を求めてウエイトを追加したりしますが、これはルアー本来のアクションを損なうリスクも伴います。まずは純正のバランスを理解し、必要に応じてフック交換から試してみるのが良いでしょう。

メガバス カゲロウ155F おすすめ必携カラー5選

1. メガバス カゲロウ 155F (Megabass KAGELOU 155F) GG IWASHI

もしあなたが「カゲロウ 155F おすすめ カラー」を尋ね、たった一つだけ選ぶとしたら、多くのベテランアングラーがこの「GG IWASHI（GGイワシ）」を挙げるでしょう。このカラーは、日本全国の沿岸でシーバスのメインベイトとなるイワシを、メガバス独自の「グラビアゴースト（GG）」フィニッシュでリアルに再現しています。GGフィニッシュは、単なるリアルプリントではありません。

ルアー内部の反射板と、半透明のゴーストボディ、そして表面のリアルな鱗模様が複雑に光を透過・反射し、まるで生きているベイトフィッシュのような生々しい質感を水中で放ちます。特に日中のデイゲームや、常夜灯が照らすナイトゲーム、水が澄んでいる状況下で、その威力は絶大です。スレたシーバスはルアーの違和感に非常に敏感ですが、このGGイワシは本物のベイトフィッシュに限りなく近いため、警戒心を抱かせずにバイトへと持ち込むことができます。

155Fという大型ボディでありながら、そのリアルさゆえにプレッシャーを与えすぎない。この絶妙なバランスが、GGイワシを「まず投げるべき一本」であり「最後の切り札」にもなり得る、絶対的な信頼を置けるカラーにしています。ボックスに一つ入れておくだけで、あらゆるフィールドでの安心感が格段に違ってくるはずです。

2. メガバス カゲロウ 155F (Megabass KAGELOU 155F) DO CHART

シーバスフィッシングにおいて、「リアル」の対極にありながら、同様に絶大な釣果を叩き出すカラーが存在します。それが「DO CHART（どチャート）」です。この鮮やかな蛍光イエローとオレンジベリーの組み合わせは、人間の目には派手すぎると映るかもしれませんが、シーバスにとっては暗闇や濁りの中で最も見つけやすい「目印」となります。ナイトゲームが主体となるシーバスフィッシングにおいて、ルアーの視認性（見つけやすさ）は釣果を左右する極めて重要な要素です。

DO CHARTは、常夜灯の光が届かない完全な暗闇や、雨後の強い濁りが入った状況、あるいは水面が荒れて波立っている時でも、その存在感をシーバスに強烈にアピールし続けます。カゲロウ155Fの大きなボディと、水面直下を引くという特性が、このアピールカラーと組み合わさることで、そのアピール力は最大化されます。

ルアーがどこを泳いでいるかを把握しやすいというアングラー側のメリットも大きく、ストラクチャー（障害物）の際をタイトに通す際にも重宝します。「ベイトフィッシュに似せる」というリアル系の発想とは真逆の、「とにかく目立たせて気づかせる」というアピール系の戦略。このDO CHARTは、その戦略を遂行する上で最強の武器となるカラーです。リアル系で反応が得られない時の、強力な一手となるでしょう。

3. メガバス カゲロウ 155F (Megabass KAGELOU 155F) GG KONOSHIRO

「メガバス カゲロウ155F」がその真価を最も発揮するシチュエーション、それが「コノシロパターン」です。秋から初冬にかけて、産卵のために沿岸や河口に集まる大型のコノシロを、ランカーシーバスが偏食する。この夢のような状況を攻略するために、この「GG KONOSHIRO（GGコノシロ）」カラーは生まれました。コノシロは体高があり、銀色に強く輝く特徴を持っています。

このカラーは、GGイワシと同様のグラビアゴーストフィニッシュを採用しつつ、コノシロ特有の体高のあるシルエットと銀鱗の輝き、そして背中の青みがかった模様を忠実に再現しています。コノシロの群れの中で、このルアーをデッドスローで引いてくると、155mmの大型ボディとリアルなカラーリングが相まって、群れからわずかに遅れた「弱ったコノシロ」そのものに見えます。

大型のベイトにしか反応しないランカーシーバスにとって、これは見逃すことのできない絶好の捕食対象です。実際に、東京都島しょ農林水産総合センターの解説にもあるように、コノシロは春から秋にかけて河口域に生息し、冬は湾口部へ移動するなど、シーバスの行動と深くリンクしています。このパターンに遭遇した時、このカラーを持っているかどうかが、その日の釣果を天国と地獄に分けると言っても過言ではありません。ランカーハントを本気で目指すなら、絶対に外せないカラーです。

4. メガバス カゲロウ 155F (Megabass KAGELOU 155F) WAGIN BORA

コノシロと並び、シーバスが大型ベイトを偏食するパターンの代表格が「ボラパターン」です。特に河川や汽水域において、ボラはシーバスにとって最も身近な大型ベイトフィッシュの一つです。「和銀ボラ」は、このボラをメガバス独自の「和銀」塗装で仕上げたスペシャルカラーです。

和銀塗装は、一般的なホログラムやメッキとは一線を画す、鈍く、それでいて生々しい銀色の輝きが特徴です。これは、水中でボラが放つ独特のヌメっとした反射光を追求したもので、特にマズメ時や曇天、そしてナイトゲームの常夜灯下などで、ギラギラしすぎない自然なアピールを可能にします。カゲロウ155Fのボディサイズは、シーバスが好んで捕食するボラの幼魚（イナッコ）から成魚（ボラ）に至るまでのサイズ感に幅広くマッチします。

GGイワシやGGコノシロが「リアルな透過性」で喰わせるのに対し、この和銀ボラは「鈍い反射光」でアピールし、ベイトフィッシュの群れの中で適度な存在感を放ちます。イワシやコノシロとは異なるベイトパターンに対応するため、カラーローテーションの一角として非常に重要な役割を果たします。特に河川や運河をメインフィールドにしているアングラーにとっては、GGイワシに匹敵するほどの信頼を置けるカラーとなるはずです。

5. メガバス カゲロウ 155F (Megabass KAGELOU 155F) PM PASSION RED HEAD

シーバスルアーのカラーローテーションにおいて、古くから絶対的な信頼を置かれ、決して外すことのできない伝統的なカラーパターンが存在します。それが「レッドヘッド」です。「PM PASSION RED HEAD（PMパッションレッドヘッド）」は、その伝統的なカラーをメガバスの現代的な塗装技術で昇華させたモデルです。

鮮やかな赤い頭部と、パールホワイトのボディ。このコントラストが、シーバスに対して強烈なアピールと、確実なバイトマーカー（噛み付く目印）としての役割を果たします。特にナイトゲームにおいて、アングラーからの視認性が非常に高いことも大きなメリットです。ルアーがどこを泳いでいるのか、ルアーのアクションが正常に出ているのかを把握しやすく、正確なトレース（ルアーを引くコース）を可能にします。

また、レッドヘッドは「スレたシーバスに効く」とも言われています。リアル系カラーやアピール系カラーを見切るようになったシーバスに対し、この伝統的なツートンカラーが新鮮に映り、リアクションバイト（反射的なバイト）を誘発することがあるのです。

カゲロウ155Fの大型ボディとレッドヘッドの組み合わせは、アピール力と喰わせのトリガーを両立させた強力な一手となります。リアル系、アピール系に続く第三の選択肢として、このカラーをボックスに加えておくことで、あなたの戦略はさらに盤石なものになるでしょう。

まとめ：メガバス カゲロウ155Fを手に、夢のランカーへ

「メガバス カゲロウ155F」。この記事では、その圧倒的な存在感を放つマグナムシャローランナーの全貌を、基本的なスペックから人気の理由、そして具体的な活用術に至るまで徹底的に解説してきました。重さ39g、潜行深度0-20cmというスペックが、コノシロや落ちアユといった大型ベイトを偏食するランカーシーバスを狙い撃つためにいかに最適化されているか、お分かりいただけたかと思います。LBO IIシステムがもたらす異次元の飛距離と、デッドスローでも確実に水を掴む微細なロールアクションこそが、他のルアーを寄せ付けない釣果を生み出す秘密です。

我々は、カゲロウシリーズ全体のラインナップから、155Fの基本的な使い方、さらには「青物」への応用や「フック交換」「ウェイトチューン」といったカスタムの可能性まで探求しました。そして、「GG IWASHI」や「DO CHART」、「GG KONOSHIRO」といった必携カラーが、それぞれどのような状況で最大の威力を発揮するのかを具体的に見てきました。このルアーが持つポテンシャルは、アングラーの想像力次第で無限に広がっていきます。

あなたのタックルボックスに「メガバス カゲロウ155F」が加わるということは、単に一つのルアーが増えるということではありません。それは、「ランカーシーバスを獲る」という明確な意志と、それを実現するための最強の武器を手に入れることを意味します。まずは、あなたが信じるカラーを一つ選び、コノシロやボラが集まるフィールドへ足を運んでみてください。そして、水面直下をデッドスローで巻くだけ。その先に待つ、水面を割る強烈なバイトと、重厚なエラ洗いは、きっとあなたのフィッシングライフにおいて忘れられない記憶となるはずです。カゲロウ155Fと共に、夢のランカーハントへの一歩を踏み出しましょう。