メガバスマキッパ徹底解説！使い方と釣れる魚・最強カラー

「投げて巻くだけで、あらゆる魚が釣れる」。そんな、魔法のようなルアーが存在するのをご存知でしょうか。それが、革新的な釣具メーカー・メガバスが世に放った「メガバス マキッパ」です。このルアーは、従来のメタルジグやスプーンとは一線を画す「キャスティング・ブレードジグ」という新ジャンルを確立し、全国のフィールドで驚異的な釣果を叩き出しています。

しかし、いざメガバス マキッパを手にしようとすると、「使い方が分からない」「何グラム（20g, 30g, 40g, 60g？）を選べばいい？」「本当に釣れるの？」といった疑問や、「釣れない」という不安な声も聞こえてくるかもしれません。マキッパで釣れる魚は何か、人気カラーはどれか、そしてサワラチューンとは何か。

この記事では、そんなあなたのあらゆる疑問を解消し、マキッパがなぜ「五目釣り最強」と呼ばれるのか、その秘密とインプレッション、釣果に直結するおすすめモデルを徹底的に解剖していきます。

メガバスマキッパの基本：使い方と「釣れない」の真相

1. メガバスマキッパの使い方は？「投げて巻くだけ」の秘密

メガバスマキッパの使い方は、驚くほどシンプルです。その基本にして奥義は、ズバリ「ただ巻き」。キャスト（投げて）して、お好みのレンジ（水深）まで沈め（カウントダウン）、あとは一定のスピードでリールを巻くだけ。これだけで、マキッパは魚を魅了する二つのアクションを自動的に演出します。第一に、ボディ本体が左右に揺れる「ウォブリングアクション」。

第二に、テール（尾部）に装着されたブレード（金属片）が高速回転し、強烈な「フラッシング（光の反射）」と「波動」を生み出します。この「ボディの揺れ」と「ブレードの回転アピール」の相乗効果こそが、マキッパが「投げて巻くだけで釣れる」秘密です。さらに、マキッパはリトリーブを止めると、ブレードの抵抗を受けながらヒラヒラと沈む「フォールアクション」も得意。

この「リフト＆フォール（持ち上げて沈める）」の動きは、低活性な魚や、ボトム（海底）付近に潜むヒラメや根魚に対して、強烈な「食わせの間」を与えます。初心者でも簡単に扱え、ベテランはテクニックを加えてさらに釣果を伸ばせる。まさに、誰でも魚に出会うチャンスを秘めたルアーなのです。

2. マキッパで釣れる魚は？（シーバス、青物、ヒラメなど）

「マキッパで釣れる魚は？」という問いの答えは、「フィッシュイーター（魚食魚）なら、ほぼ全て」と言っても過言ではありません。その汎用性の高さこそが、マキッパが「五目釣り最強」と呼ばれる所以です。まず、堤防や河口では「シーバス」。

20gや30gモデルのただ巻き、あるいはリフト＆フォールで、昼夜を問わず高い実績を誇ります。広大なサーフ（砂浜）では、「ヒラメ」や「マゴチ」といったフラットフィッシュ。30gや40gモデルでボトム付近を丁寧に探るのがセオリーです。そして、堤防や磯からのショアジギングでは、「青物」（イナダ、ワラサ、サゴシ、サワラ、カンパチなど）。

40gや60gモデルの早巻きは、彼らの闘争本能を強烈に刺激します。さらに、ゴロタ場や磯場では、「ロックフィッシュ」（カサゴ、ハタ類）。ボトムをタイトに攻めれば、その強烈なアピール力に根魚も思わず口を使います。その他にも、タチウオ、マダイ、アジ（大型）、メバル（大型）など、そのターゲットは無限大。マキッパ一つをタックルボックスに忍ばせておけば、どんなフィールドでも「何かしらの魚が釣れる」という期待感と安心感を与えてくれます。

3. マキッパは何グラムですか？（20g/30g/40g/60gの使い分け）

メガバスマキッパは、アングラーのあらゆるニーズに応えるため、非常に豊富な重さ（グラム数）のラインナップを展開しています。小型の3g、5g、7g、10gといったライトゲーム用から、サブキーワードで注目されている20g、30g、40g、60gといった本格的なショアキャスティング用まで、まさに隙がありません。

この重さの使い分けが、釣果を大きく左右します。「20g」（例：シーバス、ライトロックフィッシュ）：港湾部や小規模河川など、飛距離よりも「手軽さ」や「繊細さ」が求められる場所で活躍。MLクラス（ミディアムライト）のシーバスロッドやエギングロッドでも快適に扱えます。「30g」（例：シーバス、ヒラメ、ライトショアジギング）：マキッパの「スタンダード」とも言える、最も汎用性の高いウェイト。飛距離、アクション、沈下速度のバランスが良く、迷ったらまずこのサイズから入るのがおすすめです。

「40g」（例：サーフ、ショアジギング）：広大なサーフや、飛距離が絶対的に必要な堤防、あるいは潮流の速いエリアで真価を発揮。Mクラス（ミディアム）以上のショアジギングロッドでの使用が推奨されます。「60g」（例：本格ショアジギング、オフショア）：水深のあるエリアや、大型青物を本気で狙うためのパワーモデル。タックルもHクラス（ヘビー）など、相応のパワーが必要となります。

4. マキッパの人気カラーは？最強のおすすめカラー戦略

マキッパで釣果を出すために、重さと同じくらい重要なのが「カラーセレクト」です。「人気カラー」は存在しますが、「最強カラー」は状況によって常に変化します。まず、絶対に外せない「基本カラー」が、イワシやアジといったベイトフィッシュを模した「ナチュラル（リアル）系」です。

「ブルピンイワシ」や「ケイムライワシ」、「リアルアジ」などは、海が澄んでいる時や、日中のプレッシャーが高い状況で、魚に警戒心を与えにくい定番カラーです。次に、朝夕のマズメ時や、海が濁っている状況で威力を発揮するのが、「アピール系」カラー。「ピンクイワシ」や「グリーンゴールド」、「アカキン（赤金）」、「チャートキャンディ」などは、少ない光量でもシルエットを際立たせ、遠くの魚にもその存在を気づかせ、リアクションバイトを誘発します。

特にサーフのヒラメ狙いでは、「ゴールド系」や「ピンク系」が人気カラーとして高い実績を誇ります。さらに、ナイトゲームのシーバスやタチウオ狙いでは、光を蓄えて自ら発光する「グロー（夜光）」系カラーが、暗闇の中で圧倒的な存在感を放ちます。これら「ナチュラル系」「アピール系」「グロー系」の3系統を、その日の天候、時間帯、水の透明度、そしてベイトの種類に合わせてローテーションしていくこと。それこそが、マキッパで釣果を最大化するための「最強のカラー戦略」です。

5. マキッパが「釣れない」と言われる理由とその対策

これほどの実績を誇るマキッパでさえ、「釣れない」という状況は起こり得ます。しかし、その原因の多くは、ルアーの性能ではなく、使い方や状況判断のミスにあるかもしれません。まず、ヒラメは基本的にボトム（海底）にいる魚です。モンスターショットの圧倒的な飛距離に夢中になるあまり、ルアーが中層や表層を泳いでいて、ヒラメのいるレンジ（泳層）に届いていない可能性があります。

対策は、キャスト後にしっかりと底を取り（着底させ）、ボトム付近を丁寧に「リフト＆フォール」で探ることです。次に考えられるのは、「カラー」のミスマッチです。海が濁っているのに、地味なナチュラルカラーを使っていたり、逆に澄み潮のデイゲームで、派手すぎるアピールカラーを使って警戒させていたりする可能性があります。

ヒラメ攻略の定番カラー（ピンク、ゴールド、アカキン、イワシなど）をいくつか揃え、その日の天候や水色に合わせてローテーションすることが重要です。最後に、ルアーのアクションが速すぎる可能性もあります。

高活性時は早巻きのただ巻きも有効ですが、低活性時は、フォールを長く見せる、あるいはボトムでズルズルと引いてくる（ボトムズル引き）くらいの、スローな誘いが効果的な場合もあります。モンスターショットは「釣れる」ポテンシャルを秘めたルアーです。「釣れない」時は、レンジ、カラー、スピードの三つを見直してみましょう。

釣果直結！メガバス マキッパ おすすめモデル5選

1. メガバス(Megabass) メタルジグ MAKIPPA(マキッパ) 30g

「どの重さを選べばいいか分からない」。もしあなたが、マキッパのラインナップを前にして、最初の一歩に迷っているならば、まずはこの「30g」モデルから始めることを強く推奨します。全長63mm、自重30g。このスペックは、マキッパシリーズの中核をなす、まさに「万能スタンダード」です。

Mクラス（ミディアム）のシーバスロッドや、ライトショアジギングロッド、あるいは強めのエギングロッドでも快適に扱うことができ、その飛距離は、あなたの想像を遥かに超えるものとなるでしょう。この30gというウェイトがもたらすのは、「圧倒的な汎用性」。広大なサーフ（砂浜）でヒラメやマゴチを狙うには十分な飛距離とボトム（海底）感知能力を備え、堤防からのライトショアジギングでイナダ（ブリの若魚）やサゴシ（サワラの若魚）のナブラを直撃することも可能。もちろん、河口や磯場でのシーバス狙いにおいても、その強波動とフラッシングは、昼夜を問わずターゲットを魅了します。

使い方は、ただ巻くだけ。キャストして、狙いたいレンジまでカウントダウンし、あとは一定速度で巻けば、マキッパが自動的に「釣れる」アクションを演出し続けます。もちろん、ボトム付近でのリフト＆フォールも効果絶大。フックは、フロントにティンセル付きのアシストフック、リアにトレブルフックを標準装備し、どんな角度からのバイト（アタリ）も逃さない設計。人気カラーの「ブルピンイワシ」や「アカキン」、「グリーンゴールド」を揃えておけば、あらゆる状況に対応可能です。あなたの「何でも釣りたい」という願いを、この一本が叶えてくれます。

2. メガバス(Megabass) メタルジグ MAKIPPA(マキッパ) 40g

「30gでは届かない、あの遥か沖の潮目へ」「もっと強い流れの中でも、しっかりと底を取りたい」。そんな、30gのスタンダードモデルでは攻略しきれなかった領域を制圧するのが、「マキッパ 40g」です。全長70mm、自重40g。この「プラス10g」の重量が、あなたの釣りを、よりパワフルで、より広範囲なものへと変貌させます。

このモデルが真価を発揮するのは、広大なサーフ（砂浜）や、足場の高い堤防、あるいは潮流の速い海峡部。MクラスからMHクラス（ミディアムヘビー）のショアジギングロッドでフルキャストすれば、その弾丸のような飛行姿勢は、逆風をものともせず、100mラインをも捉えるポテンシャルを秘めています。この圧倒的な飛距離が、他のアングラーが誰も届かない、未開拓のポイントに潜むフレッシュな魚（ヒラメ、青物、シーバス）との出会いを、あなたにもたらします。

また、40gという自重は、水深のあるエリアや、流れの速い場所でも、確実にボトム（海底）を取ることを可能にし、リフト＆フォールでのボトム攻略を、よりイージーかつ正確に行えます。ターゲットは、サーフのヒラメ・マゴチはもちろん、ワラサクラスの中型青物、あるいは深場に潜むランカーシーバス。30gではアピールが足りないと感じる時、あるいは、より大きなベイトフィッシュを捕食していると推測される時、この40gの存在感は、大きな武器となるでしょう。人気カラーの「ピンクイワシ」や「ゴールド系」は、特にサーフでの実績が高いカラーです。

3. メガバス(Megabass) メタルジグ MAKIPPA(マキッパ) 20g

「マキッパの釣れるアクションは魅力的だが、30gや40gは重すぎる」。あなたが楽しみたいフィールドが、港湾部や小規模河川、あるいはボートからのキャスティングゲームであり、使用するタックルがライト（MLクラス）なシーバスロッドやエギングロッドであるならば、この「マキッパ 20g」こそが、あなたのための最適な選択です。

全長56mm、自重20g。このコンパクトなシルエットは、イワシやイナッコ（ボラの子）といった、シーバスが日常的に捕食しているベイトフィッシュのサイズにジャストフィット。重すぎないため、浅いレンジ（泳層）をゆっくりと引いてくることも容易であり、特にシャロー（浅瀬）エリアでのシーバスゲームにおいて、その威力を発揮します。

もちろん、サイズは小さくなっても、マキッパのDNAである「ただ巻き」での強波動ウォブリングと、ブレードの強烈なフラッシングは健在。20gという自重は、ライトタックルでも驚くほどの飛距離を生み出し、プレッシャーの高い港湾部で、スレたシーバスをリアクションバイトに持ち込む力を持っています。

シーバスだけでなく、チニング（クロダイ）や、ゴロタ場でのロックフィッシュ（カサゴ、ハタ類）狙いにも最適。より繊細に、しかしアピール力は高く。そんな、相反する要求を、マキッパ 20gは高次元で両立させています。人気カラーの「ケイムライワシ」や「チャートキャンディ」は、ナイトゲームでも視認性が高く、おすすめです。

4. メガバス(Megabass) メタルジグ MAKIPPA(マキッパ) 60g

「40gですら、潮に流されて底が取れない」「水深50mを超える深場を、効率よく探りたい」。あるいは、「狙うは10kgクラスのブリ。生半可なルアーでは太刀打ちできない」。そんな、本格的なショアジギング、あるいはオフショア（船）からのキャスティングゲームに挑む、ヘビーアングラーのための最終兵器。

それが「マキッパ 60g」です。全長82mm、自重60g。その圧倒的な重量は、Hクラス（ヘビー）やXHクラス（エクストラヘビー）といった、最強クラスのショアジギングロッドでの使用を前提としています。この重さゆえに、潮流の速い海峡部や、水深のある沖磯、あるいはオフショアのポイントでも、一直線にボトム（海底）へと到達。そして、ひとたびリールを巻けば、60gのボディが水を切り裂き、強烈なウォブリングアクションと、大型ブレードの波動で、深場に潜む大型青物（ブリ、ヒラマサ、カンパチ）の本能を直撃します。

ただ巻きだけでなく、高速リトリーブや、大きなロッドワークでの「ジャーク＆フォール」にも対応。その強靭なボディとフックシステム（フロントアシスト＋リアトレブル）は、モンスタークラスのファイトにも耐えうる設計となっています。これは、誰もが扱えるルアーではありません。しかし、あなたのタックルと情熱が「本物」であるならば、マキッパ60gは、あなたの夢を現実にするための、最も信頼できる「弾丸」となるでしょう。

5. メガバス(Megabass) メタルジグ MAKIPPA(マキッパ) サワラチューン

ショアジギングで青物を狙っていると、突如としてラインが「フッ」と軽くなる。回収すると、リーダーがズタズタに。その犯人は、鋭い歯を持つ「サワラ（サゴシ）」です。彼らに高価なマキッパを奪われる（ロストする）のは、アングラーにとって最大の悪夢。その悪夢を断ち切るために、メガバスが専用設計したのが、この「マキッパ サワラチューン」です。ラインナップは30gと40gが中心。

その最大の特徴は、「ワイヤーアシストリーダー」を標準装備している点です。ルアー本体とフックが、サワラの鋭い歯でも切れない、強靭なワイヤーで接続されています。これにより、サワラがルアーにアタックしてきた際、たとえリーダー（ナイロンやフロロ）が切られても、ルアー本体とフックはワイヤーで繋がっているため、魚をキャッチできる確率が劇的に向上します（※メインラインが切られた場合は別です）。

さらに、フックも、サワラの硬い口を貫通し、強烈なファイトにも耐えうる、太軸で強靭な専用フック（フロントアシスト＋リアトレブル）に換装済み。アクションは、オリジナルのマキッパが持つ「強波動ウォブリング」と「ブレードアピール」を継承しており、サワラが好む高速リトリーブにも完全対応。まさに「対サワラ・サゴシ」の決戦兵器です。「ブルピンイワシ」や「アカキン」といった実績カラーで、宿敵サワラを返り討ちにしましょう。

まとめ：メガバスマキッパで、五目釣りの頂点へ

メガバス マキッパというキーワードから始まったあなたの探求は、このルアーが単なる「ブレードジグ」ではなく、メガバスの革新的な発想と、アングラーの「釣りたい」という純粋な欲望が結晶化した、「魚種限定解除」の魔法のアイテムであることを明らかにしたのではないでしょうか。

この記事では、マキッパの基本的な使い方（ただ巻き＆フォール）、釣れる魚の無限の可能性、そして20g、30g、40g、60gといった重さの戦略的な使い分けについて、インプレを交えながら徹底的に解説しました。「釣れない」という不安は、レンジ、スピード、カラーの戦略で克服できること、そして「サワラチューン」という強力な仲間がいることもご理解いただけたと思います。

今、あなたのアクションプランは明確です。それは、ご自身のメインフィールドとタックルを考慮し、最適な「重さ」のマキッパ（迷ったら30gから）を選ぶこと。そして、お気に入りの「人気カラー」をいくつか揃え、フィールドでただ「信じて巻く」ことです。そのシンプルな動作の先に、あなたがこれまで出会ったことのない、多種多様な魚たちとのエキサイティングな出会いが待っています。

マキッパを手にした未来、あなたはもう、シーバス用、ヒラメ用、青物用と、ルアー選びに悩むことはありません。タックルボックスにマキッパが一つある。その「安心感」こそが、あなたの釣りを、もっと自由に、もっと豊かなものへと変えてくれるのです。