目の前で突如として湧き上がる、巨大魚たちのナブラ。水面が割れ、大きな水柱が上がる、一生に一度出会えるかどうかの光景。その瞬間、あなたの手には、その夢を現実にするための、絶対的な信頼を置けるルアーが握られていますか。
タックルハウスが誇るフィードポッパー175は、そんな究極の場面でこそ真価を発揮する、ビッグゲーム専用の最終兵器です。数々のインプレでエキスパート達が口を揃えて語る、その圧倒的な存在感と喰わせの能力。このルアーは、大型の青物を惹きつけるために何が本当に必要なのか、その答えを知っています。
この記事では、フィードポッパー175の具体的な使い方から、シリーズの基軸である150との使い分け、そして夢を獲るためのフックセッティングやおすすめカラーまで、その全てを徹底的に解説します。
- フィードポッパー175が大型青物、特にヒラマサやキハダに効く理由を解明
- シリーズの基軸モデル「150」との明確な違いと戦略的な使い分け術
- 夢を獲るための最重要項目、推奨フックとシングルフックセッティングを詳解
- 大海原での実績多数!エキスパートが選ぶ必携のおすすめカラー5選
フィードポッパー175の破壊力インプレ!なぜ夢のサイズが釣れるのか

- 175mm/74gのボディが生む、規格外のアピール力とは
- 基軸モデル「150」との明確な違いと戦略的使い分け
- ヒラマサ・キハダを獲るための具体的なアクション術
- 失敗しないための推奨フックとシングルフックセッティング
- フィードポッパーシリーズにおける「おすすめサイズ」の選び方
1. 175mm/74gのボディが生む、規格外のアピール力とは
フィードポッパー175を手に取った瞬間、誰もがその圧倒的なボリューム感と存在感に息をのむでしょう。全長175mm、フックレス重量74gというスペックは、まさにビッグゲームの世界への招待状です。
この規格外のボディが生み出すアピール力こそ、大型のヒラマサやキハダマグロといった、百戦錬磨のターゲットに口を使わせるための最大の武器となります。ひとたびロッドを煽れば、その大きなカップが水をがっしりと掴み、他のルアーとは比較にならないほどパワフルなポップ音と、広範囲に広がる強烈なスプラッシュを発生させます。
この音と泡は、深場にいるターゲットや、遠くを回遊する魚に対しても、最も効率的にその存在を知らせる狼煙となるのです。さらに、ダイビングさせれば、その大きなボディが水を動かすことで強烈な波動を生み出し、ターゲットの側線を激しく刺激。
大型のベイトフィッシュが逃げ惑う姿を完璧に演出し、賢い巨大魚の捕食本能を理屈抜きで刺激します。小さなアピールでは気づきもしない、そんな夢のサイズを獲るための力が、このボディには凝縮されています。
2. 基軸モデル「150」との明確な違いと戦略的使い分け
フィードポッパーシリーズにおいて、150mmと175mmは、どちらも大型青物を狙う上での主力となります。では、この二つのモデルをどのように使い分けるべきか。その答えは、ベイトフィッシュのサイズと、海の状況、そしてアピール力の強弱にあります。
まず最も分かりやすい基準がベイトサイズです。15cm前後のイワシやトビウオがメインベイトであれば150mm、それを超える20cmクラスのシイラやカツオ、サンマなどを捕食している状況では、迷わず175mmを選択すべきです。
次に海の状況。比較的穏やかな海況であれば150mmでも十分にアピールできますが、ウネリや風波が強いラフなコンディションでは、より水を強く押せる175mmの方が、ターゲットに発見されやすく、安定したアクションを維持できます。
最後にアピール力の観点。同じポイントで150mmを投げても反応が得られない時、より大きなシルエットと波動を持つ175mmを投入することで、スレた魚や低活性な魚のスイッチを強制的に入れる、といったリアクションバイト狙いの使い方も非常に有効です。150mmがオールラウンドなスタンダード、175mmが状況を選ぶマグナム弾。この関係性を理解することが、釣果への近道です。
3. ヒラマサ・キハダを獲るための具体的なアクション術
フィードポッパー175は、その多彩なアクションを駆使することで、ターゲットに応じた最も効果的なアプローチが可能です。まず、ヒラマサを狙う上で非常に有効なのが、移動距離を抑えたショートポップの連続です。ロッドティップを素早く、しかし小さく煽ることで、その場でネチネチとスプラッシュを上げさせ、根に潜むヒラマサをじっくりと誘い出します。
焦らして焦らして、水面まで誘い上げた瞬間に食わせる、非常にエキサイティングな使い方です。一方、キハダマグロを狙う場合は、ロングジャークによるダイビングアクションが切り札となります。ロッドを大きく、そして力強く引き込むことで、ルアーは大量の泡をまといながら水中へダイブ。この泡の軌跡が、キハダの捕食スイッチを入れる最大のトリガーとなります。
ナブラの進行方向へキャストし、このロングダイブでアピールするのがセオリーです。また、GTや荒れた海での青物狙いでは、ただ巻きによるウォブリングも効果的。水面直下をブリブリと泳ぐ姿は、他のポッパーにはない唯一無二のアピールとなり、水面まで出きらないターゲットにも口を使わせることが可能です。ターゲットの習性を理解し、アクションを使い分ける。それがこのルアーを操る醍醐味です。
4. 失敗しないための推奨フックとシングルフックセッティング
フィードポッパー175というルアーの性能を100%引き出し、そして千載一遇のチャンスを確実なものにするために、フックセッティングは最も重要な要素と言っても過言ではありません。このルアーで50kg、あるいはそれ以上のモンスターと対峙することを想定するならば、フックは一切の妥協なく選ぶべきです。
推奨されるトレブルフックは、オーナー社のカルティバST-66の#3/0、あるいはそれ以上の強度を持つST-76の#4/0といった、ビッグゲーム専用の極太軸モデルです。これらのフックを装着した場合、ルアーの総重量は約100g前後になります。
この重量を扱えるタックルが大前提となります。そして、現代のビッグゲームで主流となっているのが、シングルフックへの換装です。一度深く掛かればバレにくく、ファイト中の自由度も高いため、アングラーと魚、双方の負担を軽減します。
シングルフックを選ぶ際の最重要ポイントは重量合わせです。1本あたり10gから12g程度のシングルフックをベリーとテールに装着し、トレブルフック装着時とほぼ同じ総重量になるよう調整することで、ルアー本来のアクションを損なうことなく、そのメリットを享受できます。夢の魚を獲るための、最後の、そして最も重要な準備がこのフックセッティングなのです。
5. フィードポッパーシリーズにおける「おすすめサイズ」の選び方
フィードポッパーシリーズは、100SWから175まで、多彩なサイズがラインナップされており、アングラーは自身のターゲットとフィールドに合わせて最適な一本を選ぶことができます。では、どのようにサイズを選べば良いのでしょうか。
まず、ショアからのキャスティングゲーム、特にワラサやイナダといった中型青物をメインに狙うのであれば、100SWや121が最も扱いやすく、釣果も安定するでしょう。
次に、ショア・オフショアを問わず、ブリやメータークラスのシイラ、そしてヒラマサといった本格的な青物ゲームにステップアップしたいのであれば、150が全ての基本となる絶対的なスタンダードサイズです。まずこのサイズから入るのがおすすめです。
そして、あなたが追い求めるものが、自己記録を塗り替える20kgオーバーのヒラマサや、大海原を回遊するキハダマグロといった、一生に一度の夢の魚であるならば、選ぶべきサイズは175しかありません。もちろん、それを扱うための相応のタックルと体力は必要になりますが、その扉の先に広がる世界は、まさに圧巻です。あなたの目指す頂きに合わせて、最適なパートナーを選び出してください。
【実釣インプレ】大海原で実績を刻む!フィードポッパー175おすすめカラー5選

1. タックルハウス フィードポッパー 175 トビウオ
黒潮が育む、豊穣の大海原へ。ヒラマサ、キハダマグロ、シイラ、カツオ。あなたが夢見る、外洋のスターフィッシュたちが最も好んで捕食するベイト、それがトビウオです。
このトビウオカラーは、その絶対的なメインベイトを、そのシルエットからカラーリング、そして水面での存在感に至るまで、完璧に再現した究極のリアルカラーです。晴天無風のベタ凪、海面が鏡のようになった時、背中のブラックは強烈なシルエット効果を発揮し、遥か深層のターゲットにさえその存在をアピールします。
そして、ひとたびルアーがダイブすれば、側面のシルバーが強烈なフラッシングを放ち、まるで本物のトビウオがパニックを起こしたかのような生命感を生み出すのです。あなたはもう、広大な大海原で、自分のルアーがターゲットに見つけてもらえているだろうか、という不安を感じる必要はありません。
このカラーが持つ圧倒的な存在感は、どんな状況でもターゲットの視界に強烈に焼き付き、捕食本能を激しく揺さぶります。外洋のビッグゲームに挑むのであれば、このカラーをボックスから外すという選択肢はあり得ません。夢のターゲットへとあなたを導く、最も信頼できる水先案内人が、この一本なのです。
2. タックルハウス フィードポッパー 175 ピンクバック
太陽が水平線に隠れ、海と空の境界が曖昧になる朝マズメ。あるいは、厚い雲が空を覆い、海面が鉛色に沈むローライトな時間帯。そんな、ビッグフィッシュが最も大胆にベイトを追い詰めるゴールデンタイムで、誰よりも早く、そして誰よりも強くターゲットにアピールするための答えが、このピンクバックです。
ピンクというカラーは、光量の少ない状況下で、人間の目から見ても、そして魚の目から見ても、最も視認性が高い色の一つ。この膨張色が、フィードポッパー175の大きなボディと組み合わさることで、そのアピール力はまさに規格外のものとなります。
あなたはもう、薄暗い中でルアーの軌道を見失ったり、正確なアプローチに苦労したりする必要はありません。この鮮やかなピンクは、アングラーにとっては最高の目印となり、ターゲットにとっては見逃すことのできない格好の獲物となるのです。
特に、広範囲に散った魚を効率よくサーチしたい時や、他のアングラーがナチュラルカラーで反応を得られない時の、状況を打開する一手として、これほど頼りになるカラーは他にありません。不利な状況を、最大のチャンスに変える。そのための魔法が、この鮮やかなピンクには宿っています。
3. タックルハウス フィードポッパー 175 NRクリア
相模湾のキハダ、玄界灘のヒラマサ。日本を代表する最高難易度のターゲットたちは、時に信じられないほど賢く、セレクティブになります。特に、シラスなどの極めて小さなベイトに執着している時や、連日ルアーを投げ込まれ続けたハイプレッシャーな状況では、あらゆるリアルカラーさえも見切っていきます。
そんな、人間の知恵が試される究極のゲームを制するためだけに存在する最終兵器、それがこのNRクリアです。クリアボディという選択は、ルアーの存在感を極限まで消し去り、ターゲットの警戒心を完全に麻痺させるための究極のフィネス戦略。
しかし、このカラーの真髄は、ただ存在感を消すだけではありません。フィードポッパー175の大きなボディが水面でアクションした瞬間、クリアボディは水面の光をプリズムのように乱反射させ、まるで巨大なベイトの鱗がキラリと光ったかのような、極めて生々しく、それでいて微かなアピールを生み出します。
それは、ルアーだと認識させる前に、反射的に口を使わせてしまう、まさに魔術。これまで何度も巨大魚にUターンされ、煮え湯を飲まされてきたあなたにこそ、このカラーの本当の価値がわかるはずです。最強の武器とは、時にその存在を消すこと。その深遠な答えが、この一本にあります。
4. タックルハウス フィードポッパー 175 イワシ
全ての伝説は、ここから始まる。No.1 イワシは、フィードポッパーシリーズが誕生して以来、その中心に君臨し続ける、不変のキングオブスタンダードです。なぜ、これほどまでに多くのカラーが存在する中で、このイワシは特別な存在であり続けるのか。
その答えは、このカラーが日本近海の生態系の根幹を成しているからです。ヒラマサも、ブリも、キハダも、GTも。あなたが追い求める全てのターゲットが、その生命を維持するために、イワシを追い求めています。
この普遍の真理に基づいたカラーリングは、季節を問わず、フィールドを問わず、常に安定した釣果をもたらす絶対的な安心感をあなたに与えてくれます。朝日にきらめくリアルな鱗模様、ベイトボールの中で完全に同化するその姿は、百戦錬磨のターゲットさえも、それがルアーであることを見破ることを許しません。
もしあなたが、信じられるものが欲しい、迷いを断ち切り、ただひたすらにキャストに集中したいと願うなら、選ぶべきは常にこのカラーです。流行り廃りのない、本物だけが持つ強さ。その信頼が、あなたの心を支え、夢のターゲットとの距離を最も着実に縮めてくれるでしょう。
5. タックルハウス フィードポッパー 175 サンマ
秋が深まり、北の海から黒潮に乗って、銀色の刀が南下を始める。秋の風物詩、サンマパターン。それは、一年で最も大型のヒラマサやブリが、最もアグレッシブに水面を意識する、ビッグゲームアングラーにとって最高のカーニバルです。
その最高の舞台で、主役を演じるために作られた専用機が、このNo.27 サンマカラーです。細身のボディに刻まれた、サンマ特有の美しい縞模様。そして、口元の僅かな黄色い差し色。その再現度は、もはや芸術の域に達しています。このカラーの真価は、フィードポッパー175の細長いシルエットと完璧にマッチしている点にあります。
水面をダイブし、ウォブリングする姿は、まさに捕食者に追われ、逃げ惑うサンマそのもの。サンマを飽食し、他のベイトには見向きもしない、極めてセレクティブになった巨大魚の、最後の理性を崩壊させる力がこのルアーにはあります。
あなたがもし、秋のサンマパターンという、年に一度のビッグチャンスに挑むのであれば、このカラーをボックスに入れないという選択はありえません。カーニバルを最高に楽しむための、特別なドレスコード。それがこのサンマカラーなのです。
まとめ:フィードポッパー175で、一生忘れられない一本をその手に

タックルハウスが世に送り出した傑作、フィードポッパー175。その数々のインプレが証明するように、このルアーが単なる大きなポッパーではなく、ヒラマサやキハダといった、アングラーの夢を具現化したターゲットを獲るために、計算し尽くされた究極の兵器であることを、深くご理解いただけたことでしょう。
その規格外のアピール力、そして状況に応じて多彩な顔を見せるアクション性能は、あなたを一生忘れられない一本との出会いへと導く、最も信頼できる道標です。さあ、次はあなたがこの道標を手に、大海原へと漕ぎ出す番です。まずは、あなたが最も焦がれるターゲットを思い浮かべてください。それが玄界灘のヒラマサであるならば、トビウオを。相模湾のキハダマグロであるならば、NRクリアを。
そして、フックセッティングを完璧に仕上げてください。その準備の段階から、夢への挑戦は始まっています。そして、ルアーを信じ、自分の全てを込めてキャストを繰り返した先に待っている、あの瞬間を想像してみてください。
何の予兆もなく、突如として海面が爆発する、心臓が止まるかのような強烈なバイト。ドラグが泣き叫び、アドレナリンが全身を駆け巡る、魂を揺さぶるファイト。そして、長い闘いの末にようやくその姿を現した、神々しいまでの魚体。その感動は、きっとあなたの人生における、最高の宝物となるはずです。