ぶっ飛び君115S｜大物を獲るための最終回答

サーフや磯で、大型のベイトフィッシュを目の前にしながらも、ルアーのサイズが合わずに好機を逃した経験はありませんか。そんなジレンマを解決するのが、ジャンプライズのぶっ飛び君115Sです。この対大物用シンキングペンシル、ぶっ飛び君115Sの真価に迫ります。スタンダードな95Sではアピールが足りない、あるいは逆風で飛距離が落ちてしまう。

そんな状況を打破するために開発されたこのルアーは、ただ大きいだけではありません。その圧倒的な存在感と飛距離は、座布団ヒラメやメータークラスの青物といった、自己記録を更新するための特別な一匹とあなたを繋ぐ、最強の架け橋となります。

この記事では、多くのインプレで絶賛されるその性能の秘密、具体的な使い方、そしてライバルであるかっ飛び棒との戦略的な使い分けまで、ぶっ飛び君115Sの全てを徹底的に解説。あなたのタックルボックスに眠るその一本を、真の怪物と対峙するための最終兵器へと変えるための知識が、ここにあります。

ぶっ飛び君115Sの性能解剖｜大物を引き寄せるスペックと戦略

1. ぶっ飛び君115Sの重さ、値段、発売日は？基本スペックを網羅

ぶっ飛び君115Sは、スタンダードな95Sの性能を継承しつつ、全てを対大物仕様にスケールアップさせたモデルです。まず、気になる基本スペックですが、全長は115mm、そしてその重さは35gに設定されています。

この重量は、一般的なサーフ用ヘビータックルで、逆風を切り裂いてフルキャストするのに最適なバランスを追求した結果です。次に値段については、メーカー希望小売価格が2,200円（税抜）となっています。特殊な製造工程と、過酷な使用にも耐える堅牢な作りを考えれば、非常にコストパフォーマンスの高い設定と言えるでしょう。

そして、このぶっ飛び君115Sの発売日は2018年。95Sの爆発的なヒットを受け、より大きなベイトを捕食する大型魚をターゲットに開発され、市場に投入されました。登場から数年が経過した今もなお、その性能は色褪せることなく、多くのエキスパートアングラーから絶大な信頼を得ています。

初期ロットは人気のため入手困難な時期もあり、予約して手に入れたアングラーも少なくありません。その圧倒的な実績が、このルアーの価値を物語っています。

2. かっ飛び棒130BRとの決定的な違いは？二大巨頭の使い分け術

ジャンプライズの外洋用プラグを語る上で、避けては通れないのがぶっ飛び君115Sとかっ飛び棒130BRの使い分けです。この二つのルアーは、共に圧倒的な飛距離を誇りますが、その性格は全く異なります。まず、ぶっ飛び君115Sは、強いウォブンロールアクションが特徴です。

ただ巻きするだけでボディを大きく振り、強い波動で広範囲にアピールするため、高活性な魚を効率よく探すサーチベイトとしての役割が得意です。いわば、攻めのシンキングペンシルと言えるでしょう。一方、かっ飛び棒130BRは、アクションを意図的に抑えた弱々しいスイングアクションが持ち味です。

その真価は、リトリーブを止めた瞬間の水平ローリングフォールにあります。この瀕死のベイトを模した動きは、低活性時やハイプレッシャー下で、見切られずに口を使わせる最後の切り札となります。こちらは、喰わせのシンキングペンシルです。具体的な使い分けとしては、まず朝マズメなどの高活性時や、広範囲を手早く探りたい場面ではぶっ飛び君115Sを投入。

アタリがない、あるいはショートバイトが多発するようなタフな状況になったら、かっ飛び棒130BRにチェンジして、フォールを多用したスローな釣りで喰わせる、という戦略が非常に有効です。

3. ヒラメ狙いの基本！ぶっ飛び君115Sのボトム攻略術という使い方

ぶっ飛び君115Sは、そのアピール力の高さとボトムでの安定したアクションから、ヒラメ狙いにおいて絶大な効果を発揮します。基本的な使い方として最も有効なのが、リフト＆フォールです。まず、ルアーをフルキャストし、一度完全にボトム（海底）まで沈めます。

この時、ラインテンションを張りすぎず緩めすぎずの状態に保ち、着底の瞬間をティップで感じ取ることが重要です。着底したら、ロッドをゆっくりと、しかし大きく煽ってルアーを海底から1mから2mほど跳ね上げさせます。そして、再びラインテンションを保ちながら、カーブフォールさせる。この繰り返しです。

ヒラメのバイトは、このフォールの瞬間に集中します。ぶっ飛び君115Sは、水平姿勢を保ったままローリングしながらフォールするため、ヒラメに対して強烈なアピールと、十分な喰わせの間を与えることができるのです。

ゴツンという明確なアタリだけでなく、フォール中にラインが止まる、あるいはフッと軽くなるといった、僅かな違和感も全てアワセていくのが釣果を伸ばすコツです。この使い方をマスターすれば、あなたのヒラメ捕獲率は劇的に向上するでしょう。

4. シングルフックは有効か？ぶっ飛び君115Sのフックセッティング考察

ぶっ飛び君115Sを大型の青物や、根の荒いエリアでのヒラスズキ狙いに使用する際、シングルフックへの交換は非常に有効な選択肢となります。標準装備のトレブルフックは、フッキング率の高さが魅力ですが、大型魚とのファイトでは、フックが伸びたり、テコの原理でバレてしまったりするリスクもゼロではありません。

その点、シングルフックは、一度深く刺されば、その懐の深さから非常にバレにくいという大きなメリットを持っています。特に、大型魚の硬い口周りを貫通させるパワーと、強靭なファイトに耐える保持力は、シングルフックに軍配が上がります。

また、根掛かりの多い場所では、フックポイントが一つになることで、スナッグレス性能が向上するという副次的な効果も期待できます。ぶっ飛び君115Sにシングルフックを装着する場合、おすすめのサイズは#1から#2/0クラス。

フックの重量バランスによってルアーのアクションが若干変化するため、いくつかのサイズを試してみるのが良いでしょう。シングルフックへの交換は、ただのカスタムではありません。獲りたい魚、攻略したい場所に合わせてタックルを最適化する、戦略的な一手なのです。

大物狩りの一軍へ｜ぶっ飛び君115Sおすすめ実績カラー5選

1. 青物からの反応は別格。外洋の絶対的エース｜ジャンプライズ ぶっ飛び君 115S ブルピンイワシ

あなたがもし、サーフや磯からワラサやブリといった大型青物を本気で獲りたいと願うなら、タックルボックスの最も取り出しやすい場所に、このブルピンイワシを入れておくべきです。

数ある人気カラーの中で、青物に対してこれほどまでに安定した釣果を叩き出すカラーは他にありません。その理由は、青物のメインターゲットとなるイワシを、最も効果的に模倣し、かつアピールできる配色にあります。背中の鮮やかなブルーは、澄んだ外洋の海水に溶け込み、リアルなベイトフィッシュのシルエットを演出。

そして、ベリー部分に配色されたピンクは、光量の少ない朝マズメや、深く潜らせた際に、青物がターゲットとして認識しやすい色であり、バイトマーカーとしての役割を完璧に果たします。ぶっ飛び君115Sの力強いアクションと、このブルピンイワシのカラーリングが融合した時、それはもはや単なるルアーではありません。

遥か沖のナブラを直撃し、群れの中から最もコンディションの良い個体を狂わせる、対青物用の巡航ミサイルと化すのです。これまで届かなかった、あのナブラ。これまで見切られていた、あの賢い個体。その全てが、このルアーの射程圏内に入ります。青物ハンターとしてのあなたの新たな伝説は、この一本から始まるでしょう。

2. 状況不問のオールラウンダー。信頼と実績の王道｜ジャンプライズ ぶっ飛び君 115S レンズキャンディーグローベリー

初めて訪れるフィールド、刻一刻と変わる天候、そしてセレクティブなターゲット。そんな先の読めない状況で、あなたが最後に信じられるものは何でしょうか。それは、あらゆる状況で魚を連れてきてくれた、絶対的な信頼を置けるルアーです。

ぶっ飛び君115Sのラインナップにおいて、その役割を担うのが、このレンズキャンディーグローベリーです。このカラーは、デイゲームとナイトゲーム、澄み潮と濁り潮、高活性と低活性、その全ての境界線を越えて、安定した釣果をもたらす究極のオールラウンダー。ボディサイドに内蔵されたレンズホロは、太陽光の下で複雑な乱反射を生み出し、ナチュラルなベイトフィッシュの煌めきを演出。

そして、ベリーに施されたグロー（夜光）は、マズメ時や夜間において、その存在をぼんやりとアピールし、ターゲットに発見されやすくします。この二つの要素を併せ持つことで、どんな状況でも何かしらの魚の側線や視覚に訴えかけ、バイトのきっかけを作り出すことができるのです。

もし、あなたが遠征釣行にたった一本だけぶっ飛び君115Sを持っていくとしたら、選ぶべきはこのカラー以外にありません。それは、あなたの不安を取り除き、自信を持ってキャストを続けさせてくれる、最高の精神安定剤となるはずです。

3. ハイアピールの代名詞。濁り潮とマズメの支配者｜ジャンプライズ ぶっ飛び君 115S 超フルメッキ

光が届きにくい、濁りの入った状況。あるいは、まだ太陽が昇りきらない薄暗い朝マズメ。そんな、魚の視界が効きにくい場面で、いかにしてルアーの存在を気づかせ、バイトに持ち込むか。

その問いに対するジャンプライズの答えが、この超フルメッキカラーです。ボディ全体を鏡面のようなメッキで覆ったこのカラーは、水中にある僅かな光を最大限に拾い集め、四方八方へと強烈なフラッシングを放ちます。そのアピール力は、他のカラーの比ではありません。

特に、広大なサーフで払い出しの流れに乗せてドリフトさせるような釣りでは、その強烈な明滅効果が、離れた場所にいるヒラメやシーバス、青物までも引き寄せる力を持っています。ぶっ飛び君115Sが持つ大きなシルエットと強い波動に、この超フルメッキの視覚的アピールが加わることで、そのアピール力はまさに最大級。

タフな状況であればあるほど、その真価は発揮されます。周りのアングラーがナチュラルカラーで沈黙している中、あなただけがこのルアーで連発する。そんなドラマチックな展開を、このカラーは現実に引き起こすほどのポテンシャルを秘めているのです。

4. サーフヒラメにこの色あり。砂浜の必殺カラー｜ジャンプライズ ぶっ飛び君 115S ピンクウェーブ

サーフからのヒラメ狙いにおいて、ピンクというカラーが長年にわたり絶大な実績を誇るのには、明確な理由があります。砂地であるサーフのボトム付近において、ピンクは保護色である砂の色とは対照的で、非常によく目立つこと。そして、ヒラメがベイトとして好む、エビやカニといった甲殻類の色に近いことなどが挙げられます。

このピンクウェーブは、そんなサーフヒラメのセオリーを完璧に形にした、まさに必殺カラーです。ボディ全体を鮮やかなピンクで彩り、そこに生命感溢れるウェーブホロを組み合わせることで、アピール力とナチュラルさを高次元で両立。

リフト＆フォールでボトムを攻略する際、砂煙の中からこのピンクのシルエットが現れた瞬間、ヒラメは反射的に口を使ってしまうでしょう。特に、少し波があって海底が濁り気味のコンディションでは、その視認性の高さが大きなアドバンテージとなります。

多くのヒラメハンター達が、ボックスからこのカラーを外すことはありません。なぜなら、このカラーでしか反応しないヒラメが、確かに存在することを知っているからです。あなたのサーフゲームに、あと一枚、価値ある一枚を追加したいなら、このピンクウェーブはその最短ルートを示してくれるはずです。

5. 大型ベイト偏食時に。リアルを越えた存在感｜ジャンプライズ ぶっ飛び君 115S 背黒メッキ

フィールドで、20cm近い大型のボラやコノシロが、何かに追われて水面を逃げ惑う光景。そんな、一年に数回しか訪れない、千載一遇のチャンスに遭遇した時、あなたのルアーボックスにこの背黒メッキが入っているかどうかで、その日の結末は大きく変わるかもしれません。

このカラーは、大型のベイトフィッシュを、最もリアルに、そして最もアピール力強く演出するためのスペシャルカラーです。背中のブラックと、ボディサイドの強烈なメッキのコントラストが、ローリングアクション時に強烈な明滅効果を生み出し、その存在感を極限まで高めます。これは、群れの中ではぐれた、最も弱々しく、そして最も捕食しやすいベイトフィッシュを完璧に模倣します。

大型のフィッシュイーターは、最小の労力で最大のエサを得ようとする賢さを持っています。この背黒メッキは、そんな彼らの本能に直接訴えかけるのです。ぶっ飛び君115Sが持つボリューム感と、このカラーリングが組み合わさることで、それはもはやルアーではなく、絶好の獲物そのものとなります。

ランカーシーバス、座布団ヒラメ、そしてブリクラスの青物。大型ベイトにしか反応しない、あのトロフィーサイズを獲るための、最後のピースが、この一本です。

まとめ：ぶっ飛び君115Sで、あなたの限界をぶっ飛ばせ

ジャンプライズ ぶっ飛び君115S。それは、スタンダードな95Sの単なるサイズアップバージョンなどではなく、より大きく、より強く、そしてより賢いターゲットを、より過酷な状況下で仕留めるために、全く新しい思想で再設計された、対大物用の戦略的決戦兵器です。ライバルであるかっ飛び棒との明確な役割分担、そしてヒラメや青物といったターゲットに応じた具体的な使い方とフックセッティング。その全てを理解していただけた今、あなたの手の中にある115Sは、もはやただのプラスチックの塊ではなく、自己記録を更新するための、極めて信頼性の高いパートナーに見えているはずです。

あなたのレコードフィッシュは、今まさに、あなたのルアーが届かない、その遥か先にいます。次の釣行では、今まで躊躇していたあの逆風の吹くポイントへ、あるいは誰もが届かないと諦めていたあの潮目へと、ぶっ飛び君115Sを思い切りフルキャストしてみてください。必要なのは、数々の実績が証明するこのルアーの性能を心の底から信じる気持ちと、ほんの少しの勇気だけです。

ぶっ飛び君115Sがあなたの釣りにもたらすものは、単に大きな魚が釣れるという結果だけではありません。それは、自分のキャストでは届かないという物理的な限界と、どうせ釣れないだろうという精神的な限界、その両方を取り払ってくれる、感動的な体験です。風を切り裂き、見たこともない領域へと着水するルアーの弾道。そして、その直後に訪れる、ロッドを根元から絞り込むような暴力的で、しかし、この上なく心地よい衝撃。その最高の瞬間、あなたはぶっ飛び君115Sというルアーが持つ真の価値を知り、自身のフィッシングキャリアにおける、新たな金字塔を打ち立てることになるでしょう。